腐女子の小説部屋

創作BL小説を綴っています。ご理解の有る方【18歳以上】のみ歓迎致します

気分は~ 正月から雪遊びの間

気分は下剋上 雪遊び 94

「祐樹、寒くないのか……?風邪を引いたら大変だろう……?」
 浴衣を羽織っただけの最愛の人が正座ではなくて横座りをしている。
 その帯を結ばない浴衣が紅色の肢体をより魅惑的に引き立てているようだった。
 また木綿のドレープが横座りという最愛の人には珍しい姿も相俟って海から出て来た人魚のように思えてしまう。
「寒くないと言えば嘘になりますが、愛する聡のためにしていることですので、気持ちが温かくなるのかあまり寒さを感じないです。
 この程度の寒さで風邪は多分引かないと思いますよ。底冷えのする街として名高い京都、しかも最も気温が下がる深夜3時に歩いて帰宅しても風邪を引いたことがないので。あの骨まで染み込むような寒さに比べるとこちらは随分マシですし……」
 正確には気持ちと下半身の(たかぶ)りが熱を帯びている。
 ただ、下半身の滾った場所を最愛の人の濡れた眼差しで凝視されると更に育ってしまう可能性が高い。
 最愛の人の場合、ツンと尖った胸の尖りや育ち切った花芯が布地を押し上げているのを見るのは祐樹の至福の時間だった。
 しかし、浴衣で一応隠したとはいえ祐樹の愛情と欲情の象徴が布地を……というのは何となく気恥ずかしくて見せたくない。
 立場が逆になっただけだというのに、人間の心理というのは複雑なのだなと思いつつ適量を集めて指でお握りを作るように固めた。
「聡も寒くないのですか?」
 床暖房が効いているとはいえ、白桃のような双丘の片方と足しか床に付いていない。最愛の人の元に歩み寄って縁側に上がった。
「いや、祐樹が雪合戦の時のように雪を丸めていただろう?そういう姿を再び見ることが出来るとは思わなかったので、全く寒いとは思わなかった……」
 最愛の人の言葉を疑うわけではないが念のために浴衣越しに肩を抱いて体温を確かめた。
 平熱が低めの最愛の人の肌は確かに普段よりも熱を感じる。
「それは雪(うさぎ)か……?」
 一休み中とはいえ愛の交歓の最中だというのに無垢な笑みを浮かべる最愛の人がとても愛おしい。
「雪兎を作るのだったら南天の赤い実も取って来て目を作ってあげていますよ……。
 これは最愛の聡を悦ばせるために用意しました」
 彼は浴衣こそ身に纏っていたが、健気にも端整な顔に掛かった真珠の雫はそのままにしている。
 その鈍い煌めきが理知的な雰囲気を醸し出す顔に魅惑に富んだ蠱惑的な雰囲気を添えている。
 体温的にも大丈夫だと判断して、はらりと浴衣を落とし、床へと押し倒す。
 紅く煌めいている二つの尖りを指でそっと触れた。貴重な宝石を扱う宝石店の店主のような手つきで。
「あっ……」
 慎ましやかな紅い尖りと連動したような小さな声を零す様子も最高にそそられる。
 先ほどまでの愛の行為でルビーの小粒が熱を孕んでいるのを確かめた。
 最愛の人の肢体についてはきっと彼自身よりも詳しいと自負していて、尖りの熱も予測はしていた。
 ただ、全てが予測通りに行くわけでもないことも知っていたので念のために確かめる。
 熱を孕んでいない場合はお盆の上に置いた白玉のような雪は自然に溶けるまで放置しようと思っていた。
「この(ビジョン)()(ラッド)よりも紅くて可憐な尖りの熱を冷まそうと思いまして……」
 丸めた雪玉を更に細かく割って小さな塊を二つ手早く作った。そして最愛の人の紅い尖りの横に並べて置いた。「ゆ……祐樹っ……。冷たくて……とても、気持ちが良い……」
 顔に宿っている真珠の放埓の鈍い煌めきも最高に綺麗だったが、尖りの横の純白は清冽な美しさで尖りを引き立てている。
