腐女子の小説部屋

創作BL小説を綴っています。ご理解の有る方【18歳以上】のみ歓迎致します

気分は~ 帰国編

気分は下剋上 帰国編 11(I8禁)




 祐樹だって男なので――と言っても性的嗜好が少数派なことも痛いほど自覚しているが――男同士が絡み合っている動画を散々見て来た。最愛の人と付き合う前の話だが。

 こういう局部がアップされる体勢は「そういう」動画ではむしろありきたりな構図だったし、昔のように筋肉質で短髪の男二人が「そういう」行為をしている暑苦しいモノよりも「ジャニー○事務所の最終選考までは行きました」的な爽やかなイケメンが出ていることの方が多い。

 ただ、決定的に異なるのは、花園の門とかその奥の花のように綺麗な色だろう。

 そういう動画に出ることに抵抗がない人は祐樹の過去の経験則としても奔放過ぎる過去がある人だろうと容易に推測出来る。

 使い込み過ぎると色素沈着が起こってこんな鮮やかな紅色にはならないし、実際祐樹が見たモザイクなしのイケメンたちも濁ったピンク色なのはマシな方で、黒ずんでいるのが殆んどだった。

 ただ、最愛の人だって、祐樹限定とはいえ数はそれなりにこなしているし、割とハードな愛の行為も嬉々として受け入れてくれているので、色素沈着が起こってもおかしくないのだが、まるで初めてのような綺麗な色と形を保っているのも嬉しい限りだ。

 まあ、祐樹としかこういう行為はしていないので、数をこなして色素沈着が起こってもそれは祐樹の責任だから咎める積もりも皆無だったが。

 そんなことを思ってしげしげと見ていると、祐樹の視線に煽られたように門がさらに広げられるのも最高に愛おしい上に劣情を煽ってくる。

「ゆ……祐樹っ……、早く、来て欲しっ……」

 乾いた絶頂の波が後から後から押し寄せてくるのだろう、最愛の人のしなやかな紅色の肢体がシーツの上で紅い白魚のように跳ねているのも最高に綺麗だったし、目を瞑っている目蓋の中から涙が指に付けていてくれているダイアモンドの指輪よりも綺麗な煌めきを放っていた。

「差し上げますよ。存分に、堪能して下さい。

 舌を噛まないようにだけ、気を付けて下さいね。強く貫かれるのがご希望でしたよね。

 その通りに動きますので」

 祐樹の先端部分をしどけなく開いた門に当てると、最愛の人の足は祐樹の腰へと回された。そしてルビーよりも綺麗な煌めきを放つ二つの尖りも待ち焦がれたような紅さが際立っていた。

「ああっ……ゆ……祐樹っ……。とてもっ……感じるっ……」

 奥まで一気に貫くと、濡れた肌の音と共に最愛の人の甘くて蕩けた声がシルクを切り裂くような艶やかさで部屋へと忍びやかに響いては溶けて行く。

 祐樹の腰に回された最愛の人の足が背中に紅いXの文字を形作っているのが肌感覚で分かる。

 ただ、乾いた絶頂とはいえ、頂上を極めている最中にそういう健気かつ淫らな脚の動きが出来るのも「深く繋がりたい」と想ってくれているからだろう。

「もっと、奥まで……衝いて欲しい……ですか……」

 祐樹が丹精を込めた最愛の人の花園はある意味淫らな凶器だ。挿っていると、熱く厚い濡れたベルベットに包み込まれているようで、しかもその布のような感触だけでも素晴らしいのに、薔薇の花弁のような感触が強く弱く動いて締め付けてくれるのだから直ぐに真珠の放埓が爆発してしまいそうになる。

