腐女子の小説部屋

創作BL小説を綴っています。ご理解の有る方【18歳以上】のみ歓迎致します

学会準備編~震災編の後~

気分は下剋上 学会準備編 433

「肥大したら、そうなるようですが……。といっても怪しげなゲイ雑誌なので医学的な根拠には乏しいかと……。都市伝説的に尤もらしく書かれただけかも知れませんし……。
 万が一、あくまでも万が一ですが、その記事が本当だったとしても、聡の場合はこのルビーよりも紅く煌めく尖り」
 そう言いながら強く指で弾いた
「あっ……。そうされると……焼きティラミスの甘さではなくて……背筋から花園に……かけて……甘くて熱い……電流が奔ってしまう……」
 撓った肢体にくっきりと浮き出た鎖骨の窪みを甘く噛んだ。
「聡の場合は、凝った場所単体ではなくて、どうやらこの愛らしく尖ったルビーを愛したら凝った場所が連動しているみたいなので、こんなに真っ紅に染まってツンと尖った時以外は大丈夫ではないかと思います。
 怪しげなゲイ雑誌にエビデンスなんて関係ないですから。
 それに前立腺の研究者も『その用途』専用に臨床検査に勤しんでいるわけではなくて……前立腺癌とか前立腺肥大についてでしょうし。
 それに、肥大の場合は尿が近くなるとかそういうトイレ関係の症状は有るようですが――まあ、それも患者さんにとっては深刻な問題なのも確かです――愛の行為には関係なさそうですし……。少なくとも前立腺肥大に関して感じやすくなるとかのレポートや論文などは読んだことがないのですが……聡はお読みになったことは有りますか?」
 読むスピードも速い上に専門分野以外の論文も多数読んでいる最愛の人に念のために聞いてみた。
「――いや、そんな例は報告されていないようだが……。アメリカの泌尿器科学会のレポートにもそういう臨床結果は上がっていないようだ」
 怜悧な言葉とは裏腹に祐樹が胸の尖りの輪郭を確かめるようにやんわりと指で弄っているせいで甘くて高い声だった。そのギャップにも物凄くそそられる。
 ドアチャイムが軽やかな音を立てて寝室の空気に涼しさを添えているような気がした。
「頼んでいたルームサービスが来たみたいですね。
 貴方は寝室で待っていて下さいね。
 そういう、愛の交歓の後の――いや小休止ですが、今夜の場合は――甘く薫る肢体は私が独占したいので……」
 最愛の人が濃い紅色に染まった頬に苦笑の花を咲かしている。
「この格好でどうやって出ていけと?何をしていたのか一目瞭然だろう?」
 彼の言う通り、濃紺の浴衣を肩から掛けただけだったし、肝心の場所は全部外気に晒している。
 身支度を整えたところで、糊の効いた浴衣――といっても、最愛の人と祐樹のどちらが零したか分からない汗の雫を吸ってしんなりとしている部分の方が多いが、逆に肢体のラインを露わにさせるので、胸の尖りとかもツンと愛らしく立っているのが分かるかも知れない。
「確かにそうですね。少しだけ待っていて下さいね」
 ルームサービスを受け取りに行って驚いた。
 アイスコーヒーだけを頼んだ積りだったのに、赤いバラの花束も―-しかも、どう見てもホテルのサービスに含まれているとは思えないほどの量だ――トレーに載っている。