 長岡先生の部屋で偶然見た花を(かたど)った指輪に似た精緻な綺麗さだった。
「冷たいのが気持ち良いのですか……?だったら、指で愛するのはしばらく待って、繊細で華麗な宝石のような尖りを目で愉しむことに致します……」
 彼は祐樹の指での愛撫を求めて来るだろうとは思っていたら紅色の唇が瑞々しい花のように開いた。
「それも……良いけれどっ……、それだと祐樹が辛いだろう?私の身体の中に(はい)ることが出来なくて……。
 早く雪の玉を溶かして……、そして私の中に……来て、そして、最高に気持ち良くなっ……逝って欲しい……」
 最愛の人は自分の悦楽を求めるのではなくて祐樹の欲情のことを最優先してくれている。
 その一途な健気さも大好きだ。
 最愛の人と出会う前、祐樹は自分の欲求の解消が最優先だった。まあ、逝かせた(ほう)が色々と都合も良いので義務として行っていただけだった。
 そういう利己主義を浅ましいものだと教えてくれたのは、この愛しい人だった。
 常に祐樹のことを最優先してくれる容姿だけではなくて心も綺麗な人と巡り合えた。その上、生涯一緒に居るという約束を交わせて本当に自分は幸せ者だ。そう思うと魂が愛しさで震えるような気がした。
「有難うございます……。しかし、折角集めて来た雪なので、熱くなった紅色の肢体のあちこちに置いてみたいと思います……」
 秀でた紅色の(ひたい)や頬、そしてすっかり育って水晶の雫を宿らせた場所、そして極上の花園のしどけなく開いた門へとトントンと載せていった。
 花園の門と少し開いた花園……祐樹も先端だけだが()れていたせいで、深紅の薔薇の花びらの色に染まっていた。祐樹の手の動きに従って最愛の人も動きやすいように肢体を動かしてくれるのも何だか紅色の花が華麗に開いていくような印象だった。




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気分は下剋上 映画館にご一緒に I8禁 最終話

「あっ……ゆっ……祐樹っ……とてもっ……()っ……」
 長い形の良い両足が祐樹の腰にさらに強く巻き付いている。そして紅色に濡れた両腕は祐樹の背中に縋るように絡みついている。
 特に両の脚は焦れた感じで大きく開かれていて双丘の奥にある花園の奥へと祐樹を誘おうとしている。
「聡の極上の花園も……普段以上に……熱くて……濡れたベルベッドが、波打っている感じで……包み込んで下さっています。それでいて……花びら達が強く、弱く絡みついてきて……堪らなく……良いです……」
 先ほどからの乾いた絶頂がまだ続いているのかも知れないなと考えてしまうのは、全神経を祐樹の最も敏感な場所に向けると、また真珠の熱い放埓を放ってしまいそうになるからだ。
「聡の極上の、私だけの天国ですけれども、今夜は花園の中の動きだけで……達してしまいそうです……」
 常識だと所謂(いわゆる)ピストンのように激しく上下運動をしなければ達することが出来ないとされている。祐樹も過去の男性相手ではそのようにしてきた。
 しかし最愛の人の極上の紅壁の包み込む感じと貪婪な動きで祐樹が動かなくても過去のベッドの相手以上の快楽を与えてくれるのも事実だった。
「ゆっ……祐樹っ……それはっ……。お願いだからっ……。動いて欲しっ……」
 悦楽の大粒の涙が目尻から紅の艶めく肌に滴っている。紅さを増した頬には祐樹がばら撒いた真珠がオパールのような煌めきを放っていて最愛の人が身じろぎする度に多彩な色へと変化している。そして紅色に染まった唇の端からは銀色の小さな川を作っていてその全てに魅了された。
 祐樹の楔を包み込んで妖しく動く花園の良さは言うまでもない。
「分かりました。聡がそうお望みならば……」