 その衝動を必死に耐えているので――と言っても、最愛の人は早い・遅いを全く気にしてない点は助かっている――声も途切れがちになってしまう。

「ゆ……祐樹っ……奥処のもっと奥を――熱く濡らしてっ……欲しっ」

 腰に回された足の力が強くなる。

 そういう全身全霊で求めてくれる最愛の人の乱れた姿は艶やか過ぎて眩暈がしそうだった。

「ああっ……ゆ、祐樹、大きな波がっ……。それにっ……大きなルビーがっ……頭の中で……爆発っ……」

 祐樹の身体の動きに合わせて高く低く紡がれる艶っぽい声がぶれているのも情欲をそそってしまう。

「次の……一突きで……私も……逝きそうです……。もう少し腰を上げて下されば……もっと奥に行けるのですが……」

 最愛の人の祐樹の腰に回されていた足の強さが深まったのと同時に腰が高く掲げられた。

 乾いた絶頂の大波に翻弄されているハズなのに、祐樹の言葉はキチンと頭に届いている点も最高に愛おしい。

「ああっ……ゆ……祐樹っ……。私ももうっ……。悦いっ……

 奥まで……拓かれている感じがっ……堪らないっ……悦い、良すぎてっ。ああっ」

 祐樹が花園の奥処の奥へと真珠の飛沫を暴発させたのと、祐樹の腹部に当たっていた最愛の人のモノが熱い飛沫を撒き散らしたのはほぼ同時だった。

 濡れてくしゃくしゃになったシーツの上で抱き合って熱く乱れた呼吸の音を聞いている。 

 最愛の人の極上の花園の中も熱く奏でた愛の歌の余韻の旋律のように微かな動きで祐樹を包み込んでくれている。

「何だか、聡の花園の中に迎え入れられて、そして真珠の放埓を受け止めてくださったでしょう。

 いえ、迎えに来て下さっただけで満足ですが、それでも、こうして心ゆくまで愛の交歓をした後の方が日本に帰って来たという実感が持てます。

 聡の肢体が、私の帰るべき本当の場所なのでしょうね。改めて『ただ今戻りました』と言いたいです」

 唇を重ねた後にそう告げると、最愛の人の紅色に艶めいた顔が朝日に照らされたような笑顔を浮かべてくれた。

「お帰り、祐樹。私も祐樹の帰国を花園の奥処で確かめられて本当に嬉しい。

 無事に帰って来るだろうとは思っていたが、実際に祐樹の顔を見て、そしてこうして肌で確かめられたので、空港まで迎えに来て良かったと思う」

 汗で湿った前髪を優しく梳きながら、最愛の人の艶やかな満面の笑みを見ると本当に帰って来たのだと感慨を新たにする。

 最愛の人の元同僚のケンと会ったこととか、彼に良くして貰ったことなどを話したかったが、今は言葉を交わすよりも愛の交歓の後の甘やかな気怠さの残るしなやかな素肌を全身で感じていたい。

 話すのはまたの機会にしようと思いつつ、最愛の人が腕の中に居ることとか、花園の中で心地よく包まれていることの幸せを心ゆくまで味わおうと思った。

 

                                        <了>


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気分は下剋上 帰国編 10(I8禁)







「その艶やかで乱れた姿を海に見せるのも勿体ないです。

 私だけに見せて下さいね。

 もう少し、紅色の指で花園の門を開いて見せて下さい。私にしか見せないし許さない極上の場所が今、どんな色で咲いているのか物凄く気になります」

 取って置きの甘い声で唆すと白魚の紅い指が華麗かつ繊細に動いて閉ざされた場所を開花させていく。

 まだ本格的な愛の行為をしていないので――祐樹が指で少し弄っただけだった―咲きたての薄紅の薔薇の花弁の色が瑞々しさと、そして待ちかねたようにヒクリヒクリと動くのもとても綺麗な眺めだった。