「ご苦労様です。えと、アイスコーヒーは確かに頼みましたが、花束は……」
 黒いタキシードを着たホテルマンは慇懃な笑みを浮かべている。
「当ホテルにお泊りの呉様がこちらの部屋にお届けするようにとのオーダーが入りましたので」
 ああ、そういうコトかと思ったが、呉先生ではなくて森技官のアイデアのような気もする。
 呉先生も――多分森技官のお支払いで――このホテルに泊まっているのだろう。そしてこの部屋を取ってくれたのは森技官だし、名義も彼のを使わせて貰った上にカードではなくて現金で支払ったからには免許証などの身分証明書も提示しているだろう。
 このホテルは初めて泊まったが大阪のリッツの場合、現金支払いだと最近は身分証明書の提示が求められる。
 多分反社会勢力などが入って来られないようにしているのだろうと推測しているが。
 カードの場合、申し込む時に身分証明書も提示するのでそれでチェックをしているのだろうなと勝手に想像していた。
 銀行やカード会社では申込書に「反社会勢力排除」の文言が必ず入っていたし――もちろん祐樹はそういう闇の繋がりなどはない――何でも口座を申し込んで受理されたとしても「口座の凍結をする場合があります」とか書かれていた。
 だから呉先生名義で泊まっているのだろうなとは思った。
 しかし、呉先生なら自分の家に咲いている薔薇を持って来そうなので、この花束はきっと森技官の粋な計らいなのだろうなと感謝した。
「ああ、なるほど。友人の好意でしょう。有難く頂きます」
 そう言って銀と思しき大きなトレーを受け取った。
 ズシリと重いトレーに、筋力も体力も有ると自負してはいる祐樹だったが、愛の交歓の時に最愛の人を持ち上げるとか、そういうハードなコトをしなくて良かったと思ってしまう。
 最愛の人は祐樹よりも華奢だし、平均体重よりは軽いとはいえしなやかな肢体のほぼ全てが筋肉なのでそれなりの重さは有る。
 その心地よい重さを持ち上げながら交わす愛の行為も大好きだったが、腕に負担が掛かるのも事実で、そうした愛の行為の後は腕の充実感に満ちた痺れが残っている。
 それはそれで良いのだが、銀のトレーがこんなに重いとは知らなかった。
 腕にそういう痺れが残っていた場合には落としてしまいそうになるだろうから。
 高価そうな絨毯の上に銀のトレーを落としたらどんな音がするかを知りたくはないし、アイスコーヒーを入れたグラスも割れてしまうかもしれない。そういう憂き目に遭ってしまえばホテルマンを呼ぶしかなくなるし、せっかくの「初夜」が台無しになる恐れが有ったので。
 寝室に入ると、最愛の人は目蓋を閉じていた。
 精神的に疲労もしただろうし、何よりアルコールを普段以上に呑んでいたのでそのせいかな?とこのまま微睡みの国に滞在してもらおうか、それとも起こすべきか悩んでしまった。
 これで起きなかったらしばらくは眠りの国の住人になって貰っても良いかな?と唇に笑みを浮かべて、無事に運べたトレーをサイドテーブルに置いた。
 そして真っ紅な薔薇の花束を取って紅色に染まった素肌に近づけた。




