腐女子の小説部屋

創作BL小説を綴っています。ご理解の有る方【18歳以上】のみ歓迎致します

気分は下剋上 秋休み

気分は下剋上<秋休み>最終話

「お早うございます」
 実際のところ30分程度早く目覚めて祐樹の胸に頬を預けた格好で満足そうな笑みを浮かべて寝入っている人を飽かずに眺めていたのだが、昨夜の愛の交歓の余韻の残る薄紅色の目蓋(まぶた)が動いたのでそう告げた。
「祐樹……お早う……」
 昨夜の行為が激しかったせいか、彼にしては何だかぼんやりとした声と眠そうな感じだった。
「お昼ご飯に例のお店に行くだけですから、もう少し眠られてはいかがですか?」
 無理をさせて体調を崩してもいけないと思う。腕の中に居る最愛の人は祐樹だけが独占出来るけれども、デートを終えて京都に帰れば彼の手技を慕っている患者さんが多数待機している「公器」だ。その辺りの線引きは社会人として当然だろう。
「祐樹の腕の中がとても気持ち良いので……あと30分……」
 扇のような睫毛が重そうに震えている。寝起きの良い人がこんなに眠そうにしているのも珍しい。
「30分と言わず、1時間でも大丈夫ですよ……。ゆっくり休んで下さい。こうして聡の寝顔を見ているだけで充分過ぎるほどに幸せですから……」
 祐樹の身体に血統書付きの猫のように肢体を()り寄せて(もた)れ掛かるとコトンと眠りの国へと舞い戻っていった感じだった。
 きっちり30分後に再び目を覚ました最愛の人は普段の、というかプライベートで寛いでいる時に祐樹だけに見せる笑みを浮かべていた。
「祐樹、お早う」
 薄紅色の唇にも「お早う」の挨拶を交わした。


「これは一体何ですか?」
 夏のデートの時に最愛の人が「行ってみたい」とリクエストしたお店の二階の一角で(ひな)びた感じの小鉢に盛りつけられていた料理をスタッフの人に聞いている。昭和、いやもしかしたら大正時代に建てられたと聞いても驚かないようなお店の雰囲気にはこういう食器が相応しいのだろうが。ぎしぎしと軋む階段なども非日常を醸し出していた。
「これはお通しの、土筆(ツクシ)と菜の花の古漬けです。春でしたら菜の花の黄色と葉っぱの緑が綺麗なんですが、長い間漬けているので色が落ちてしまって……。ただ、味は落ちていないというか深みが出ていると評判の一品です」
 仲居さんというよりもパートの主婦といった風情(ふぜい)の人だったが。
「菜の花のお漬物ですか……春だと綺麗でしょうね。土筆とは同じ容器で漬けるのですか?」
 最愛の人の切れ長の目が異なった意味で輝いている。京都は基本的に古漬けがメインだしぬか漬けも多い。なので見た目の美しさという点ではイマイチなのも事実だ。だから最愛の人は菜の花のお漬物の作り方を聞きたいに違いない。
「いえいえ、土筆は灰汁(あく)が有りますからまずはその苦みを程よく抑えないといけません。菜の花の色を楽しむのでしたら、摘んできて熱湯をかけた後良く絞ります。そして水と塩を混ぜた物と一緒にビニール袋に入れて冷蔵庫で一日寝かせれば浅漬けの出来上がりです。……ただ、当店のはもっと工夫がされているでしょうが、そういうのは代々の料理人にしか受け継がれていかないので分からないです……」
 済まなそうな感じで告げた後にガスコンロに火を点けている。ポッという音と共に懐かしい香りが辺りに漂った。「有難うございます。ああ、これは昆布(こんぶ)と鷹の爪が隠し味ですね……。とても美味しいです」
 満足そうにお箸を動かしている最愛の人の薄紅色の指が綺麗だった。
「鷹の爪……ですか?ああ、そう言えば菜の花の浅漬けに鷹の爪の赤さを加える家もありますけれど、見た目が良いからそうしているものだと思っていました」
 多分最愛の人は春になったら土筆と菜の花を採りに行きたいと言い出すだろうなと思いながらほろ苦い土筆の漬物を口へ運んだ。ただ、満開の菜の花の中で楽しそうに微笑む最愛の人の姿を見るのも悪くないというか大歓迎だったが。
「当店自慢の牡丹(ぼたん)鍋です。お鍋が煮立ったら入れてください」
 鮮やかな赤と脂身の白が本物の牡丹の花のようでとても綺麗だった。別のお皿には山菜とか(きのこ)とか鍋には定番の白菜(はくさい)などが盛られていた。味噌がベースなのか、お鍋からは良い香りがホカホカと漂っている。
「大根を入れるのは珍しいですね」
 おでんなら定番の大根だが、お鍋の時は滅多に見かけない。
「牡丹鍋は、こんなに脂身が多いので――と言っても見た目よりはずっとヘルシーですけれど――大根と絡み合って美味しいです。東京からいらしたお客様に伺ったのですが、あちらでは確か……『雪鍋』とかいうすりおろした大根をたっぷり作って脂の多い豚肉(ぶたにく)の味をやわらげながら食べるお鍋があるらしいです」
 向いに座った最愛の人は火加減を気にしながらも熱心に聞いている。雪鍋は聞いたことのない料理だが、雪は、すりおろした大根の意味だろう。そして最愛の人はそのうち作ってくれそうな気がした。料理が好きな人だが、お鍋は簡単に出来てしかも不足しがちな野菜も摂ることが出来るので一石二鳥だ。
「そろそろ大丈夫そうだな……」
 スタッフが他のお客さんに呼ばれて行った後は最愛の人は注意深くお鍋を見ていた。猪の肉というのがどんな味か、そしてお鍋の中の味噌とかの出汁(だし)でどう味が変化するのか楽しみだ。
「ん……美味しい……。日本酒が吞みたくなる味だ……」
 最愛の人がこの上もなく満足そうな笑みを浮かべている。少しクセのある味だったが、噛みしめるとジュワっと大地の豊潤さを彷彿とさせる感じだった。呑む時には呑むけれどもアルコール必須ではない最愛の人がそう言うのも尤もな味わいだった。
「日本酒を頼みますか?私は車なのでノンアルコールビール程度ですけれども……」
 お鍋の湯気の向こうの最愛の人は幸せそうに、しかし断固とした感じで首を横に振った。
「祐樹と同じ味を楽しみたいので今は呑まない。ただ、この出汁の作り方は大体分かったので買って帰ろう。自宅で作った時に一緒に日本酒を呑むと絶対に美味しい」
 猪の肉は初めて食べたが最愛の人と同様に祐樹も気に入った。
「それは楽しみです……。血や土の味が濃いのかなと思っていましたが、そうではないみたいですね。上手に消してあるのかもですが……。もっと生々しい感じだったら森技官に食べさせようと思っていたのに、残念な誤算です……」
 半ば本気、半ば冗談で言うと最愛の人は鮮やかな紅い牡丹を彷彿とさせる唇で微笑んでいた。
「松茸とか柿とか色々な収穫があって……。もちろん貴方と二人きりの時間はどれも宝石のように貴重ですが、今回の小旅行は格別に楽しかったです」
 真率な口調で告げると最愛の人も花よりも綺麗な笑みを浮かべている。
「私もとても楽しかった……。こういう旅行―-もちろん夜の時間も込みで……。また祐樹とこうしていたいなと思ってしまう……。帰りたくない気分になってしまうのが切ない気もするけれども……」 
 少し寂しそうな響きを含んだ弾んだ声が今の心境を如実に表しているのだろう。
「冬には雪深い里で二人きりになりましょう。春は菜の花摘みと土筆探しですよね。良いスポットを探しておきます」
 目を(みは)って嬉しそうに頷いている最愛の人の顔が良い香りと幸福そうな湯気を透かして見えて祐樹の心の底まで温めてくれるようだった。