 ベッドのスプリングを利用して大きな動きで突き上げると、全身に宿った汗の雫がベッドの上に一瞬の煌めきを放って落ちていく。繋がった部分からは厚く湿った淫らな音が奏でられている。
「ああっ……祐樹っ……。とてもっ……()っ……。頭の中でっ……大きな……花火がっ……次々と上がるっ……ようでっ……」
 祐樹の突き上げに(しな)る紅の肢体は赤い太刀魚のような煌めきを放っている。感じ切って我を忘れている――と言っても理性は僅かに残っていることも知っていた――最愛の人は慎ましやかで艶やかな声を上げている。
 この部屋がスイートルームでなくて、極端な話だけれども祐樹が学生時代から住んでいるアパートに毛が生えたマンションの部屋であっても隣の部屋の住人に艶やかな声は聞こえないだろう。仮に軋むベッドの音は聞こえたとしても。
「私も……油断すると真珠の……放埓を、奥処に放って……しまいそうです……」
 余計なことを考えていたのは出来れば一緒に逝きたいから、だった。
 一旦、腰を引いてから一気に突き上げた。同時に最愛の人の腰が下へと沈む。二人の動きで祐樹の熱く滾った欲情の象徴の先端部分が花園の奥処の奥の魔性の場所まで迎え入れられた。
 先端部分が熱いゼリーですっぽりと包まれた感じが最高に気持ちいい。
「奥の奥っ……とてもっ……あっ……」
 祐樹の熱い迸りを奥処の更に奥で感じた最愛の人は祐樹の腹部に熱い真珠をばら撒いていた。
 二人して弛緩した身体を濡れたシーツの横たわる。その冷たさが熱く火照った身体には丁度良い感じだ。
「最高に良かったです。愛する聡とこういうことをするのが人生のご褒美のような気がします」
 最愛の人は快楽が深過ぎたのだろうか、熱く甘い息を零してはいるものの呆然自失といった感じだった。
 そんな彼が愛おし過ぎて、濃い紅色の頬に散った真珠の雫を舌で舐め取っていく。
 その感触に身じろいだ最愛の人は慌てたように紅く染まった長い指で祐樹の顔を遠ざけようとした。
「祐樹っ……。それは……とても……困る……」
 艶やかに濡れた瞳が当惑の光を宿して揺れている。
 愛の交歓の最中(さなか)に「ダメ」とか「イヤ」とかの拒絶の言葉を決して言わない人の――ダメもイヤも「いい」とか「もっと」という意味なのを肢体は淫らに開花したものの、精神は無垢なままの人は知らないのだろう――最大限の拒絶の言葉だろう。
「聡だって私のばら撒いたモノを飲んで下さいましたよね?そのお返しです……」
 紅色の指の力が弱まった。
「本当に良いのか?お返しという義務でしてくれているのなら……」
 愛の交歓のせいで普段は後ろに流している前髪が紅の秀でた額に貼りついている。その前髪を優しく梳きながら答えた。
「決して義務とか義理ではなくて、して差し上げたいと思ったので、していただけですよ」
 幾分安堵した感じの眼差しの光に変わったのだけれども、困惑に揺れている眼差しだった。
「私は祐樹の放ってくれたモノを飲み下すのはむしろ好きなのだけれども、そのう……決して美味しいとは言えないだろう……」
 言葉を選びながら紡いでいるらしく、たどたどしい口調も祐樹にしか聞かせない類いのモノだ。
 職場では明晰で真摯な話し方をしている人だったので。
「愛する聡の甘い素肌に宿ったモノですからね。その甘さの方が舌に心地いいですよ」
 祐樹の顔を抑えていた紅色の長い形の良い指が祐樹の頭部に回された。
「そうか……。それなら良い。顔、特に目を愛する祐樹の舌で舐められるのはとても気持ちが良いので……」
 愛の交歓の名残を残す甘く薫る素肌がとても綺麗だった。
「聡の綺麗な目も舐めさせて頂きますね。その代わりと言ってはなんですけれど、ヒロインが絵を描いて貰う時に着ていたようなガウンいや羽織はもっと違うような……とにかくそういうのを着て私を誘惑して下さいますか?いえ、何時でも良いので」