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最後まで読んで下さいまして本当に有難う御座います!!

八月の更新なのですが、仕事と、そして初盆の支度でバタバタします。
しかもあまり体調が良くなくてですね……。
お盆が過ぎるまで不定期更新になるかと思います。
ご理解とご寛恕賜りますようにお願い致します。

    こうやま みか拝





◇◇◇
これらのサイト様にもお世話になっております。










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こちらは18禁エリアではないので画像も直リンク出来るのですが、「小説家になろう」様は厳しくてですね。

本編はアンダーラインを引いてあるところから跳べると思います。




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心は闇に囚われる 実は最新話をこっそり上げたら、さっそくコメント頂きました!多分このブログの読者様かと♪









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気分は下剋上 学会準備編 432

「いや、今は止めておく……。『披露宴』と『二次会』でたくさん食べたし……。それに、こういう恰好のままということは、まだ愛してくれるのだろう?」
 濃紺の浴衣を肩に掛けているだけで肝心な場所は寝室の甘く乱れた空気に晒している最愛の人が身じろぎをすると、糊の効いた浴衣が肩から滑り落ちて、ルビーよりも綺麗な煌めきを放つ場所を隠していた。
「あっ……」
 目を瞑って糊の効いた木綿の布が与える悦楽を必死に耐えている最愛の人の健気な姿に見入ってしまう。
「もちろんです。『初夜』とか『ハネムーン』などは、睡眠と食事以外はこうして愛を交わすのが普通です……。
 それはそうと、この濃紺の浴衣の糊の効き方はやはり擦れてしまって今の聡にはキツいでしょう?」
 浴衣を掛け直すついでに、鎖骨の窪みの薄い肌に唇を落とした。
 強く吸ってから歯で甘く噛むとそれだけで背筋が撓っている様子も愛らしい。
「アイスコーヒーを頼んできますね……」
 浴衣を紅色の素肌に掛けなおして、唇を重ねてから寝室を出た。
「祐樹……新婚旅行で調べてみたのだが、観光旅行と組み合わせてあるのが結構あった。
 それもフランスだったらルーブルとかベルサイユ宮殿やセーヌの川下りとか、ルーブルは確かキチンと回ったら三日はかかるという美術館だし、ベルサイユ宮殿だってルイ14世が建てた豪華かつ壮大な建物だろう?
 そういうのも回って、夜は愛の行為をするのか……?」
 素朴な疑問といった感じで言葉を紡ぐ最愛の人の唇に焼きティラミスを運ぶ。
「いえ、今も婚活パーティとかで知り合ったり、昔ながらのお見合いで数回しか会ってない人達が結婚したりした場合は、お互いの想い出作りという側面がありますから、デートを兼ねてそういう場所に行くのです。
 そういうカップルは愛の行為というか夫婦の営みも遠慮がちになってしまうでしょう?
 それは分かりますよね。
 私達だって知り合って『こういう』関係になった直後は割と日にちが空いていましたよね?それにお互いの感じる場所とかそういうモノを探っていましたよね?
 そういう初々しいカップルがそういう新婚旅行を選ぶモノだと思っています。
 お互いの肉体に惑溺するようになったカップルはせっかくヨーロッパに行ってもホテルの天井しか見なかったとか、ルイ14世風の天蓋付きベッドから出なかったとかそんなのはザラに有るらしいですよ。
 ヨーロッパは日程の関係上無理ですが、私達が行ってもそういう結果になるのは目に見えています。
 だから近場の香港のペニンシュ〇ホテルのスイートルームで心行くまでこの甘く香る肢体を堪能したいのです。
 フランスに観光旅行に行きたいのであれば、夜の愛の行為も一回だけとかになりますが、企画しますよ?」
 まだルームサービスが来ていないので、最愛の人の唇に焼きティラミスを運びながらそう言った。
「いや、別にフランスに行きたいわけではないので……。
 今夜の焼きティラミスはことさら美味しい……な。
 これも愛の行為の後だからだろうか?」
 唇が花のように綻んでいる。
「それもあるでしょうが、出席資格のない女性たちがこのパーティのことを聞きつけてわざわざ集まって下さいましたよね。
 その彼女達も貴方や私のことを考えながら食べて下さっているハズなので、その幸せを祈って下さる気持ちがスパイスになっているのではないでしょうか?」
 彼女達がどこまで勘付いているのかは知らないし、怖くて知りたくもないことだったが、時間を削ってまで祝福に集まってくれたのは単純に嬉しかった。
 そんな厚意も有って焼きティラミスに甘さを添えているのだろうなと非科学的なことを考えたが、味覚というのは感情とか見た目にも左右されるのは知っていた。
 例えば病院で患者さんに出されるような味も素っ気もないお皿とかで出されたら最愛の人の頬が落ちそうに美味しい食事も5割引きとかでしか味わえないと思うし。
「そうだな……。パーティに義理というか無理やりに出て下さった教授陣より――といっても首相と直接お話しする機会などないだろうから得難い経験になったとは思うが――貴重な休みにホテルまで駆け付けて下さった人達の方がより一層有難く思った。
 そういう人の想いがこの焼きティラミスに詰まっているからより一層美味しいのだろうな……」
 最愛の人が花のような笑みを浮かべて唇を綻ばせている。
 その紅色の唇に焼きティラミスを近づけると花のように開く。
 愛の行為の後の甘い残り香を纏っている肢体も壮絶に色っぽかった。
 しかも濃紺の浴衣が紅色の肢体を禁欲的に纏っているのも。
「私はこちらの甘さを堪能します……」
 ルビー色の煌めく胸の尖りを唇に挟んでチュッと吸った。
「あっ……それも……とても……気持ち良いっ……。もう片方は、指で緩く円を描いて欲しいっ……」
 「緩く」とわざわざ言ったのはまだ小休止を愉しむ積りなのだろう。
「胸の尖りは元々敏感でしたが……今宵はより一層感じ易いですよね?
 花園の浅い部分の凝った場所、座っていても意識出来るようになりましたか?」
 とある「そういう」雑誌で読んだ覚えがある。ただ、真偽のほどは明らかではないが。
「いや……。この程度ならば特にそういう感じはない、な……。
 胸の尖りを愛されると……赤く甘い電流が背筋を奔って……下腹部に溜まっていくような気はするが……。……花園の凝った場所がそんな風になるのか……?」
 期待と恐れが交じり合った最愛の人の言葉に何と答えれば良いかと一瞬迷った。


