「待ってはいたが、この恰好は……。祐樹が一時間後に着くとメールをくれたので、まだ考える時間が残されていると思って服を脱ごうとしていただけだ……」
純白のワイシャツに解いた鮮やかな紺色と白のストライプのネクタイがただ纏わりついているだけの、確かに着替え中というのに相応しい姿だったが、艶やかな緋色の煌めきを宿す眼差しや――恐らくは少しでも印象を変えようとするために――下した前髪とか八重桜の濃艶さを想起させる瑞々しい笑みも「密会」には相応しい。
「会いたくて逢いたくて。そしてこの腕の中に抱き締めたくて堪らずに……逸る気持ちを抑えきれずに参りました」
しなやかな肢体を強く抱きすくめて甘く熱い口づけを交わす。唇や舌で熱烈な愛の行為を行っている感じで。
ひとしきり甘い口腔を味わって唇を離すと二人の接吻の激しさの余韻のように細い銀色の橋が二人の唇を甘く繋いでいた。
「祐樹……私も逢いたかった」
濡れた唇が紅色の花のように綻んで切実な甘い言葉を紡ぐ。
「服はそのままで良いですので、鏡の前にいらして下さい」
女性の身支度用なのか室内には大きな鏡が設えてあって、愛の小道具としても使えそうだ。
シルクのネクタイが淫らな蛇のように純白のワイシャツに絡み付いているのも、そして慎ましやかな二つの尖りが祐樹の愛撫を待ち焦がれているように布地を押し上げてツンを存在を主張しているのも清廉な淫靡さが際立っている。
それに普段の凛とした歩き方ではなくて花園の奥の火照りを持て余したような感じで着衣に包まれている足の運びもどこか蕩けたような甘さが薫り立つような蠱惑に満ちた眺めだった。
濃い紅色の粉を振りまくような優雅で艶やかな歩みや、散らされるのを待つ大輪の花のようなしなやかな肢体に見惚れる。
「鏡で、愛されているご自分の艶姿を御覧になって目でも確かめて下さい。鏡に手を付いても構いませんから」
背後から抱き締めて両の尖りを二本の指でそれぞれ摘まんで強く捩じった。
「ああ……祐樹……。もっと」
鏡ではなくて、祐樹の首と肩に縋って薔薇色の濡れた嬌声混じりの声を零す唇が細く長い首筋を捩じって祐樹の唇へと押し当てられた。
硬く尖った狭い側面部を指で強く摘まんで括り出すように前後に揺する。同時に先端部を軽く強く転がした。
純白のシャツが祐樹の指の動きで紅色の小さな花を咲かせたような瑞々しさで咲き誇った感じで甘い硬度が増していく。
「ゆ……祐樹って……直接……触って……」
甘い息が発火しそうな喘ぎ声で濡れていく。
「雪に包まれたような紅い花の風情も……、ルビー色の煌めきとは別な趣きがあるので、しばらくはこのままで……」
紅く布地を押し上げている場所を祐樹の指全部で強く擦ると更に紅を濃くした小さな尖りが蠱惑的な艶やかさを鏡に映しだしている。
しかも撓る背中が祐樹の手に押し付けられて更なる愛の仕草を強請る艶やかさに満ちてしなやかに反った。
「ご自分で窮屈な着衣を寛げて下さい。
愛の交歓の痕跡を素肌にも、服にも残してはならないのですから」
鏡に映った八重桜の妖艶さを彷彿とさせる最愛の人の乱れた表情とか、指の動きの隙間から覗く濃い紅色の尖りなどと共に最愛の人の下半身も甘く乱れていたので。
紅色の細く長い指が甘く震えてベルトを外して着衣を乱しては紅色に濡れた素肌を露わにしていくのも、濃い紅色と銀の粉を撒いたように綺麗だった。
シャツとネクタイだけを纏った濡れて薫り立つ素肌が、色香だけを纏った肢体よりも背徳感に彩られた感じがする。
育ち切った先端部分から水晶の雫が煌めきながら床に墜ちていくのも。
「左手の指を私の唇に当てて下さい」
硬度を増した胸の尖りを小刻みに弾いて、甘く蕩けた慎ましやかな声を上げる最愛の人の唇からは花の蜜のような滴りが絶え間なく零れ落ちて滑らかな紅色の素肌を更に濡らしていくのも祐樹だけに許された高原の花のような絶景だったが。
「この指輪……いっそ外してしまいたいです……」
右手の薬指ごと指輪を甘く噛むと甘く濡れた声と撓る背筋が祐樹の身体へと甘い重さで押し付けられた。
歯と舌で紅色の指を、そして手は純白の布を真紅に押し上げている胸の尖りを愛すると、一際しなやかな肢体が若木の瑞々しさで撓んだ。
「ああっ……ゆ……祐樹……。とても……悦いっ……。
頭の中で……ルビーが……爆ぜては……炎で甘く燃えている……感じで……。
ただ、歯の痕は付けないで……欲しっ……。人に……見られると……困るのでっ……」
悦楽には甘く脆い肢体の弱点は当然熟知している。皮膚が薄い指もそのうちの一つなのは確かだったが、ただ三日も残るような情痕を刻む強さではないのは最愛の人も分かっているハズで、それでもそう言ってくれたのは祐樹の「密会ごっこ」に付き合ってくれたからだろう。
「ご褒美を差し上げないといけませんね……。愛する聡のために」
すんなりと伸びた足が開いた角度を扇のように広げて祐樹の身体を誘うように小刻みに動いているのもこの上もなく淫らでそして無垢な美しさを帯びていた。
ただ、最愛の人の期待とは異なる動きをするのも愛のスパイスだろう。