 ベッドから半身を起こしかけた最愛の人の紅色の肢体をベッドに縫い付けた。このホテルは初めて泊まったのだれども、大阪の同系列のホテルには数えきれないほど訪れている。バスローブと浴衣とパジャマは同じように備え付けてあるだろうが、祐樹が望むモノはそんな色気のないものではない。
「分かった……約束する。祐樹と二人で観たいと思っていた映画を、テレビではなくて映画館で鑑賞出来たし、その後はこうして祐樹と愛し合っている。最高に豪華で、そして最高に幸福な夜だ……」
 祐樹の頭髪を梳く最愛の人は瑞々しい大輪の花を彷彿とさせる笑みを浮かべている。
「同じ映画では飽きますので、また良さそうな作品が上映されたら映画館にご一緒に参りましょう。私も最高に幸せでした、よ?」
 そう告げると、最愛の人は花よりも綺麗に微笑んでくれた後に目を閉じた。
 いつもよりも激しかった愛の交歓が眠りの国に誘ったのだろう。
「お休みなさい。良い夢を」そう告げてから舌を頬やこめかみに羽毛のような軽やかさで辿らせた。
 起きたら一緒にデザートを食べて、バスルームに行こうと思いながら。
     <了>




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気分は下剋上 映画館にご一緒に I8禁 37

「祐樹のも私の口での愛撫でこんなに大きくなってくれているので……。一緒に……。
 祐樹の熱い白濁を口で感じるのも……大好きなので……。祐樹は出来れば、私の……顔にばら撒いて欲しっ……」
 この人がそういうリクエストをすることは珍しい。映画の余韻で気分が高揚しているのかも知れない。
 紅色に染まった艶めいた顔に、祐樹の真珠の放埓を放ったらと想像するだけで脳が熱く(たぎ)るようだった。
 それに決して美味しいモノでもない、というかむしろ不味いモノを強請る人がとても愛おし過ぎる。
 大きく開いた唇の中に迎え入れられて熱く湿った音を立てて頭を上下している愛の仕草に負けまいと祐樹も育ち切って水晶の雫をとめどなく流れている(くび)れから裏筋、そしてその奥の花園までを舌で愛した。
 最愛の人の紅色の肢体がしなやかに震えながら反っている。そろそろ頂点が近いのだろう。「一緒に」というリクエストに応えるために祐樹も弱い場所を舌と唇で情熱的に愛した。
「ゆ……祐樹っ……()っ……。もうっ……」
 熱く濡れた小さな声が切羽詰まった感じで紡がれる。その声だけでも充分過ぎるほどの祐樹の(せき)を切る破壊力なのに、喉の締め付けが堪らない。
「私もです。素敵な喉から解放してください……」
 祐樹も切羽詰まった熱い息交じりの言葉を告げた。そうでないと蠱惑的過ぎる喉へと真珠の放埓をばら撒いてしまいそうだったので。
 唇から出されたと祐樹の最も敏感な場所がシグナルを発した次の瞬間に禁を解いた。
 ほぼ同時に最愛の人も甘く艶やかな息が止んで紅色の肢体が強張ったかと思うと弛緩した。そして飲み下す音が艶めかしくベッドルームに小さく響いている。
 二人の熱く甘い息が室内の湿度を上げていくような感じだった。ちょうどあの映画の車の中での「そういう」シーンで車内が結露で見えなくなったのと同じように。
「素敵でした……。私の聡は口でも愛するのが上手ですよね……。それはそうと私の真珠で彩られた聡の顔を見せてください」
 ベッドの上で身体を起こして紅色の二の腕を優しく掴んだ。汗の雫を纏った紅色の肢体の煌めきに魅せられながら顔を同じ高さにした。
 紅色の頬に真珠の煌めきを宿した淫靡で無垢な表情は絶品だった。それにどういうふうに飛んだのか、長い睫毛にも真珠の小粒が三滴も宿っていて、最愛の人が瞬きすると紅色が映えてオパールのように煌めいているのも印象的だ。