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最後まで読んで下さいまして有難う御座いました。

リアバタでダウンしておりました。

ちなみに「小説家のなろう」様で「気分は、下剋上」の1stステージを再アップしているのですが、自分で書いたモノとはいえ面白いです←


リンク貼っておきますが、なろう様は18禁に厳しいので、こうやまみかや「気分は下剋上」で検索して下さればと思います。

ただ、更新はランダムなのでブックマークをして頂ければ更新情報が分かりますので宜しくお願い致します~!

    こうやま みか拝


◇◇◇

小説家になろう 「気分は下剋上」1stシリーズ 一気読みにどうぞ!更新は随時ですし、かなり頻繁にアップしています!


気分は下剋上 長岡先生は見た 興味のある方は是非~!!








◇◇◇


心は闇に囚われる 一番進んでいます。ブログと同時に再開しますので、こちらで一気読みをしてみませんか?











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気分は下剋上 学会準備編 431(I5禁)

 まあその程度のことでは落とさないだろうな……と確信していたが。
 男性にしては割と華奢な感じの指だったが、職業柄、握力も充分過ぎるくらい持っていることも知っていたので。そして今夜の愛の交歓の体勢では最愛の人の指に負担を掛けるようなこともなかった。
「あの浴衣は、ホテルのサービスの一環でしょうが、糊が物凄く効いていたのです。
 多分、本式の浴衣を外国の人などに紹介しようという京都ならではの心意気だとは思いますが。
 今の聡の尖りだと身じろぎする度に擦れて甘く熱い疼きが全身を貫くでしょうね……。
 だからお勧めは出来ないです。
 この部屋に居る間だけでも良いので、この可憐に尖った紅い粒を愛するのは私だけの独占にしたいので……。
 それが浴衣だからといえ、譲歩する気にはなりませんね。
 少し触っただけでこんなに肢体が揺らぐほど感度の良くなったルビーよりも綺麗な場所にこの浴衣のパリッとした感じは甘くて……そして辛いでしょうから」
 とはいえ、斎藤病院長以下ウチの大学の教授御用達のホテル――当然学会には外国人も多数呼ばれる大規模なモノだろう。斎藤病院長は日本の医学会のまあまあ偉いポジションに居るので、その伝手を辿ってアメリカとかヨーロッパの専門医を呼べるだろうから。
 ただ、アメリカの学会で認められているのは救急救命室の北教授がダントツで、悲しいことに斎藤病院長はお呼びが掛からないらしいが。そして今度祐樹が招待された学会にも確か斎藤病院長は登壇していないハズだった。
 ただ、そういう外国人向けに正しい日本文化を発信する義務感に駆られているのか、このホテルの浴衣は濃紺一色で、そこいらの誰でも泊まることが出来る――祐樹も学生時代に同級生に誘われて行った覚えがある――温泉旅館のように旅館名とかロゴとかが入ったモノではなくて、そのままの恰好で花火大会とかお祭りなどにも行けそうな感じだった。
 まあ、ホテルのロビーにその恰好のまま下りて行ったらスタッフに注意されるだろうが。
「ほら、糊がこんなに効いているでしょう?」
 帯は持たずに浴衣を肩から掛けた。もちろんルビーよりも蠱惑的な煌めきを放つ尖りは外気に晒したままだったが。
「本当だ……。ただ、火照った肌にはこの糊の効き具合が心地良いが……」
 紅色に上気した肌とかルビーの尖りや下腹部に散っている真珠の飛沫を濃紺の浴衣が引き立てていることも事実だった。
 素肌を全て晒すのも確かに扇情的だったが、肝心な場所は全部露出して他は濃紺に包まれているという艶姿も祐樹の目を奪ってしまう。