 そしてその色よりも少し薄い紅色の指が自分で自分をこっそり慰めているような秘め事めいた背徳感も醸し出している。

「ゆ……祐樹っ……。早く……欲しっい……」

 ガラスに映る胸の尖りのルビーの色と同じような艶やかさの小さな声が散らされるのを待つ花のように熱く甘く震えているのも。

「まだ、咲きたてのピンクの薔薇の色ですね。可愛くお強請りされているように、動いているのも素敵です。

 ただ、先程のネクタイの薔薇とか、胸の尖りのルビーの色と同じ色に染めてみたいです。

 そちらの方がもっと綺麗ですし。

 聡の極上の花園の中で、私を天国に飛ばして下さい。飛行機よりも高くて、そして最高の高みへと。

 ああ、指はそのままにしておいて下さい。その方がよりいっそう興奮しますし、聡の快感も高まるでしょうから……」

 先端部分を当てると、最愛の人の極上の花園の門だけでなくて、しなやかな指までもが祐樹の愛情と欲情の象徴を的確かつ淫らな動きで誘導してくれるのも堪らなく良い。

「ああっ……。胸とっ……凝った場所を……同時にはっ……。

 先に逝って……天国に……極めてしまいそうっ……で……。あっ……」

 先程祐樹の指で弄っていた場所に狙いを定めて衝くと、艶やかな喘ぎ声が部屋に忍びやかに響いている。

 二人が繋がった場所も淫らで聖なる協奏曲を奏でていたし。

 祐樹だって奥処まで一気に貫いてしまいたいという衝動も有ったものの、最愛の人の極上の花園をゆっくりと堪能したかった。

 短い時間とはいえ、物理的に離れていたせいか、随分ご無沙汰したような気がしていたので、性急さよりも丹念な愛の交歓がしたかった。

「良いですよ。何度でも極めて下さい。そういう聡の淫らで淑やかな肢体全部が大好きです。

 いえ、身体だけでなくて、全てを愛しています」

 先端部分に当たっている凝った場所の弾むような弾力で祐樹を愛してくれているし、その上、指が茎の部分から二つの袋の部分まで繊細かつ大胆に動いてくれるのも愛おし過ぎて、ついつい小刻みの律動から大きく動きたくなってしまう。

「あっ……」

 ガラスに映った最愛の人の顔が甘やかな苦痛に耐えるような眉を寄せて、そして紅色を増した唇からシルクを裂くような小さな声が紡がれていたものの、ガラスに真珠の雫がばら撒かれることはなかった。

 そして祐樹の最も敏感な場所をヒタリと包み込んで強く、弱く動く花弁たちがよりいっそうの細かさで動いている。

「すごく……悦っ……頭の中で……ルビ―の首飾りが……次々と大きな爆発の……連鎖っ」

 先程よりも紅く染まった淫らな法悦の表情がガラスに映っている。そして、切れ長の目と紅色の唇から水晶の雫を零しながら。

 胸の尖りも先程よりも硬度と大きさを増して煌めいている。

 最愛の人の、祐樹の愛に馴れた身体は、胸と花園の凝った場所だけの愛撫で乾いた絶頂が訪れることもある。

 多分、今がそうなのだろう。先ほどから日本語が若干変だったのも、こみ上げてくる薔薇色に輝く快楽を何とか言葉にして祐樹に伝えたいと思ったからだろうと思うとその健気さも愛おしい。

「ベッドに移動しましょうか?その方が心置きなく動けますし、私が、ね。

 聡は乾いた絶頂の大波を充分味わって下さい」

 膝と腰を持って紅に染まって汗の雫に濡れた肢体をベッドへと恭しく運んだ。

 普段なら、最愛の人は祐樹の首とか肩に手を置いて祐樹の動作を助けてくれたが、今夜はそれどころではないようで、祐樹の腕の中でも紅色の肢体がヒクリヒクリと跳ねていた。

 ただ、職業柄意識のない患者さんをホールドすることも多かったし、その人の体重が162キロ――後で量った――というケースもあったのでその点は楽で、そしてプライベート限定では心躍る楽しい愛の作業だったが。