「聡のこんなに綺麗でそして淫靡な無垢さを見ることが出来るのは私だけかと思うと、感無量です……」
 濡れた艶やかな眼差しが真剣な光を宿した。
「祐樹以外には絶対に見せたくない。……こういう私を見て良いのは生涯に一人、祐樹だけだと決めている……」
 艶やかな声に切実さが混ざっていて、強くきつく抱きしめた。
「祐樹っ……。祐樹の素肌でも充分に気持ちが()いのだけれど……尖りを愛して……欲しっ……」
 濡れた小さな声でそうせがまれて、映画館からずっと二つの胸の尖りを放置していたことに遅まきながら気付いた。
「私の太ももの上に乗ってください。その最高に綺麗な顔も存分に拝見したいので……」
 紅色に染まったしなやかな肢体の中でも一際紅く煌めくルビーの小粒に見惚れながら太ももに心地いい重さと熱さを感じた。
 二つの尖りを下から上へと爪で弾くと祐樹の指の動きに従って蠱惑に満ちたルビーが見え隠れするのも最高の眺めだった。
 それに顔を上げれば最愛の人の紅色の顔に真珠の煌めきが宿っていたし。弾く強さと速度を徐々に上げると、艶やかな声がベッドルームを愛の色で染めているようだった。
 同時に太ももの上に乗っただけの最愛の人の肢体がしなやかに反って更なる愛撫を望んでいる風情なのも最高に綺麗だったし、紅色の足が祐樹の腰へと回されるのも。
「そろそろ、聡の極上の花園に()れても良いですか……」
 愛の交歓の時は惜しげもなく悦楽を貪る最愛の人だったけれども、ここまで愛らしくて淫らに乱れてくれるのは珍しい。そんな艶やかな肢体を見ていると祐樹の愛情と欲情の象徴も再び熱さで(たぎ)って来ていたので。
「このままの……身体の……形で、か?」
 甘く蕩けた声と紅い頬に真珠の煌めきを宿した顔が無垢な淫靡さに満ちている。
「はい。出来れば……で、良いのですが。聡のこの顔を拝見しながら愛したいので……」
 最愛の人が頷くと頬に宿っていた真珠が滴って、ルビーよりも紅く染まった尖りに宿った。
 その紅さと白さに目を奪われた瞬間に、最愛の人が腰を上げて、祐樹の先端部分と花園の入り口を(あわ)せてくれたかと思うと腰を沈めた。
 先端部分で感じる花園の熱く厚いシルクは普段以上に蠱惑的な動きで祐樹を包み込んでくれる。
「あっ……祐樹っ……。ここっ……()っ……」
 花園の浅い所にある凝った蕾に祐樹の灼熱の楔が当たるように腰を動かしているのも、そして肢体が動く度に湿った熱い音がシーツの上で奏でられるのも最高だった。
 それに目を閉じて悦楽を追っている最愛の人の紅さが増した頬には祐樹が放った真珠がさざ波を作って煌めいている。
 二つの尖りと紅壁の中の凝った蕾が連動しているのも知っていた。爪で弾くのではなくて親指と中指でギュッと摘まんで人差し指でごく小さい先端を軽く叩く。
「ゆ……祐樹っ……とてもっ……()ぃっ。頭の……中で……大きな……花火がっ……爆ぜっ……。ああっ……」
 唇からは飲み下せなかった銀の色が滴っている。しなやかに反る紅色の肢体の動きで紅色の頬からは真珠の煌めきが汗の雫を加えてオパールのようでとても綺麗だった。
 尖りと花園の中の凝った場所のみの刺激で乾いた絶頂を極めることもあるので、今回もそうなのだろう。
 このまましばらく休ませたいという理性と最愛の人の紅壁を貪欲に味わいたいという本能が束の間(せめ)ぎ合っていたけれど、本能には逆らえない。
 腰を突き上げると、極上の花園と祐樹の愛情と欲情の象徴が奏でる淫らで甘美な音がベッドルームに響いている。






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気分は下剋上 映画館にご一緒に 36