「少し休憩しましょうか……。『披露宴』とか『二次会』も楽しかったのも事実ですが、やはりそれなりに気疲れはしますよね……。
 あ、焼きティラミス……長岡先生辺りが気を利かせて下さったのでしょうかね?
 甘いモノを食べると喉もしっとりしませんか?」
 何だか「披露宴」の前のことは前世の記憶のような気がした。それだけ「披露宴」のインパクトが大きかったのだが。
 そういえば、「披露宴」のウワサを聞きつけたファン(?)の女性たちに特別さをアピールするために清水研修医のアドバイスに従って手配したお菓子だった。その残りを控室に置きっぱなしにしたのだったが、誰かが気を利かせてホテルマンに運ばせてくれたのだろう。
「そうだな……。
 ただ、祐樹はコーヒーなしでは食べられないだろう?私は水で大丈夫だが……」
 食べたそうな眼差しの煌めきを宿していたが口調は遠慮がちだった。
「ルームサービスで頼みましょうか?
 幸いスイートルームなので、私がスタッフに対応します。この寝室には誰も近づけませんから安心して下さい」
 手を洗った手でルームサービスのメニューを最愛の人の浴衣の膝に置いてページをめくった。
「そうだな……。私はアイスコーヒーが良いな。
 へぇ、流石京都の老舗ホテルなのだな。アイスコーヒーは砂糖入りが基本設定みたいだ」
 そう指摘されてよくよく見ると「アイスコーヒー 砂糖抜き」よりも上にアイスコーヒーとだけ書いてあった。
 スターバック〇とかそういう「イマドキ」のチェーン店ではなくて、昔ながらの喫茶店ではアイスコーヒーに砂糖が入っているのが一般的で、祐樹も大学生の頃そんなことは知らずに頼んでしまって余りの甘さに驚いた記憶が微かに有った。
 結局その時はアイスコーヒーに付いているコーヒーフレッシュ(?)とかいうミルクのようなモノを足して味を誤魔化して飲んだ覚えがあった。
 その苦い記憶から……いや砂糖の甘みの方が強烈だった……アイスコーヒーを頼む時にはキチンとその点を確かめてオーダーすることが習い性になっている。
「本当ですね。
 ただ、貴方の場合は砂糖入りの方が良いかも知れないですね。
 今からも砂糖のように甘くて、そして熱い小さな声を上げるコトを致しますので喉も乾くでしょうし、声が嗄れてしまったら大変ですから……」
 濃紺の生地から覗くルビーの尖りをツンと弾いた。
「あっ……」
 その甘く小さな声が紅色の唇から花のように零れた。
 その小さな花の可憐さと大輪の薔薇のような妖艶さが混じった声をもっと聴きたくなってしまった。
 親指の爪で大きく上下に弾くと、そのルビーの尖りが華麗にそして慎ましやかに揺れて煌めきで濃紺の生地を圧倒するような感じだった。
「ゆ……祐樹っ……。そこを……愛されたら、花園の……凝った場所まで……指で……いや、祐樹自身でも……大歓迎だが……、とにかく……そちらまで……愛して……欲しくなるので……」
 このまま愛の交歓に雪崩れ込んでも良かったが、流石に休まないとマズいだろう。
「分かりました。後でその硬くて綺麗な場所を唇でも愛させて下さいね。
 夜食とかも必要ですか?中々美味しそうな物が並んでいますが。しかも京都らしい和食が……」
 名残は惜しかったが、両手をメニューに戻してパラパラめくった。




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最後まで読んで下さいまして有難う御座います!!

先ほどリンクを張るために「小説家になろう」様のサイトに行ったのですが、昨日は1000PV超えていました!!(ちなみにこのブログはその半分以下です…………)
何でも感想とかレビューを書いて下さった小説は「なろう様」内で目立つシステムらしくて(あまり良く分かっていないのですが)もし、こちらの読者様が書いて下さっていたら、本当に有難うございました!!


