「ああっ……ゆ……祐樹っ……大きな……熱い……波がっ……来るっ」
最高に艶っぽい声がルビーの紅さと苺の甘さで無機質な室内を深紅に染めていくようだった。
ただ、祐樹が口で受けるハズの真珠の放埓は弾けなかったが。
しなやかにしなる艶やかな肢体は、祐樹が巻き付けた白い糸が弾けそうなくらいにツンと尖った二つの粒が緑色の検診衣に良く映えていて、物凄く淫らでそして瑞々しい花のように咲いている。
最愛の人は胸の尖りと花園の凝った場所を刺激されると渇いた絶頂を迎えるのも知っていたので、多分そっちだろうと判断した。
その絶頂の時の艶やかで瑞々しい艶っぽさは絶品なので、是非とも見たい。
「聡、立ったままでは辛いでしょう?床に横たわった方が良いと思いますが?」
最愛の人のしなやかな肢体は風に煽られた若木のように撓り続けていた。
その身体を宝物のように床へと導いた。
ふと思い立って、机の上から事務用のハサミを手にして戻った。
「床、寒くないですか?」
紅色に染まった端整な顔とか甘く熱い喘ぎ声を零している艶やかな唇も物凄く綺麗だった。そして祐樹が白い糸で丁寧に巻いた胸の二つの尖りも普段の愛の交歓の時以上に大きくなっているような気がした。まあ、糸で括り出されて強調されているからそう思えたのかも知れないが。
そして、先ほどまで祐樹が口で愛していた場所も虚空にピンと立って可憐に震えては水晶の雫を緑色の生地の上に宿しているのも、そして紅色に染まった形の良い脚も可憐かつ淫らに震えながら祐樹の熱く滾ったモノを待ち望むかのように徐々に開いて行く様子も、何だか散らされるのを期待して待っている花のように綺麗だった。
「冷たくは……ないっ……。それよりも……火照った……身体が、ほどよく……冷えて、気持ちが……良いくらいでっ……」
床の上で弧を描く最愛の人の痴態は、悦楽に煌めいた表情が天使のように清らかで、堕天使のように艶やかだった。
「布地が邪魔だと思いませんか?
いえ、そのままでも充分綺麗なのですが。
そして乾いた絶頂でいつも以上に甘く乱れた聡のお顔を拝見出来るのも随分と久しぶりなような気が致します……」
検診衣が使い捨てだということくらいは最愛の人も知っているのだろう。
紅の花の芯のような首筋が優雅で艶やかな感じで縦に振られた。
ハサミを動かすと、蝶の羽化、いやセミの幼虫が羽化を迎えて妖精の羽のように脆くて神秘的な感じの素肌が徐々に露わになっていく。
「白い糸で括り出された可憐な胸の尖りもとても素敵でしたが、こんなに紅く煌めいている場所には、赤い糸の方がお似合いだと思います。
巻いても良いですか?
聡が嫌がることはしたくないので、先に聞いておきますね……」
ほぼ露わになった紅色の滑らかな素肌に汗とか先端から零れた雫が宿っているのも、そして、セミの抜け殻の――空蝉(うつせみ)と言うらしいが――ように緑色の検診衣が虚ろに床にはだけられているのも紅色の素肌には良く映えている。
「ゆ……祐樹っ……。糸を……巻くのは……構わない……というか、凄く……悦いっ……のだが、もっと……きつく……縛って……欲しいっ……。
ああっ……爪でっ……弾くとっ……こちらにも……響くっ……。それに……触りたくて……」
乾いた絶頂は長く続くことは知っていたので――というか最愛の人に教えてもらった――今も理性は宇宙にまで飛んで行ってしまっているのだろう。
普段は祐樹の許可がない限り絶対に自分の指では開かない花園の門を腰を浮かせて指で開いて中指を極上の花園の中に挿れているのも壮絶に色っぽかった。
何だか、一人きりで自分を慰めている様子を――そういうコトは一切しない人なのは知っていたが――の覗き見しているような興奮も味わえてゾクゾクした。
胸の尖りは白い糸できつく結わえたせいで普段以上に紅さを増して熱さと硬さで疼いているのが見ているだけで分かってしまう。
ルビーよりも深紅に染まった慎ましやかな尖りに赤い糸を巻き付けていくのは心躍る作業だった。
「この程度の強さで良いですか?」
ごくごく小さな側面部のルビーの色に赤い糸が食い込んでいるのも物凄く綺麗で、そして何だか背徳めいた気持ちまでもが昂ってしまう。
S気質だとは自覚しているものの、本物(?)のそういったプレイはしたことがないし、最愛の人にそんな手荒なことをする積りもなかったが――と言っても最愛の人が是非ともと望むならば話は別だったが、多分そういう愛の行為は望まないだろう――そういう遊びに耽ってしまう人種の気持ちも分かるような気がした。
切れ長の澄んだ目から涙を零して紅色の素肌を滴っていくのも物凄く艶っぽくて背筋が震えるほど感じてしまった。
「ゆ……祐樹っ……もっと……強く……結んで……欲しっ……」
紅色に染まった唇が甘くて高い嬌声と息継ぎのために閉じられなくなっているらしく、紅色に染まった薄い唇の端からも銀の糸が滴っている。
「こうですか?それとももっと強くした方宜しいですか……?」
ルビー色に染まった慎ましやかな尖りに祐樹が結わえた赤い糸がきつく絡んでいるのも壮絶に綺麗な眺めだった。ルビーの側面部が赤の糸で括り出されてその色の落差も最高だった。
祐樹の知る限り、尖りを愛され続けていると乳首が大きくなったり形が崩れたりすることが多いのに最愛の人は敏感さと紅の色こそ増したとはいえ、形は元のままの慎ましやかさだった。
そんな無垢な形に赤い糸が食い込んでいるのも物凄くそそられる。
それにしどけなく開いた足の間からは指を出し挿れする微かな音が聞こえている。
その度ごとに甘く蕩けた紅色の艶やかな声が無機質な部屋の空気を愛の空間に変えていくような気がした。
「このくらいの強さで良いですか?何ならもっときつく縛りますが?」
最愛の人のリクエストに応えることの出来る手先の器用さを持っていて本当に良かったと思いながらそう聞いてみた。
--------------------------------------------------
二個のランキングに参加させて頂いています。
クリック(タップ)して頂けると更新のモチベーションが劇的に上がりますので、どうか宜しくお願い致します!!

