腐女子の小説部屋

創作BL小説を綴っています。ご理解の有る方【18歳以上】のみ歓迎致します 申し訳ありませんが書く時間を最優先にしたいのでリコメは基本的に致しません。 要望・お礼などは「日記」記事でお応えしますが、タイムラグがあることも多いです。

2025年06月

【お詫びとご報告】

ブログ記事が読めなかった件について

こんにちは。

いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


先日公開した記事について、リンクをクリックしたにもかかわらず「ページが表示されない」「アクセスできない」といった現象が一部の環境で発生していたようです。

大変申し訳ありませんでした。


実は、WordPressにはまだ不慣れでして……。自分では「公開したつもり」になっていたのですが、どうやら設定がうまく反映されていなかった可能性があります。

キャッシュの影響なのか、私の環境では問題なく表示されていたため、すぐに気づくことができませんでした。


今後はこのようなことのないよう、気をつけてまいりますが、なにぶんパソコン音痴なものでして……。もしかするとまたご不便をおかけしてしまうかもしれません。

もし「えっ?」と驚かれた読者様がいらっしゃいましたら、深くお詫び申し上げます。


新しい環境での更新作業に四苦八苦しておりますが、それでも読んでくださる皆様のおかげで、日々励みになっております。

どうか、これからも温かく見守っていただけましたら幸いです。


今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


 こうやま みか拝




多分これで最新記事に到達出来るハズ……。

気分は下剋上 叡知な一日 30

「祐樹……、この二人だけの愛の空間……。本当にこの屋上が最も高いのだな……。祐樹の高校の屋上もこんな感じだったのか?」
 キスの合間に紡がれた、艶やかな中にも無垢さを含んだ言葉が紡がれている。最愛の人の高校時代も教室から出ることもなく読書をしているか、定期テストが近づいてきた時に「教えて」と言ってきた生徒に懇切丁寧に何でも教えたということは聞いていた。体育で運動場や体育館に、または理科実験室などには移動しただろうが、授業に関係のない屋上には近づかないタイプだったような気がする。
「だいたいこんな感じでしたよ」
 最愛の人の瞳に宿る色が変わった。欲情の紅いルビーではない。それはむしろ、祐樹の過去に触れたいという探求心が具現化したようなダイヤモンドのように透き通った、知の煌めきだった。
「――だったら、祐樹と見て回りたいな……、祐樹が執刀医として術前カンファレンスに臨む時、祐樹はロングの白衣を着るだろう?あの姿は風を纏ったように白衣が揺れて、祐樹の歩みはほとんど舞うようで……目を奪われてしまう」
 祐樹と絡め合わせている最愛の人の視線が不意に逸れた。
「……私も術前カンファレンスに向かう途中だったのだが、ついつい祐樹の空を舞うような歩みと翻る白衣に見惚れてしまっていたことが何度もあるのだ……」
 誇らしさと、わずかな自責の念を帯びたようなその声が、屋上の風にさらわれて消える。まるで何かを許してほしいと告げるような、けれども、やはり誇りを隠し切れない眼差しだった。祐樹は何も言わず、繋いだ指をスライドさせて最愛の人の指先を握った。その手は、かつてメスを持つときに見た時よりも静謐で、揺らがないものだった。
「貴方ほどではないですが、私も白衣が板につくというか……、馬子にも衣裳、という感じは、少しだけ薄れてきたかもしれません。貴方こそ白衣を颯爽と翻して歩く姿は……なんというか……本当に映画のワンシーンみたいで。BGMがついていないのが、不思議なくらいです」
 最愛の人と指の付け根まで絡ませて、そして彼が顔を上げるたびにキスをしながら歩くだけで、なんの変哲もない屋上の風景が、まるで薔薇園のように感じられる。それはきっと愛という魔法のせいなのだろう。
「そうか……。ちなみに何の曲なのだろう?モーツァルトのレクイエムでないことを祈るのだけれど……」
 最愛の人の柔らかな笑い声がまるで花火のように、夜の闇を一瞬照らして溶けていくようだった。
「クラシックはあまり知らないのですが……、強いて言うならドビュッシーの『月の光』でしょうか。私が第一助手を務めていた時の、貴方の手術前には、クラシックではないですが『パリは燃えているか』が流れているような気がしましたよ。あの旋律に、貴方の手が乗っていたように感じたことが……何度もありました。今となっては、懐かしい思い出です」
 最愛の人は何も言わず、指の力を強くした。まるで静かに火が燃えていくような、あの旋律と最愛の人の手技。その両者が重なっていた記憶は、祐樹の中で今も消えていない。
「あ!祐樹、『大』の字がかろうじて見えるな……」
 しなやかな長い指が弾むように山へと向けられる。
「ああ、大文字の送り火の時の……」
 祐樹は無神論者だし、大文字焼きの日は人混みが物凄いので苦手だった。
「祐樹、この鍵はいつまで借りられるのだろう?」
 明らかに期待に弾んだ声だった。
「具体的な時期は杉田弁護士に聞いてみないと分からないですが、大規模な修繕工事らしいですので数か月はかかるらしいです」
 隣を歩む最愛の人は白薔薇のような笑みを浮かべている。
「建築業界のことはよく知らないのだけれども、お盆は工事も休みなのではないか?」
 最愛の人の怜悧な声が温度を上げているような感じだ。
「祐樹さえよければ、杉田弁護士に頼んで『送り火』の日もここに来ないか?(さかずき)に『大』の字の炎を写して飲めば、無病息災や長寿・厄除けなどが約束されるらしい。私一人で長生きする意義はまったく見出せないが、祐樹と二人ならずっとこうしていたいので――祐樹も知っているだろう、私の住んでいたアパートは。あそこからだと全く見えない。といっても別に見たいとも思わなかったのだけれども。ただ隣のお婆さんが、病に臥せる母と私だけの暮らしを気にかけて、煮しめや白和えを届けがてら『火を盃に写して飲むんやで』と教えてくれたのだ。当時は母にその(さかずき)に写したお酒を飲ませたいと思っていた……」
 最愛の人のお母様思いは知っていた。幼い頃の無念さも理解できる。
「分かりました。『送り火』の日に、またここで――誓いのキスを」
 祐樹がフェンスにもたれかかると不穏な音がしてギョッとした。