「ご要望にお応えして、ベッドルームに参りましょうか?」
 椅子から立ち上がって最愛の人の耳元に、取って置きの甘い声で囁いた後に桜色の耳朶(じだ)を優しく噛んだ。
「聡……愛しています」祐樹の声に反応して、しなやかな肢体がヒクリと撓む。
「ゆ……祐樹……私も愛している……」
 スーツの若干華奢な肩に手を置いて薄紅に染まった唇に唇を重ねると、シャンパンの香りと彼のシトラス系のコロンの香りが脳まで酔わせてくれるような気がした。
「それは嬉しいです。あのヒロインは自分で脱いでいましたよね?シャワーも浴びずに……」
 甘く低い声で(そそのか)すように囁くと細く長い薄紅色の震える指がボタンを外していく。
「リビングルームで脱ぐのも良いですけれども、ベッドルームの方がより扇情的ですよ……」
 前菜のようなキスを交わした後に最愛の人が立ちあがって耳に心地よいシルクのネクタイを解く音をさせながらベッドルームの方へとやや覚束ない足取りで進んでいく。
 テーブルの上には手を付けていないデザートが載っていて、ソルベなどの溶けてしまうような物でなくて良かったと思ってしまう。愛の交歓の後に甘い物を食べるのも熱烈に愛し合う恋人同士に相応しいので。
「あの婚約者よりも私は幸せですね。聡が一糸纏わぬ姿でベッドルームにご自分の意思で来て下さるのですから」
 綺麗に切り揃えられた後ろ髪を上げて桜色の(うなじ)にキスを落とした。最愛の人に欠点があるとするならば、術衣を着るせいで目立つ場所に紅い情痕を残すことが出来ない点だろう。
「え……?それはどういう……」
 艶やかな声を上げながら薄紅色の首が動いて祐樹の眼差しと至近距離で交差する。
「あの婚約者は『君が来るのを待っていたのに』とか言っていましたよね。つまりは彼の寝室には行っていないということです。それに比べて聡はこうして私の腕の中にいらして下さいますので」
 艶やかに濡れた眼差しに見惚れながら唇を重ねようとした。
「ああ、そういうことか……。あのヒロインは婚約者を全く愛していなかったけれども、私は祐樹のことを心の底から愛しているので」
 健気な言葉を紡ぐ紅色の唇に唇を重ねた。先ほどのキスは食事のピリオドとしてのモノで、今回の激しいキスは愛の交歓の始まりの合図としてのキスだった。
「北大西洋ではなくて鴨川という点が不満と言えば不満でしょうが、ベッドから見る鴨川というのもなかなか趣きが有りますね」
 焦らす目的で言葉を重ねていると、薄紅色の指がもどかし気に、そして優雅に動いて祐樹の衣服を脱がせてくれるのも最高に綺麗でそして扇情的だった。それに映画館で祐樹が火を点けた紅色の二つの尖りが散らされるのを待つ花の風情で震えているのも。
 熱い視線に煽られたのか、二つの紅色の尖りが切なげに震えている。そして花芯もすっかり育ち切って先端から雫が溢れている。即座に触れたいのを必死で我慢してただ見詰めていると花芯の先端から溢れた雫が瑞々しい煌めきを放って裏筋から花園の門へと滴っていて、それもまた極上の眺めだった。
「ゆ……祐樹っ……。見るだけではなくて触れて欲しっ……」
 全身でもどかしさを表現している証拠に薄紅色の長く綺麗な脚がシーツを波打たせている。
「どこに一番触れて欲しいですか?聡……っ」
 急いた感じで薄紅色の指が祐樹の手首を掴んでベッドへと誘導される。今夜の彼は普段以上に積極的なのは映画の効果なのだろうか。
 そう言えばヒロインが車の中から馬車風の運転席に居た恋人の手を掴んで車内に招き入れた真似なのかも知れない。だったら最愛の人の意のままにしよう。
 唇と舌が祐樹の下腹部を濡らしていく。その微かな水音と熱い感触が性感を募らせた。祐樹もシーツの波の上で身体を翻して最愛の人のすっかり濡れそぼった花芯へと唇を近づける。