 純白のシーツの上に最愛の人を下ろして、「その時」の甘美な拷問に耐えているような綺麗な顔に見入りながらも、紅色の肢体とか血よりも紅いルビーの二つの煌めきや今にも爆発しそうな感じで震えている育ち切って引力に逆らっている場所などにも視線を落とす。

「ゆ……祐樹、来て……欲し……い」

 しなやかに引き締まった腕だけでなくて、足まで大きく開いて全身で求めてくれる最愛の人のしどけない姿は最高に綺麗で、そして淫らだった。

 震える紅色の足の裏をシーツに付けて大きく開いて門までを露わにした肢体、そしてその門の飾りのように水晶の雫が止め処なく零れている。その上、祐樹の存在した証拠のように花園の門の内部が紅を刷いたようによりいっそうの彩りで微細に動いているのも。


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気分は下剋上 帰国編 9(I5禁)

「私にとっては、こちらの紅いルビーの方が綺麗ですけれどもね。あのブランドの職人さんになるには競争率も物凄く高いらしいので悪いですが」

 尖り切って無垢な妖艶さを放っているごく小さな場所を指で挟んで、括りだすように動かしながら紅色の耳に囁くと、耳の紅もよりいっそう淫らな瑞々しさに染まって行くのも愛おし過ぎる。

「あっ……。悦いっ……。何だか……いつもよりも、青くて紅い稲妻が身体中を……走り抜けるようっ……でっ……」

 最愛の人は先程祐樹が花園の浅い部分に有る、弱い場所を刺激したことが優秀過ぎるとはいえ、口と咽喉に神経を集中させていたせいもあって頭から飛んでしまっているのかもしれない。

 最愛の人の敏感な肢体は胸の尖りと花園の中の凝った場所が直結している淫らな回路が出来てしまっている。だから凝った場所を指で愛したせいで普段以上に快感を覚えるのだろうが。

「窓の近くで致しませんか?

 もう離陸していく飛行機を見ても大丈夫でしょう?」

 慎ましやかな大きさではあるものの、硬く尖ってルビー色を放つ愛おし過ぎる場所を指で摘まんで左右に揺すりながらそう告げた。

 行く前にも衝動的に「そういう気持ち」が襲ってきてしまって、このホテルで愛を交わしたが、その時は「飛行機を見たくない」と束の間の別離を惜しんでくれたのを懐かしく思い出してしまった。

 最愛の人は手に持っていたネクタイを大切そうにデスクの上に置いてから、紅色に染まった首を縦に振った。

「私の指で愛されているルビーよりも綺麗な場所を直接ご覧になって下さると嬉しいです」

 指の付け根まで絡めた、繋いだ手の確かな温もりを感じつつ、力を強くした。

 視覚だけでなくて、肌の感覚でも祐樹の存在を最愛の人に伝えたくて。

「もう平気だ……。祐樹が無事帰国してくれたから」

 最愛の人も同じ強さで握り返して来てくれるのも、何だか嬉しい。

 紅色に染まった端整かつ艶やかな顔が祐樹を見ている。その眼差しの意味を察して――そして口の中もホテル備え付けの有り勝ちなミントのマウスウオッシュと、何故常備されているのかイマイチ謎な柚子ソーダで良い香りしかしないだろうし――紅色の唇と祐樹の唇を重ねて強く、そして浅く重ねつつ窓際へと向かった。