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ブログ移転のお知らせ

いつもご覧いただきありがとうございます。 これまでブログの更新はパソコンで行っていたため、スマホでの表示について深く意識していませんでした。 ところが先日、珍しくスマホから自分のブログを見てみたところ、うっかり広告をタップしてしまい、まったく興味のない外部サイトに二度も飛ばされてしまいました。正直、かなりイラッとしました……。 これはきっと、読者の皆様も同じような経験をされているのではないかと思い、作品世界への没入感を少しでも高めるため、思い切ってlivedoorブログからWordPressへ移行することを決心いたしました。 ▼新しいブログはこちらです▼




 大変急なお知らせとなってしまい恐縮ですが、引き続きこちらで続きをお楽しみいただけましたらとても嬉しいです。 --- なお、これまでにいただいた読者様のコメントは、私にとってかけがえのない宝物です。 そのため livedoorブログは記念として残しておきますが、今後は閲覧や更新の予定は一切ございません。 ご案内や新しいお話はすべてWordPress側でお届けいたしますので、どうかそちらをご確認いただければ幸いです。 では、読者様、新しい場所でも出会えることを祈って。    こうやま みか拝

気分は下剋上 巻き込まれ騒動 74

「あ!オレ、いや私までも真殿教授は、とても不本意そうな顔で、『なぜFacebookをしないのか』と言ってきたことがあります。まだ医局にいた頃です。大喧嘩をする前も一触即発といった感じが漂っていたのですが、それでも誘ってくるのですから、イエスマンばかりの医局員は皆Facebookのアカウントを持っていると思います」
 呉先生が棘のあるスミレといった笑みを浮かべている。
「――これは非常に興味深いですね」
 スマホの画面を一度タップし、わざとらしく光の角度を変えると、まるで鑑定中の美術品でも扱うように目を細めた。過剰な芝居にはなんだか既に慣れた気がする。そろそろ耐性がついてきた気がする。薬剤耐性と同様に最初が一番効くというのと一緒なのだろうか。
「どのような発見をされたのですか?」
 律儀で真面目な最愛の人が何だか義務のように聞いている。
Facebookの友達一覧ですが、精神医学会の錚々たる重鎮方のお名前がずらりと並んでいます……が」
 一拍、わざと息を飲むような()を置き、口角だけをわずかに吊り上げる。
「おやおや、『友達』なのはどうやら一方的なようですね。『フォローバック』――Facebookでは『相互承認』でしたか?……見事にゼロ。……これではさながら、招かれざるサロンの客といった風情です。形式だけの付き合いも、相互性を欠けば、ただの哀れな独演会ですからね」
 アルマーニに包まれた広い肩を大仰に竦めてさらに口角を上げている。無駄に整った男らしい顔だけにその酷薄さはまるで、毒を含ませた万年筆のペン先が笑っているようだった。
「ということは、精神医学会からスルーされているということですか?曲がりなりにも『教授職』なのに?」
 祐樹は思わず耳を疑った。最愛の人も、そして呉先生も、にわか雨に打たれた花のように、戸惑いを隠せずにいた。森技官はというと、まるで「ワトソン君、いい線だ」とでも言いたげに祐樹に向かって重々しく頷いてみせた。今にもパイプでも咥えそうな雰囲気の笑みだった。コカインではないだけマシだと思うことにしよう。