では、二時間後にお目に掛かれることを祈りつつ。
  こうやま みか拝

◇◇◇

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気分は下剋上 学会準備編 431(I8禁)

「ゆ……祐樹っ……愛して……いる」
 奥処に思いっきり愛情と欲情の証をばら撒いた後に繋がりを解いていると熱く甘い呼吸と共に切実な声が祐樹の耳に心地よく響いた。
「私も愛していますよ……」
 繋がっていた部分から粘度の高い湿った音が寝室に愛の交歓の余韻のように響いている。
 純白のシーツに二人して倒れこんだ。
「とても、素敵でした。
 こうして聡が腕の中に、しかも無防備な感じで居て下さって居る時が生きていて幸せだな……と思える時間です……。
 愛の交歓の余韻で甘く薫る肢体とか……お互いのばら撒いたモノで濡れた肌とかも気持ち良いです」
 汗で額に貼りついているやや茶色い髪を優しく梳いて、そう告げた。
「私も祐樹とこうしているのが大好きなのだが……、一つだけ頼んで良いか……?」
 最愛の人が祐樹の唇に瑞々しく薫る唇を重ねてくれた。
 触れるだけの些細なキスだったが、普段の彼とは異なってやや熱を持っているのが愛の交歓の後だからだろう。
「世界で唯一私が愛している聡の願いなら何でもお聞きしますよ。何ですか……」
 甘い接吻をお返しとばかりに交わしつつ聞いてみた。
「ギュッと抱き締めてくれないか……?」
 些細なスキンシップも大好きな最愛の人らしいリクエストにベッドの上で紅色に染まったしなやかに濡れた肢体を抱き締めた。
「濡れた肌が密着するのも……、そして祐樹の強く抱きしめてくれる腕も物凄く気持ちが安らぐ……」
 最愛の人が安らかな感じで笑みを零しているのも、何だか愛の交歓の後の戯れといった風情を盛り上げてくれる。
 下腹部は流石に力を失っていたものの、肌を隙間なく合わせると胸の尖りが祐樹の素肌を熱く甘く弾いてくるのも物凄く気持ちが良い。
「お水でも飲まれますか?喉が渇いたでしょう……。それにあんなに喘いだ後ですから……」
 濡れた甘い肢体の輪郭を指で辿りながらそう聞いてみた。
「あんなにって……声とか……そのう……物音とか隣の部屋の人に聞こえて迷惑をかけるくらいに大きかった……か?」
 「初夜」という特別な夜だったせいかもしれないが、最愛の人は愛の交歓の時にも辛うじて残っているようになった理性を飛ばしているような感触だった。
「大丈夫ですよ。
 聡の『その時』の声は普通よりもかなり小さめだと思いますから。
 ベッドの軋む音は……これだけ大きな部屋ですし、隣からの物音も全く聞こえてこないので大丈夫かと思います。
 声を抑える必要が有った場合はキチンと手でこの花のような唇をふさぎますので安心して下さい。
 ただ、聡の喘ぎ声とか切羽詰まった時の声はココと同じように慎ましやかなのでそんなに心配はしていませんが……」
 胸の尖りを指で優しく撫でると、しなやかな肢体がヒクリと跳ねた。ルビーの妖艶な紅に染まった熱い尖りが祐樹の指を心地よく弾いてくれている。
「ああ、お水も必要ですよね?」
 ベッドのスプリングも極上の品を使っているのかそれほど音がしないのを確かめながら起き上がった。
 バスローブとか浴衣が入っていると思しきタンスを開けてみると、二着ではなくて四着分が用意されていた。
 普通は――部屋は成人二人で使うタイプだった、ただそれにしては充分過ぎるほどの広さだったが――二着しか用意されていないハズなのにとやや不審に思った。
「祐樹……何か問題でも……?」
 ベッドの上に上半身を起こした最愛の人が紅色に染まった首を優雅に傾げている。
「いえ、大した問題ではないのですが、浴衣が四着も置いてあって……普通は二人分ですよね……」
 斎藤病院長御用達に相応しい高級感溢れる老舗ホテルだからだろうか?と思ったが、正直なところ、ホスピタリティという点で値段的にも大阪の第二の愛の巣ともいうべきホテルの方が勝っているし、そちらでは予約の時に言っておかないと二着しか用意されていない。いや二着で充分だろうが。
「もしかして……森技官が気を利かせてくれたのかも知れないな。
 このホテルの部屋の予約は彼がしてくれたのだろう?」
 その可能性は高いなと思ってしまう。真の二人の関係を知っている上に、どういうコトをするのかも彼ならば経験に基づいた推測が容易だったので。
 それに先ほど最愛の人に見せて貰った指輪で――貸したことは森技官に言っているかどうかは知らないが――最愛の人がパーティやこの部屋で行う真の目的も呉先生経由で伝わっているだろうし。
「その可能性が高いですね。厚意は有難く使わせて貰うコトにしますが。
 ああ、貴方はこの浴衣はまだ着ない方が良いですね」
 素肌を全て晒して歩き回るのも何となく憚られた。親しき仲にも礼儀ありとかそういう感じで。祐樹も取り敢えずはバスローブを羽織ることにした。
「どうしてだ……」
 グラスに氷とミネラルウオーターを注いでベッドまで運んだ。
 口移しがこの場には相応しいような気がするけれども「披露宴」でのアルコール摂取とその後の愛の交歓で最愛の人の身体は充分な水分の補給を求めているだろうし、まだまだ夜は長い。
 祐樹もグラスの水をゴクゴクと飲みながら上半身を起こした最愛の人の胸の尖りを指で軽く弾いた。
 グラスを持った紅色の指がしなやかに反ってグラスを危うく落としそうになっているのも絶品の眺めだったが。ただ、最愛の人のルビーよりも煌めく尖りを弾いたのにはちゃんとした理由が有ってのコトだったが。