 最愛の人は激しい愛の交歓も好んでいるものの、唇と指のスキンシップがお気に入りの点は付き合い出してから変わっていない。

 大きなガラスに最愛の人の甘く薫る色香の外には何も纏っていないしなやかな肢体が映っている。

 その背にぴったりと身体を密着させて祐樹の肌の熱を少しでも最愛に人にも感じて欲しいと思う。

 そして、その熱で祐樹の不在を埋め合わせたいと切実に願った。

 疾しいことは全くないものの、最愛の人が祐樹の不在中に味わった空虚さが何となく分かってしまっていて。

 ルビーよりも綺麗な二つの尖りに背後から手を回したら、それだけで最愛の人の腰が妖しく揺らめいているのがガラスに映っている。

 側面部分だけを指で挟んで、イチゴを捻り潰す感じで動かした。

「ああっ……ゆ……祐樹……。悦っいっ……。足が……震えて……立ってられない……くらいにっ……」

 窓に映った最愛の人の胸の尖りはルビーよりも艶やかに煌めいている。そしてそこを挟んでは小刻みに動かす祐樹の指と呼応している様子は聖なる淫らさで溢れている。

 そして、下半身も半ば立ち上がっている点とか、縋るように祐樹の首と肩に回された後ろ手も風を受けている開花直前の桜の若木のような瑞々しさだった。

「綺麗ですよ。聡のこういう姿を拝見出来るのは、私だけかと思うと尚更のこと。

 このホテルは良いですね。大阪の例のホテルの方が部屋の雰囲気などは上ですが、あそこは誰かに見られるかも知れないというリスクが有るでしょう?

 その点、この部屋の向きは海ですから、ね。

 心置きなく振る舞って下さい。

 私と海以外見る人間は居ないですから……」

 硬度を増した尖りが指を弾いて気持ちが良い。それに強く回したせいでルビーよりも紅く煌めいているのも、眩暈がしそうなほど艶っぽい。しかも祐樹の指がまるで所有権を主張するように小刻みに動いているのも。

「ゆ……祐樹っ……。紅くてっ……大きなっルビーが、頭の中で……暴発っ……あっ……」

 シルクを指で裂いたような艶やかな声がひっそりとした密室に小さく、そして切羽詰まった感じで溶けて行く。

「良いですよ。ガラスに思いきりばら撒いて下さい。

 熱い真珠の飛沫を。飛行機のライトに照らされるのも一興でしょう。白を基調にしたオパールみたいになります、よ」

 指の力を強くして挟みながら先端部分を中指で弾いた。

「ああっ……ゆ、祐樹っ……もうっ……。

 ただっ……」

 首と肩に縋っていた腕が離れていく。そして、淫らに揺れる腰の辺りに紅色の指が下りて行くのと同時に足が扇のように開いた。

 細くしなやかな紅色の指がどこに向かうのかと思って、密着していた上半身を少し離した。

 ガラスの前で愛の交歓をするのも、そして背後から最愛の人のルビーよりも艶やかな紅さで煌めく尖りや、すっかり育ち切って水晶の雫を零している最愛の人の甘く溶けた肢体を見ることは出来るものの、後ろは当然無理な体勢だったので。

 もしかして、花園の中に指を忍ばせて凝った場所を最愛の人自身で慰めるのかと思いきや、熟れた白桃のような双丘を両手で開いて、花園の門を露わにしているだけだった。

「ゆ……祐樹っ……。私の……中に来て欲しっ……」

 嵐で蹂躙されるのを恐れるような、そして期待しているような甘い声と、紅色に染まった長い指が震えているのも目が覚めるほどに初々しさと蠱惑に満ちている。

 そんな乱れた姿、しかも胸のルビーは祐樹の指の動きに連動して煌めいている艶姿に理性を保てと言う方が無理だろう。


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気分は下剋上 帰国編 8

「この紙の質……。もしかして」

 しなやかな指が紅色の花を咲かせるように繊細に動くのを見るだけで祐樹の心の中にも春の色で染まっていくような気がした。

「多分、当たっていると思います」

 最愛の人はお店を選ぶのが面倒だという理由と、社会的ポジションに相応しいから愛用しているフランスの老舗ブランド一点集中しているのは知っていた。

 まあ、先程まで身に着けていた祐樹のスーツなどは「こちらの方が祐樹により一層映える」という最愛の人の心尽くしで異なったブランドのお店で買ってくれた。

 最愛の人の言う通り、講演会の後のパーティでは「そのスーツは最高にクールだ」とか褒められたのも良い思い出だったが。

 ただ、見る人が見ると直ぐに分かる独特のオレンジ色の紙袋とロゴをこれ見よがしに見せるのを嫌って、スタッフに黒色の袋とわざわざ替えて貰っている時の方が多いし、ただの付箋紙に5千円もの価格を付ける辺り――今現在販売しているかどうかは知らないし、興味もなかった――紙袋も凝っているので直ぐに分かったらしい。