「何だか深掘りしたら面白そうだな。オレは、真殿教授の全ての投稿に『いいね』だっけか?それが付いているかを見ることにする!」
 最愛の人は先ほどのA4の紙の備考欄の上に「精神医学会から認められていない教授」と書き込んでいる。
「わっ!!」
 呉先生がスマホを床に落としたのを祐樹が拾い上げた。
「大丈夫ですか、画面割れていないですか?」
 何気なくスワイプすると、初期設定そのままの画面が切り替わり森技官の、絵画のように端整な寝顔が現れた。
「え?」
 小さく呟いただけなのに、最愛の人が顔を上げて祐樹の手元を見た。彼も森技官の寝顔――頬にかかる漆黒の髪とわずかに緩んだ口元。最愛の人はそれを見て、まるで春の陽だまりに咲いた花のような笑みを浮かべている。「――いい写真ですね」声に出すことなく、そう言っているのが分かるようだった。呉先生は祐樹と最愛の人の表情を見て察したのだろう。まるで、晴天の霹靂に打たれ、慌てふためいたスミレのようだった。
「いったい何があったのですか?」
 森技官の男らしく整った眉間にシワを寄せてテーブルを回り込んできた。手にスマホを持ったままなのがきっとプロ意識なのだろう。普段から問題のある病院に派遣の皮膚科の医師として潜入捜査をしているだけに、証拠品は手放さない習慣がしみついているに違いない。
「いや!何でもなくて……」
 森技官は唇をふっと弛めた。
「何でもない人がそんなに慌てないでしょう。田中先生、即座にスマートフォンを渡しなさい!!」
 森技官の声音には一切の余地がなかった。祐樹は、有無を言わせぬ圧に気圧され、条件反射のように手を差し出してしまった。
「その、それは、そのう」
 何だか動詞の活用形かと思うほどの語彙しか口に出していない呉先生を横目に、その画面を見た森技官はCMに出てくる俳優さんのような満面の笑みを浮かべている。
「いつ撮ったのですか?……もっとアングルを決めて『男前』に撮ってくださればよかったのに」
 口では不満そうに言いながらも、その眼差しは明らかに愛情に満ちていて、呉先生をまっすぐに見つめていた。
「だってさ、どこかの大学病院長から依頼を受けてハケンの皮膚科医として潜入したり、徹夜してまで法案作成の仕事をしてたりするだろ?そういう時にさ、電話なんてできないから、このスマホを見て眠りにつくんだよ!悪いか!?」
 呉先生は、まるで窮鼠猫を噛む勢いで叫んだ。それは自白というには切実過ぎて、もはや愛の告白だと祐樹には思えた。そして最愛の人も祝福するかのような笑みで二人を見ていた。
「愛されているのはとっくに存じていましたが、まさかこれほどまでとは思いませんでした。嬉しすぎて声も出ないです。あの真殿教授の精神医学会の隔離っぷりを見たでしょう?やはり真殿教授ではダメなのです。ね!スイートハニー」
 「嬉しすぎて声も出ない」とか言いながら、よくもまあペラペラと話せるなと森技官の矛盾に可笑しくなった。
「わっ!!ここは香川教授と田中先生の家なんだぞ!!そういうことは二人きりになってからしろよ!!」
 抱きしめようとした森技官は呉先生の必死の抵抗に遭っている。華奢な肘が森技官の手を思いっきり弾くとその勢いでスマホが綺麗な放物線を描いて床へと飛んだ。




この物語の続きは下記リンク先で綴っています。読んでくだされば嬉しいです!!