 祐樹が下になっている状態なのも新鮮で良い。それに切羽詰まった欲情に駆られている最愛の人の乱れた姿も。
 お互いがお互いの愛情と欲情の象徴を唇や喉で愛する音がベッドルームを熱く甘い空気に変えていくようで、そういう愛の交歓の時間は作中に出て来た青いダイヤよりも貴重だ。
 口での愛撫では最愛の人の方が遥かに上手なので、上顎のざらつきで先端部分を擦った後に喉を開いて祐樹を締め付けてくれて、その上ベルベットのような舌が茎の部分をソフトクリームを舐める感じで動かされると堪らなく良い。
 その上、上半身を上下に動かして二つの硬い尖りを祐樹の素肌に擦りつける感触も何だか新鮮だった。
「相変わらず聡は私の愛情と欲情の象徴を口で愛するのが巧いですね……。良すぎてこのまま喉に放ってしまいたくなりますよ……?」
 括れを唇で挟んで言外に離して欲しいと告げると最愛の人の薫る肢体がしなやかに反った。
「ゆ……祐樹っ……。祐樹の唇とかっ……舌の愛撫もとても()いっ……。()過ぎて……、放ってしまいそうでっ……」
 確かに最愛の人の花芯は限界まで大きく育っている。いつの時点から欲情していたのか――多分祐樹が映画館で胸の尖りに触れた時からだろうけれども――その欲望の発露を待ち構えていたに違いない。
「良いですよ。思いっきり真珠の白濁をばら撒いて下さい……」
 我慢させるのも悪いかと思ってそう告げると最愛の人の意外な言葉に目を瞠ってしまった、愛らしさの余り。





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気分は下剋上 映画館にご一緒に 35

 大学受験では日本史を選択していたので預金者が銀行に押しかけて取り付け騒ぎが起こったという知識を思い出した。
 ただ、一千万円しか補償されないのだったら「あの銀行が破綻するかも」との噂とか報道が有ったら祐樹も即座に引き出しに行くだろうなとも。
「なかったらしい。私も良く知らないけれども。銀行に預金していたお金も無くなって莫大な株もただの紙切れになってしまった場合、ああいう贅沢な暮らしに慣れていて一回も貧困を味わったことのない人だった場合は、婚約者が奪われたという以上の計り知れないショックを受けるだろうな……。
 あと、株式を買うと配当金というのが出てそれは出資してくれた株主に会社の利益の中から感謝の意を込めて還元するお金だ。先ほど仮の話として出た100株だと大した額にはならないだろうけれども、何十万株とかそれ以上保有していた場合は莫大なお金になるな。
 私が使っているPB(プライベートバンク)の担当者に聞いたのだが、配当金だけで年に8億円ものお金を貰っている人も居る。ただ、その場合も会社が高配当金を出し続けるという前提が有っての話で、経営が厳しくなると配当金は減らされるし破綻すればゼロ円になってしまう」
 八億円!!それは凄いお金だ。ただ、その会社が倒産してしまうとゼロになるというのは、8億円も入る前提で暮らしていたなら大きな痛手になるだろう。
 そういうのが全部なくなったらあの婚約者のように自殺してしまってもおかしくない。
「代々のお金持ちだとそうなるかもしれないですね……。贅沢な暮らしが当たり前な人の場合は前途を悲観して自殺するのも頷けます。
 会社ではないですけれども、江戸時代には加賀藩が100万石の収入が有ったらしいですよね。初代の前田利家は彼の手柄でその領地や収入を得たと思いますが、それ以降は受け継いだだけですから100万石を入手せよとか言われても無理ですよね。
 それはそうとこのソースもとても美味しいですね。もっと味が落ちているかと思っていたのですけれども、全然そんなことはなくて嬉しいです」