にほんブログ村

小説(BL)ランキング





最後まで読んで下さいまして有難うございます。
古くからの読者様はご存知だと思いますが、旧ヤフーブログサービス終了でこのブログに引っ越しをしたのですが、何故か古い記事は反映されてませんでした。
だから泣く泣く諦めていたのですが、ミラーブログを作っていたのをすっかり忘れていまして……。
懐かしさの余りエブリスタ様に加筆の上、本編をアップすることに決めました。
今はこんな二人ですが、出会った時のことを知りたいと思った方はこちらからお願い致します。
暇を見つけてチマチマと更新しようと思います。
こうやま みか拝





最高に艶っぽい声がルビーの紅さと苺の甘さで無機質な室内を深紅に染めていくようだった。
ただ、祐樹が口で受けるハズの真珠の放埓は弾けなかったが。
しなやかにしなる艶やかな肢体は、祐樹が巻き付けた白い糸が弾けそうなくらいにツンと尖った二つの粒が緑色の検診衣に良く映えていて、物凄く淫らでそして瑞々しい花のように咲いている。
最愛の人は胸の尖りと花園の凝った場所を刺激されると渇いた絶頂を迎えるのも知っていたので、多分そっちだろうと判断した。
その絶頂の時の艶やかで瑞々しい艶っぽさは絶品なので、是非とも見たい。
「聡、立ったままでは辛いでしょう?床に横たわった方が良いと思いますが?」
最愛の人のしなやかな肢体は風に煽られた若木のように撓り続けていた。
その身体を宝物のように床へと導いた。
ふと思い立って、机の上から事務用のハサミを手にして戻った。
「床、寒くないですか?」
紅色に染まった端整な顔とか甘く熱い喘ぎ声を零している艶やかな唇も物凄く綺麗だった。そして祐樹が白い糸で丁寧に巻いた胸の二つの尖りも普段の愛の交歓の時以上に大きくなっているような気がした。まあ、糸で括り出されて強調されているからそう思えたのかも知れないが。
そして、先ほどまで祐樹が口で愛していた場所も虚空にピンと立って可憐に震えては水晶の雫を緑色の生地の上に宿しているのも、そして紅色に染まった形の良い脚も可憐かつ淫らに震えながら祐樹の熱く滾ったモノを待ち望むかのように徐々に開いて行く様子も、何だか散らされるのを期待して待っている花のように綺麗だった。
「冷たくは……ないっ……。それよりも……火照った……身体が、ほどよく……冷えて、気持ちが……良いくらいでっ……」
床の上で弧を描く最愛の人の痴態は、悦楽に煌めいた表情が天使のように清らかで、堕天使のように艶やかだった。
「布地が邪魔だと思いませんか?
いえ、そのままでも充分綺麗なのですが。
そして乾いた絶頂でいつも以上に甘く乱れた聡のお顔を拝見出来るのも随分と久しぶりなような気が致します……」
検診衣が使い捨てだということくらいは最愛の人も知っているのだろう。
紅の花の芯のような首筋が優雅で艶やかな感じで縦に振られた。
ハサミを動かすと、蝶の羽化、いやセミの幼虫が羽化を迎えて妖精の羽のように脆くて神秘的な感じの素肌が徐々に露わになっていく。
「白い糸で括り出された可憐な胸の尖りもとても素敵でしたが、こんなに紅く煌めいている場所には、赤い糸の方がお似合いだと思います。
巻いても良いですか?
聡が嫌がることはしたくないので、先に聞いておきますね……」
ほぼ露わになった紅色の滑らかな素肌に汗とか先端から零れた雫が宿っているのも、そして、セミの抜け殻の――空蝉(うつせみ)と言うらしいが――ように緑色の検診衣が虚ろに床にはだけられているのも紅色の素肌には良く映えている。
「ゆ……祐樹っ……。糸を……巻くのは……構わない……というか、凄く……悦いっ……のだが、もっと……きつく……縛って……欲しいっ……。