「この大きさとか重さだとネクタイだろうか……」

 開けて見れば良いのに、祐樹の顔を確認するように見てくるのも愛しすぎる。

 何だかクリスマスプレゼントだとか誕生日などのイベントの時もそうだったが「開けて見るのが勿体ない」と言わんばかりの笑顔が無垢な煌めきを放っているような気がした。

 先程までの唇とか咽喉への愛の行為の時の八重桜の濃艶さとはまた異なった彩りなのも祐樹まで笑みを浮かべてしまう。

「そうです。ネクタイで合っていますよ。ただ、それだと『初夜』には結びつかないでしょう?」

 「披露宴」と「初夜」―-それは見事な和のテイストに満ちたスイートルームだったが――の部屋の中では殊更時間を掛けて脱がしていったが、「披露宴」の時は白にしか見えないスーツが印象的だった。

 ただ、スーツ姿というのは、普段の出勤時でも当然着用しているので、祐樹が出したヒントとは若干ずれる。

「――それはそうだな……。『披露宴』と『初夜』がヒントと言っていたものな……。ネクタイは確定として……。分からないので開けて見ても良いか?」

 白鳥のような――いや今の最愛の人の素肌の色は朱鷺というかフラミンゴのような趣きの方が強いかも知れない――長く細い首を傾げていた最愛の人の優美な姿に見入っていると、薄紅色の指が薄くて白い紙を綺麗に剥していく。

「え?この柄で、この色か……。

 確かに『披露宴』の時に私が締めていたネクタイと同じ図柄だが、こういう色はむしろ、祐樹の方が似合うのに……」

 言葉ではそんなことを紡ぎながらも、見開いた眼差しはネクタイに描かれた紅い薔薇のような趣きだった。

 最愛の人が「披露宴」用に準備した青い薔薇の描かれたネクタイも――と言ってもジャケットのボタンをキチンと留めれば薔薇は見えなくなるというある意味贅沢なデザインだ――寒色系が似合う最愛の人には良く似合っていたが、祐樹が見つけたのは逆に真っ赤な薔薇が描かれたモノだった。一輪の真紅の薔薇と、そしてネクタイの縁には同じ赤いシルクの糸でさり気なくアクセントを添えているだけのシンプルかつ贅沢な品だった。

「私には赤とかオレンジが似合うとおっしゃって下さっていますが、貴方もそろそろ私の色に染まって欲しいのと、意外にも似合うかなと思ったので。

 それに『披露宴』の時のネクタイはそうそう職場では使えないでしょう?

 しかし、その色違いなら遠慮なく締めることが出来そうですし、執務室で仕事をしている時などに、私のシンボルカラーだと聡が決めてくださった色を見て私を想って下さればいいなとの思いを込めてこのネクタイにしました。

 店舗に並んでいるのを見つけた時は奇跡かと思いました。

 定番ではない柄ですよね、確か」

 ネクタイらしくない――このブランドも大好きな長岡先生情報によると、ネクタイの柄に使われるよりもスカーフの方が頻度も高いらしい。ただ、そのスカーフですらそうそう店舗に並ばないとか聞いていた――感じではあるものの、最愛の人が「披露宴」の時に「何か青いモノ」というジンクスにあの青い薔薇のネクタイを選んだのも「初夜」の一度目の愛の交歓が終わった時に聞いていた。