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気分は下剋上 叡知な一日 29

「――先に答えを言ってしまったら、興が削がれるでしょう?」
 最愛の人の薄紅色の唇を祐樹の唇で封印した。そしてサマーセーターを着ていても先ほどピーチフィズを零したせいで可憐に尖った胸を指先で弾いた。愛の交歓の前奏曲としてはちょうどいいだろう。このエレベーターの監視カメラの死角は把握済みだった。その上、このビルは祐樹を含め客層がいいとはいえないためにカメラの画角が狭くなるように設置されている。最愛の人は、そういった裏事情まで知らないだろうが。
「ん……っ」
 まるで咲きかけの薔薇のような嬌声がたまらなくいい。
「ゆ……祐樹。カメラがあるので……」
 口では抗いながらも肢体は、祐樹の指をもっと欲しがるように、綺麗な弧を描いて祐樹に身を寄せた。その様子もたまらなく淫らで、そして美しかった。理性を手放しかけて情欲の衝動に身を任せつつある最愛の人は、花咲く寸前の芍薬のようだった。ピーチフィズの甘い残り香が二人の間の緊張をさらに甘く、濃くしていく。ガタン……と金属が軋む音とともに、エレベーターはゆっくりと上下の動きを止めた。
「黙ってついて来てくださいね……」
 この階は営業している店がないらしく、非常口と書いた緑色の灯かりだけが頼りだった。祐樹は最愛の人の手を取り、指の付け根まで絡み合わせた。
「このビル全体が廃墟みたいな印象を受けますね。二人して世界から取り残された、そんな印象です」
 最愛の人は祐樹の指を強く握った。
「祐樹と一緒なら、廃墟だろうと、人類が滅びても……私としてはどうでもいいと思える」
 最愛の人の紡ぐ愛の言葉はいつでも祐樹の心を直撃する破壊力を持っている。静謐な声だったが夜空に凛と咲くクリーム色の花のような感じが滲んでいた。「Staff Only」と書かれたドアの前に着くと祐樹は杉田弁護士から預かっていた鍵を取り出した。
「え?いつの間にそんなカギを入手したのだ?」
 ドアを開けて賓客をエスコートするように――いやそれ以上に丁寧に、祐樹は最愛の人の背にそっと手を添え、屋上エリアへと導いた。
「実は杉田弁護士から鍵を預かったのです。先ほどのエレベーターからも分かるようにビル全体が老朽化していて、大規模改修工事をするらしいです。このビルのオーナーはもう八十歳を超えていて、すべて顧問弁護士でもある杉田弁護士に任せているようです。そのお陰で私にこの鍵を貸してもらえました」
 白く艶めいた首が納得したような感じで微かに揺れた。ただそれだけの動作なのに、祐樹には銀の粉をまいたような錯覚をしてしまう。
「祐樹は覚えていてくれたのだな?学校の屋上で話したり……そして抱き合ったりするのが憧れだったという私の言葉……」
 最愛の人はまるで胸の奥に隠していた紅い薔薇が、そっと花弁を綻ばせたような――そんな美しさだった。他人には決して見せない柔らかさ、それを祐樹だけが見ることを許されていると思うと、ただ静かにその姿を見つめていたくなる。最愛の人の中に咲くその花の熱が、ひどく愛おしかった。
「ご存知のように京都は建築物の高さに制限がありますよね。屋上の雰囲気も味わえるかと思います。また大阪のホテルと異なって私たちの愛の交歓に耽っている姿を誰かに見られる不安はないです。私も屋上に来たのは初めてですが、高校の屋上もこんな感じでした。何の飾り気もないのに、どこか意味ありげな空間。私もそれほど高校の屋上に行ったことはないのです。たいていは煙草を吸うようなヤンキーがたむろっていましたから」
 祐樹の出た高校は、京都府の日本海側にある公立校だった。京都市内ほど学力で明確に振り分けられるような厳しさはなかった分、色々な生徒がいた。当然のように、屋上で煙草を吸うヤンキーもいたし、正直、教師も見て見ぬふりをしていた気がする。
「そうなのか?屋上といえども学校で煙草を吸う生徒がいたのか?」
 最愛の人の瞳がふいに見開かれる。その奥には、夜明け前の星のように透き通った煌めきが宿っていた。世俗の汚れにまだ触れたことのない光――祐樹は、その眼差しがひどく眩しい。もっと眺めていたいような、そしてすぐにでも艶めいた光を灯したいという二律背反の気持ちだった。祐樹はドアを背にして立っており、最愛の人はその横に佇んでいる。
 そして、最愛の人の雄弁な眼差しが、「エレベーターの中の続きを――」と密やかな愛の信号を祐樹に送ってきた。この屋上に誰も入って来られなくなるように、金属製のサムターンを回した。重厚な金属音を立てた、その二人きりの合図が愛の交歓を告げる音のように聞こえた。
「これで、完全に二人きりですよ、聡」
 最愛の人の耳朶まで愛撫するかのように掠れた低い声を注ぎ込んだ。その言葉で彼の愛用している柑橘系のコロンの香りがふっと濃くなったような気がした。




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