ああっ……爪でっ……弾くとっ……こちらにも……響くっ……。それに……触りたくて……」
乾いた絶頂は長く続くことは知っていたので――というか最愛の人に教えてもらった――今も理性は宇宙にまで飛んで行ってしまっているのだろう。
普段は祐樹の許可がない限り絶対に自分の指では開かない花園の門を腰を浮かせて指で開いて中指を極上の花園の中に挿れているのも壮絶に色っぽかった。
何だか、一人きりで自分を慰めている様子を――そういうコトは一切しない人なのは知っていたが――の覗き見しているような興奮も味わえてゾクゾクした。
胸の尖りは白い糸できつく結わえたせいで普段以上に紅さを増して熱さと硬さで疼いているのが見ているだけで分かってしまう。
ルビーよりも深紅に染まった慎ましやかな尖りに赤い糸を巻き付けていくのは心躍る作業だった。
「この程度の強さで良いですか?」
ごくごく小さな側面部のルビーの色に赤い糸が食い込んでいるのも物凄く綺麗で、そして何だか背徳めいた気持ちまでもが昂ってしまう。
S気質だとは自覚しているものの、本物(?)のそういったプレイはしたことがないし、最愛の人にそんな手荒なことをする積りもなかったが――と言っても最愛の人が是非ともと望むならば話は別だったが、多分そういう愛の行為は望まないだろう――そういう遊びに耽ってしまう人種の気持ちも分かるような気がした。
切れ長の澄んだ目から涙を零して紅色の素肌を滴っていくのも物凄く艶っぽくて背筋が震えるほど感じてしまった。
「ゆ……祐樹っ……もっと……強く……結んで……欲しっ……」
紅色に染まった唇が甘くて高い嬌声と息継ぎのために閉じられなくなっているらしく、紅色に染まった薄い唇の端からも銀の糸が滴っている。
「こうですか?それとももっと強くした方宜しいですか……?」
ルビー色に染まった慎ましやかな尖りに祐樹が結わえた赤い糸がきつく絡んでいるのも壮絶に綺麗な眺めだった。ルビーの側面部が赤の糸で括り出されてその色の落差も最高だった。
祐樹の知る限り、尖りを愛され続けていると乳首が大きくなったり形が崩れたりすることが多いのに最愛の人は敏感さと紅の色こそ増したとはいえ、形は元のままの慎ましやかさだった。
そんな無垢な形に赤い糸が食い込んでいるのも物凄くそそられる。
それにしどけなく開いた足の間からは指を出し挿れする微かな音が聞こえている。
その度ごとに甘く蕩けた紅色の艶やかな声が無機質な部屋の空気を愛の空間に変えていくような気がした。
「このくらいの強さで良いですか?何ならもっときつく縛りますが?」
最愛の人のリクエストに応えることの出来る手先の器用さを持っていて本当に良かったと思いながらそう聞いてみた。
--------------------------------------------------
二個のランキングに参加させて頂いています。
クリック(タップ)して頂けると更新のモチベーションが劇的に上がりますので、どうか宜しくお願い致します!!

にほんブログ村

小説(BL)ランキング


最後まで読んで下さいまして有難うございます。
古くからの読者様はご存知だと思いますが、旧ヤフーブログサービス終了でこのブログに引っ越しをしたのですが、何故か古い記事は反映されてませんでした。
だから泣く泣く諦めていたのですが、ミラーブログを作っていたのをすっかり忘れていまして……。
懐かしさの余りエブリスタ様に加筆の上、本編をアップすることに決めました。
今はこんな二人ですが、出会った時のことを知りたいと思った方はこちらからお願い致します。
暇を見つけてチマチマと更新しようと思います。
こうやま みか拝