純白のワイシャツに解いた鮮やかな紺色と白のストライプのネクタイがただ纏わりついているだけの、確かに着替え中というのに相応しい姿だったが、艶やかな緋色の煌めきを宿す眼差しや――恐らくは少しでも印象を変えようとするために――下した前髪とか八重桜の濃艶さを想起させる瑞々しい笑みも「密会」には相応しい。
「会いたくて逢いたくて。そしてこの腕の中に抱き締めたくて堪らずに……逸る気持ちを抑えきれずに参りました」
しなやかな肢体を強く抱きすくめて甘く熱い口づけを交わす。唇や舌で熱烈な愛の行為を行っている感じで。
ひとしきり甘い口腔を味わって唇を離すと二人の接吻の激しさの余韻のように細い銀色の橋が二人の唇を甘く繋いでいた。
「祐樹……私も逢いたかった」
濡れた唇が紅色の花のように綻んで切実な甘い言葉を紡ぐ。
「服はそのままで良いですので、鏡の前にいらして下さい」
女性の身支度用なのか室内には大きな鏡が設えてあって、愛の小道具としても使えそうだ。
シルクのネクタイが淫らな蛇のように純白のワイシャツに絡み付いているのも、そして慎ましやかな二つの尖りが祐樹の愛撫を待ち焦がれているように布地を押し上げてツンを存在を主張しているのも清廉な淫靡さが際立っている。
それに普段の凛とした歩き方ではなくて花園の奥の火照りを持て余したような感じで着衣に包まれている足の運びもどこか蕩けたような甘さが薫り立つような蠱惑に満ちた眺めだった。
濃い紅色の粉を振りまくような優雅で艶やかな歩みや、散らされるのを待つ大輪の花のようなしなやかな肢体に見惚れる。
「鏡で、愛されているご自分の艶姿を御覧になって目でも確かめて下さい。鏡に手を付いても構いませんから」
背後から抱き締めて両の尖りを二本の指でそれぞれ摘まんで強く捩じった。
「ああ……祐樹……。もっと」
鏡ではなくて、祐樹の首と肩に縋って薔薇色の濡れた嬌声混じりの声を零す唇が細く長い首筋を捩じって祐樹の唇へと押し当てられた。
硬く尖った狭い側面部を指で強く摘まんで括り出すように前後に揺する。同時に先端部を軽く強く転がした。
純白のシャツが祐樹の指の動きで紅色の小さな花を咲かせたような瑞々しさで咲き誇った感じで甘い硬度が増していく。
「ゆ……祐樹って……直接……触って……」
甘い息が発火しそうな喘ぎ声で濡れていく。
「雪に包まれたような紅い花の風情も……、ルビー色の煌めきとは別な趣きがあるので、しばらくはこのままで……」
紅く布地を押し上げている場所を祐樹の指全部で強く擦ると更に紅を濃くした小さな尖りが蠱惑的な艶やかさを鏡に映しだしている。
しかも撓る背中が祐樹の手に押し付けられて更なる愛の仕草を強請る艶やかさに満ちてしなやかに反った。
「ご自分で窮屈な着衣を寛げて下さい。
愛の交歓の痕跡を素肌にも、服にも残してはならないのですから」
鏡に映った八重桜の妖艶さを彷彿とさせる最愛の人の乱れた表情とか、指の動きの隙間から覗く濃い紅色の尖りなどと共に最愛の人の下半身も甘く乱れていたので。
紅色の細く長い指が甘く震えてベルトを外して着衣を乱しては紅色に濡れた素肌を露わにしていくのも、濃い紅色と銀の粉を撒いたように綺麗だった。
シャツとネクタイだけを纏った濡れて薫り立つ素肌が、色香だけを纏った肢体よりも背徳感に彩られた感じがする。
育ち切った先端部分から水晶の雫が煌めきながら床に墜ちていくのも。
「左手の指を私の唇に当てて下さい」
硬度を増した胸の尖りを小刻みに弾いて、甘く蕩けた慎ましやかな声を上げる最愛の人の唇からは花の蜜のような滴りが絶え間なく零れ落ちて滑らかな紅色の素肌を更に濡らしていくのも祐樹だけに許された高原の花のような絶景だったが。
「この指輪……いっそ外してしまいたいです……」
右手の薬指ごと指輪を甘く噛むと甘く濡れた声と撓る背筋が祐樹の身体へと甘い重さで押し付けられた。
歯と舌で紅色の指を、そして手は純白の布を真紅に押し上げている胸の尖りを愛すると、一際しなやかな肢体が若木の瑞々しさで撓んだ。
「ああっ……ゆ……祐樹……。とても……悦いっ……。
頭の中で……ルビーが……爆ぜては……炎で甘く燃えている……感じで……。
ただ、歯の痕は付けないで……欲しっ……。人に……見られると……困るのでっ……」
悦楽には甘く脆い肢体の弱点は当然熟知している。皮膚が薄い指もそのうちの一つなのは確かだったが、ただ三日も残るような情痕を刻む強さではないのは最愛の人も分かっているハズで、それでもそう言ってくれたのは祐樹の「密会ごっこ」に付き合ってくれたからだろう。
「ご褒美を差し上げないといけませんね……。愛する聡のために」
すんなりと伸びた足が開いた角度を扇のように広げて祐樹の身体を誘うように小刻みに動いているのもこの上もなく淫らでそして無垢な美しさを帯びていた。
ただ、最愛の人の期待とは異なる動きをするのも愛のスパイスだろう。
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すみません、リアルで少しバタバタする事態になってしまったので、更新お約束出来ないのが申し訳ないです!!
最後まで読んで下さいまして有難う御座います。
こうやま みか拝