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最後まで読んで下さいまして誠に有難う御座います。昨日は仕事の空き時間がかなりあったので「小説家になろう」様の更新をひたすらしていました。
今ではこんな関係になっているのに、昔はあんなだったなと作者としても感慨深いです。
宜しければお読みください。

   こうやま みか拝




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気分は下剋上 学会準備編 431(I8禁)

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「ゆ……祐樹っ……凝った……場所も……とても……悦いっ……。
 真っ赤な……ルビーが……炎に……包まれて、爆ぜ続けて……いる感じでっ……。
 ただっ……やはり……奥処まで……祐樹と……深く……繋がりたいし……奥処を……祐樹ので……衝いてっ……欲しっ……」
 切れ切れの声が熱く甘くベッドの上に快楽の紅い花びらを撒いたように落ちていく感じだった。
 後ろから抱きすくめた形の愛の体勢なので最愛の人の悦楽に濡れた顔とか、すっかりと育ち切って先端から大粒の雫を祐樹の身体の動きに従って零しているだろうモノは見えなかったが、その分想像力も掻き立てられて勝手に想像出来るという利点はあった。
 そんなことを考えているのはいつも以上に精緻な力で強く弱く祐樹を包み込んでくれている極上の花園の抗うコトの難しい妖しい動きから一瞬でも意識を逸らすためだった。
 奥処へとベルベットの熱くて厚い濡れた花びらが祐樹の灼熱の楔を誘う動きで妖艶に動いているのも最高に良かった。
 それに、先端部分で凝った場所を衝いているだけでもベルベットの濡れた場所で絶頂の極みの白い液をばら撒きそうになってしまっている。
 最愛の人はそういうコトを気にするタイプではないものの、先端部分だけとか、男として標準値以下に早いというのは情けない気がする。
 そういう男としての尊厳(?)を最愛の人が慮ってくれたわけではないだろうが――そもそもそういう「下世話」なコトを知っているかどうかすらナゾだ――奥までというリクエストは祐樹にとって歓迎すべきお誘いなのも事実だった。
「あっ……祐樹っ……。胸も……ジンジンと……熱くてっ……爆ぜるようなっ……感じがっ……」
 両手は胸の尖りに添えるように回していた。この愛の体勢を保持するという目的も有ったものの、普段以上に硬く可憐に尖ったルビーの粒を人差し指と中指で挟んで小刻みに動かしているのも事実だった。
「聡の……ルビーの尖りを……刺激すると、少し大きくなった……ココが、私のを……弾いて……下さって、とても気持ちが……悦いのです……。
 ただ、これ以上……乾いた……絶頂の……大波も……辛いでしょうかね……」
 ベッドの上では普段なら絶対に口に出さないようなコトでも薔薇色の唇が紡いでくれるのは知っていた。
 まあ、ベッドの上だけではなくて祐樹と身体を繋げた時というのが正解だったが。
 だから良い機会だと思って聞いてみることにした。
 と同時に会話することに神経を使うと祐樹の絶頂がほんの少しばかり遅くなるという姑息な思惑があったことも事実だったが。
「いや……達しかけるっ……寸前の……快感が、ずっと続く……ような……感触でっ……。