 最愛の人が色々なパンが入っている(かご)状のモノをリネンの上を滑らしてくれた。
「有難うございます。貴方の場合はPB(プライベートバンク)がリスク回避(ヘッジ)も考えてくれるでしょうが、最悪そのお金を全て失ったとしても……」
 パンの生地にソースを絡めて食べたら案の定とても美味しかった。彼がアメリカ時代に築いた莫大な資産が幾らなのかは祐樹も敢えて聞いていない。聞けば即座に教えてくれるだろうが、別にお金目当てで彼と付き合っているわけではないので聞いていない。
 ただ、不吉なことは言いたくないなと思っていると甘鯛をナイフとフォークを優雅に動かして切っていた最愛の人が肩を竦めて事も無げに口を開いた。
「特に困らないな。マンションは既に買ってあるし……。大きなお金が必要なのは家・子供の教育資金・老後のお金なのだけれども、祐樹も知っての通り子供を作る予定は皆無で、老後も停年退職したら退職金が貰えるし、それにその後だって元気だったら医師の仕事は続けられるので年金も貰えるから貰うだけで、無くなっても一向に構わない。ほら今時の若者が『年金なんていつ破綻するか分からないから払わない』と言う層が一定数いるだろう?破綻するとは考えていないけれどもそれと同じ感覚だ。それに日々の生活は大学から貰う給料で充分賄えているのでPB(プライベートバンク)に運用して貰っているお金は基本無いものと考えている。生きていくためにお金は必要だけれども、それ以上に大切なのは祐樹だし」
 幸せそうな笑みを浮かべて花のように笑う最愛の人を惚れ惚れと見てしまう。
「それは有難うございます。私も貴方のためなら愛着もそれなりにある大学病院を辞めることも出来ますよ。医師免許さえあればどこも働き口は有りますしね。それこそ成り手が居なくて困っているとかいう船医とか。
 ただ、船医になった場合は逢うのも難しくなりますけれども……。それよりも岩松氏の病院とか貴方と一緒の職場を希望しますね」
 シャンパンを呑み干すと最愛の人が注いでくれる。
「国際公開手術の術者に選ばれたら、祐樹の選択肢も益々(ますます)増えるだろうし何より給料が桁違いのオファーも増える。まずはそこからだろうな……」
 その言葉を聞いて背筋が伸びる思いだった。世界中の外科医の集まる舞台で立派に術者として振る舞わなければならないし、成功すれば多大なる賞賛を浴びるけれども失敗すれば情け容赦なくブーイングとその後の「失敗者」としての烙印が押されるのだから。
「明石教授から推薦を頂けるように精進します。
 国際公開手術には指導者として貴方にもいらして欲しいです。絶対に成功させますので貴方の顔に泥を塗るようなことはないです」
 きっぱりと言い放つと最愛の人は鮮やかな花のような笑みを浮かべてくれた。
「この牛肉のローストもとても美味しい。赤ワインのソースが本当に良く合っていて……」
 先ほどの魚用のナイフではなくて肉用のナイフとフォークに持ち替えた最愛の人が満足そうな笑みを浮かべている。
「肉料理には赤ワインが合うというのは常識ですけれど、ソースにまで赤ワインを使う点が斬新ですね。ああ、ワインを新しく頼みましょうか?」
 シャンパンのボトルがいつの間にか空になっていた。
「いや、何時だったか祐樹が『ワインは媚薬』だと言っていただろう?これ以上媚薬を摂取すると我慢が出来なくなるので……」
 我慢というのは映画館で散々煽った情欲の炎のことだろう。余りにも涼し気な表情だったので気が付かなかったけれども。そろそろ愛の交歓モードに入った方が良さそうだ。




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