父が亡くなったのは、前ヤフーブログでお知らせしたと思います。

 お葬式なども一段落して遺品整理の段階になりました。

 テレビで放映している「某~鑑定団」に良く出てくるように何だか良く分からないモノをコレクションしていた父です。「何でこんなガラクタにお金出すかな?」的なものがたくさんあります(笑)

 まあ、私のブランド好きも生前は「何でこんなに高いモノを買うのか?」と言われていましたが。

 結局、好きな物はそれぞれなのだということで(笑)

 ただ、部屋いっぱいに有るガラクタの中でお金になりそうなモノは金貨くらいしかなかったです。ウチは法定相続人が4人(母・私・弟2人)という至ってシンプルな家庭で相続税も掛からない程度のこじんまりした家です。母は「四等分しましょう!」と言っていました。ちなみに法律では妻3分の2、子供三人なので6分の1ずつなのですが、相続人の同意でそうなりました。

 で、そんな金貨とかもう60年以上前に韓国に行った時に買ってきたカルティエのライターくらいしか金目のモノはなかったです。

 売ったら幾らくらいになるのかもサッパリ分かりません。

 以前、10万円金貨について母がどっかの質屋さんに聞いたら「10万円は10万円です!」とプレミアなどは付いていない模様でした。

 ただ、ガラクタの中には切手も有ったり、金貨だけではなくて伊藤博文や岩倉具視のお札も有ったり今は流通していない小銭が大きな箱にパンパンに詰め込まれていたりで全く価値が分かりませんでした。

 しかし、遺品整理=お金に替える役目は、母と何故か私の役目……。

 小銭(古銭)の箱とか滅茶苦茶重い!嵩張る!!運ぶのなんて到底無理!!!

 私がグーグルで検索したところ「バイセル」さんの出張見積もりというのが有ったので、母に「これに頼まない?」とアイパッドでサイトを見せました。

 しかし、母の従姉妹は「着物買い取ります」のチラシに惹かれて家に業者を呼んだところ、お嫁入りの時に持ってきた着物をちらっと関心無げに見た直後「貴金属とか宝石は有りませんか!?」と熱心に聞いて来て(ああ、こっちが目的ね!)と思ったらしいです。

 ただ、その従姉妹は空き巣に入られて宝石箱の宝石は真珠のネックレスを除いて皆盗られていたという痛ましい事件に遭ったので、宝石や貴金属は一切ナイという。

 何か、真珠のネックレスは空き巣さんにも市場価値がないのだそうです。それはともかく「空き巣に入られて無いものはない!!」と本当のことを言ってもなかなか帰ってくれず、結局は「警察呼びます」と言って帰ってもらったという体験をしています。

 その話を聞いていた母は「家に呼ぶのは怖い!!」と言っていたのですが「私も居るし、スマホには最寄りの警察署の電話番号を表示させておくので、イザとなったらそれをタップするから!!」と説得して来てもらいました。電話して次の日に来て頂くという素早さでした。

 

 そして、約束の日時ピッタリに家に来られたバイセルの方は、丁重かつ親切な感じで身分証明書を出して、先ず「禁止事項の説明」「クレームはこちらへ」「クーリングオフ制度について」などの紙を下さって、そこからスタートしました。

「着なくなった着物などを、最近流行りの「断捨離」で手放そうかと考えて、ついでに少しでもお金になればと思う高齢者の方に付けこんで玄関に上がり込みダイアとか金プラチナを出させる業者は確かに存在します。そういう業者と弊社との違いを分かって頂きたいのです」とテキパキと感じよく仰って下さいました。

 まずは金貨をお見せしたら、「これとこれ、そしてこれは10万円以上の値段が付きます。あとは、残念ながら額面通りでしかお引取りは出来ません」と具体的な金額をササっと計算して下さいました。

 そして値段が付く金貨はそれぞれの金額を紙に書いて下さるという丁寧さでした。

 そして切手も同様でしたが、残念ながら額面以上の値段になるモノはなくて……。

 ま、天然ボケ&切手コレクターではなかった父らしい微笑ましいエピソードですが。

 私は切手とか金貨はサッパリ分からないものの、自分が持っているブランド物の(といっても目の玉が飛び出るほどのモノは持っていない)相場は一応知っていました。ネットオークションとかメルカ〇とかは覗いています。

 しかし(梱包の手間とか一々発送するの面倒だよな!)と思っている超絶ものぐさ人間です!!←威張れることか……。

 金貨は3点ほどプラスアルファが付くことが分かったのですが「相見積」(=異なった会社(店舗)で三社くらい見て貰って相場を知る)ことの重要さも母も私も知っていたのでその場では売りませんでした。しかし、断っても感じのいい笑顔で対応して下さいました。

 そして私のブランド物なのですが「この際なので売ってしまおう!」と使ってないモノを見て貰ったのですが、ヴィトンの財布バック、そしてキーホルダー(全部今は使っていない)と貰いものの新品エルメスのケース入り櫛を見て貰いました。

 丁寧な手つきで念入りに見て貰った結果、ヴィトンのモノは全て(送料を考えればメル〇リで出すよりも高かった!!)価格を提示されたので、売ってしまいました!!どうせ使わないのでお小遣いになって良かったです♪♪ちなみに諭吉さんを今使っている財布に迎えることが出来ました!!

 「エルメスの櫛は残念ながら需要がないので……」と言われたのですが、私も「エルメスはエルメスでも櫛なんて誰が使うんだ!?」と貰った時から思っていたので納得です。

 ちなみに60年前のカルティエのライターも同じ理由でパスされてしまいましたが、確かに古びているし、ダメだろうな……と思っていましたので納得です。

 玄関先に出していたのはこれだけでしたが(母の宝石類とかは当然母のモノなので遺品売却という当初の目的とは異なります)「宝石とか貴金属は有りますか?」とかは全く言われず、もちろん着物にも一切言及が有りませんでした。

 コンプライアンスのしっかりとした会社だな!!と思った上に仕舞い込んでいたヴィトンがネットよりも高く売れたのでお財布にも余裕が出来ました♪♪

 有難うございます!バイセルさん。次の機会が有ったら是非家に呼ぼうと思っています。
 また、気軽に家に呼んで相談して、値段に納得すれば売ってしまおうと思っています♪