 一気に……駆け上っては……堕ちるという……爆発とは……また違った悦楽だ……な……。
 その……達しかけとっ……いうか……その快楽に……加わって、大きな……波や……小さな波が……背筋を、いや身体全体を……攫っていく感じも……あって……真っ赤な……深淵に……頭から……足の爪までが……飲み込まれて……いくようで、堪らなく……悦いっ……。けれど、やはり……祐樹が……私の……身体の……奥処に……熱い、真珠の……迸りを……感じて……私も……放つ方が……さらに……悦いのでっ……」
 乾いた絶頂は当然ながら祐樹は味わったことはない。
 ノーマルな男性だって自分が逝く快楽は当然知っているだろうが、女性が本当に絶頂を極めたか分からない上に、極めたとしてもその絶頂がどんなモノなのか体感出来ないのと同じようなモノだと思っている。
 だからそういう未知の悦楽を――祐樹が与えたものというか一緒に育んだものなのでより一層興味があった。それに最愛の人の肢体のことは全て知りたいと思うのは愛する者として当然のような気がする。
「そうですか……では、奥処まで……、一気に貫きます、ね。念のために……足の力は強くして……おいてください。
 ベッドから落ちることは……ないでしょうが……」
 そんなアクロバティックな愛の姿勢ではなかったが。
 ただ、そういう注意喚起をしていると、紅色に染まった細く長い首が祐樹の言葉を聞いて分かったという感じで優雅に縦に振られるのを見ているだけで達してしまいそうになった。
 元々先端部分だけでも充分な快楽を得ていたからだろうか。
 最愛の人の胸を両手で掴んだまま、繋がりを深めていった。
「ゆ……祐樹っ……強く……抉ってくれるのが……とてもっ……悦いっ」
 先ほどよりも高い声が繋がった部分から響く湿った音と響き合って寝室の空気を深紅の薔薇の色に変えていくような気がした。
 奥処まで一気に、しかも弾みを付けて貫くと紅の肢体が祐樹の手の拘束では支えきれないほど優雅に反っているのも物凄く綺麗だった。
 しかも花園の中は更に分厚いベルベットの濡れた感触で祐樹の灼熱の楔を強く弱く精妙な力で包み込んでくれている。
 それだけで奥処に放ちそうになってしまうが、必死に耐えた。
 やはり最愛の人と一緒に絶頂を迎えたいと思ってしまったので。
「もう一度……門まで……抜いてから、一気に貫くのが……良いですか?
 それとも、こうして……小刻みに奥処の全部を……確かめるような……動きが良いですか?」
 紅色に染まったしなやかな肢体が強張っている。最愛の人も絶頂が近いのだろう。
「大きく……強く……貫いて……欲しっ」
 散る寸前の大輪の花の風情で肢体を揺らしている最愛の人も物凄く綺麗でそして淫靡だった。
「承りました……。私も……そろそろ、限界なので……」
 そう告げてから引き抜いた。そして即座に腰を後ろに引いてからその余力を駆って深くまで繋がれるように衝き挿れた。
 二人の繋がった場所が熱くて甘い音を奏でている。肌と肌がぶつかる音とか最愛の人のより甘くなった声が切れ切れに響いて部屋の空気に悦楽の紅と銀の粉を撒いているような感じだった。
「あっ……祐樹っ……もうっ……」
 切羽詰まった甘い声が天国よりも心地よく響いている。
「私もです……。一緒にっ……」
 最奥に真珠の放埓を弾けさせたのと、最愛の人の強張った震えが起きたのはほぼ同時だった。



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