 サムシング・ブルーは割と有名なので、それほど、いや全く結婚と言うモノに興味がない祐樹ですら知っていた。

 ただ、青いモノであれば何でも良いらしいので、別にネクタイに拘らなくても良かったハズだし、しかも未だ人の手では作りだせないとされている青い薔薇を選んだのは最愛の人の単なる好みと、そして希望が詰まっているような気がした。実際「青い薔薇」として商品化されている花も有るが、あれは青ではなくて紫色に近いと正直思っていたし。

 それにネクタイを青にしようと思えばいくらでも最愛の人が好む「無難」な柄は売っている。

 それを敢えてあの青い薔薇とその花弁に宿った雫の意匠を選んだのは最愛の人の切実な祈りと愛の結晶のような気がしてならない。

 単に好みに合致したということも有ったのだろうが。

 そして出会った頃から言ってくれている祐樹の色は太陽を彷彿とさせる色らしいので、この紅い薔薇もそのカテゴリーには入るだろう。

 そういう、祐樹の色で最愛の人を飾りたいと思ってしまうのはワガママだろうか。

「祐樹、有難う。大切にする」

 ネクタイを花束のように抱えて嬉しそうな笑みを浮かべているのに、素肌には色香以外何も纏ってないというアンバランスさもこういう時でないと見られないので格別な、そして甘い時間だった。

「貴方の場合は、私の差し上げたモノは何でも大切にして下さるでしょう。だからその点についても全然心配していません。

 アメリカで実感したのですが、パワーネクタイというのが有るのですよね?

 私向けに選んで下さったネクタイもそう分類されるのですよね。買って頂いた時には派手だな……と正直思ったのですが、あの団体の中に入ればそう思わなくなるのも一種の集団心理でしょうかね。

 まあ、そういう類いの色ではないですが、貴方のパワーネクタイにして頂ければと思います。

 私は赤といえば、こちらの方が惹かれますけど」

 ルビーよりも綺麗な胸の尖りをツンと弾く。

 薄紅色のしなやかな肢体が若木のように反った。

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気分は下剋上 帰国編 8

 お互いの身体の位置を変えて最愛の人の紅に染まった端整で艶っぽい顔に唇を近付けた。

「祐樹、それは嫌だ……」

 最愛の人が否定的なコトを言うこと自体珍しくて、思わず目を見開いてしまった。

 以前、弁護士という「お堅い」仕事に就いているのも関わらず茶目っ気旺盛な杉田弁護士が(多分)笑いながら送りつけて来た「大人のおもちゃ」の使用法どころか、それが何であるかも分からなかった人だったが。まあ、祐樹はそういう無垢な点も最高に愛おしく思えたものの、冗談交じりで「使ってみますか」には敢然と「ノー」と言い切った人ではあった。それ以外は黙って首を横に振る程度しか意思表示をしてくれない時期が長く続いた。

 最近はかなり色々なことを喋るようになってくれているので心の距離も程よい感じで縮まっているように思うと喜ばしいが。

 ただ、明瞭に「嫌」と言われるとは思ってもいなかったので、一瞬頭の中にクエスチョンマークが飛び交うような気がした。

「ああ、もしかして、あの行為の後ですから、キスに抵抗が有るとか……?」

 正解かどうかは分からないが、祐樹の出した唯一の答えだった。

 確かに「美味しい」と言うには程遠い味ではある。そして最愛の人は、口での行為自体は嫌がってはいない――というか、祐樹がして欲しいと言うとむしろ嬉々として没頭してくれる可愛くて健気な――側面も持ち合わせている。

 ただ、その行為の後に口づけを交わそうとすると嫌がるのは以前から変わっていない。

 多分、合っているだろうとは思いつつも、愛の交歓の最中に――例の「大人のおもちゃ」事件は、二人で寛いで過ごしている時に「こんなものが送られてきた」とか言って見せてくれたような気がする。

 最愛の人の驚異的な記憶力には程遠いので、細部は忘れてしまっている。祐樹的には職業に適している以上の記憶の容量は持ち合せていると自負していたが、それでも忘れて良いような些細な情報はどんどん消去して行かないと容量がパンクしてしまう「凡人」だ。

 最愛の人が頬に紅色の薔薇の花よりも綺麗な色と瑞々しさを一刷毛塗ったような感じに染まっている。

 どうやら正解だったみたいだ。

「聡は以前、『私にとっては美味しい』とか仰って下さいましたよね?

 今、その言葉がストンと腑に落ちたというか、実感したというか……。

 私も聡のだからこそ、美味しいですし、口でも感じてくださった証しだと思うと嬉しいですよ?」

 花園の比較的浅い場所に有る凝った場所を刺激していなかったら無理だったかも知れない、口の中に残る独特の香りとぬめりだったが、その件は内緒にしておこう。

 本当に嫌がっていることは無理強いしたくないので注意深く表情を見守った。

 それこそ、睫毛が触れ合うほどの距離で。

 しかも、床とはいえ寝そべっている体勢だったので、最愛の人の紅色の滑らかな素肌とか朝露のように宿る汗や涙の雫までが綺麗に見える。

 窓の外には飛行機が離発着しているライトとか機体よりも綺麗だし、見ていても飽きないのは言うまでもない。

「――祐樹がそう言ってくれるのはとても嬉しいが、やはり……」

 仕事の時とは異なる曖昧な口調が紅色の唇から戸惑いがちに告げられる。明晰かつ明瞭な話しぶりは主治医として同席していて聞いているが――祐樹が主治医で執刀医が最愛の人というパターンは以前よりは減っているとはいえ割と有る――こういう歯切れの悪い感じの話し方は多分、祐樹しか知らないハズで、それだけで充分だった。

「分かりました。洗面所に行きましょう。先に使わせて貰いますね」

 この程度なら大丈夫だろうと紅色に薫る額に唇を落としてから立ち上がった。

 当然ながら白皙――と言うには今は無理がある――額に嗅覚は存在しないので。

 祐樹の表情を探るような感じで息を殺していたと思しき唇から安堵のため息が零れている。

 その薔薇色のため息の中には祐樹の放った白い真珠の飛沫が含まれているのだと思うと何となく嬉しかった。

「祐樹、お待たせ……って、何故、柚子ソーダなのだ?」

 最愛の人が洗面所から出て来たので、飲んでいた柚子ソーダをグラスに注いで手渡した。

 ただ、夜も更けているからかアイスボックスの氷は融けていたので残念ながら見送ったが。

「サッパリした飲み物の方が良いと思ったのです。こういう時の口直しには。

 ただ、どんなセレクトをしたのか知りませんが冷蔵庫の中には柑橘系の飲み物はこれしかなかったので、仕方なくです」

 紅色の唇が可笑しそうな笑みを浮かべるのもとても綺麗で、何だか本当に日本に帰って来たという実感がこみ上げてきた、再び。

「この小休憩の間にお土産をお渡ししようかと思いまして。

 貴方から頂いた物と比べると見劣りしてしまうのですが……」

 ただ、値段に――多分、祐樹最愛の人は即座に分かってしまうだろう――拘るような人ではないのは知っている積もりだった。

 しかし、ベルリンの時に「お土産」として――公開手術前夜に祐樹も休暇をもぎ取って合流したので厳密に言うとお土産ではないのかもしれないが――最愛の人が用意してくれた時計とはケタが違う、悲しいほどに。

「何だろうと、祐樹から貰えるものは私にとっては掛け替えのない宝物だが……」

 最愛の人がバスルーム兼洗面所に籠っている間に用意した黒い紙の袋を――敢えてその袋にして欲しいと店員さんに頼んだのもちょっとした小細工だった――両手で差し出すと花が綻ぶよりも綺麗な笑みを浮かべた唇が綺麗な笑みを零してくれたのも。


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