          <了>




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<秋>無事に終わってホッとしています。季節はもう冬だし……と毎回自分にツッコミながら書いていました。読んで下さった方、有難うございます!!


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気分は下剋上<秋休み>58

「相変わらず素敵でした……。いや私が愛する聡の極上の花園に丹精を込める度に開花をどんどん無垢かつ淫らになって咲き誇って行くようです……」
 息が収まると、紅色の唇や首筋そして耳朶(じだ)にキスの雨を降らせた。後の(たわむ)れも愛の交歓の愉しみの一つだったので。
「私もとても()かった……。祐樹が愛してくれているのは普段から良く知っているが、身体を繋げるとより鮮明に分かるので大好きだ。あっ……耳朶の裏……そこも……感じる……」
 清潔な紅色に染まった薄い皮膚を入念に舌で辿った。
 しなやかな肢体が甘さを纏って震えるのも、そしてその素肌に載ったままだった紅葉の葉の紅さとか二つのルビーの小さな煌めきが汗の雫を纏っているのも愛の交歓の後という気怠い甘さを放っているようだった。
「柏木先生がね……『恋人同士で訪れるならベッドの有るホテルよりも布団の旅館の(ほう)が愛の行為に夢中になって落ちる心配がないとかでお勧めだ』とか言っていました。確かにその通りだとも思ったのですが、聡は旅館の方が良いですか……?こういう行為をするのが……」
 紅色に染まった唇が極上の笑みの花を咲かせている。心の底から満足そうな笑みだった。
「祐樹が居てくれるならどこでも嬉しいが……。スカーフの件はホテルで……だろうな」
 律儀にも覚えていて、そして実行してくれるらしい。感謝の証しに唇を強く吸った。
「ああ!旅行番組で観たのだが、昔の家を復元した古民家的な所もあるらしい。岩魚(いわな)(あゆ)囲炉裏(いろり)の炎の周りに立てて(あぶ)ったりお鍋も『自在(じざい)(かぎ)』で釣って煮込んだり出来るらしい。大阪のホテルでは暖炉だろう?そちらの炎の揺らぎを見ているのも楽しいけれども……。岩魚や鮎を立てかけて焼いたりお鍋を煮たりする囲炉裏の火を祐樹と見たいなと思った覚えが有る……。スタッフは下準備をしたら下がるらしいので二人きりになれる時間はたっぷりありそうな感じだった。テレビで見た感じだと少なくともそうだったな……。テレビの撮影用かもしれないが。幼い頃にテレビの時代劇でそういうお百姓さんの食事風景を観た覚えが有って……一度してみたいと思っていた」
 最愛の人の紡ぎ出す風景は確かに素敵だろうなとも思ったし、そして何より最愛の人が色々不自由だった幼少期に憧れていたことを叶えるのは祐樹の役目だと思っている。
「良いですね。岩魚や鮎が焼ける香りとかお鍋の中から温かくグツグツと煮た湯気と共に立ち上ってくる美味しそうな匂いと――そして多分(まき)を使って調理しますからその燃える音とか香りも素敵でしょうね。いつ頃参りますか?」
 既定事項のように話すと涙の雫を宿したままの最愛の人の目が大きく見開かれた。愛の交歓の名残りの潤んだ瞳が最高に艶めいている。それに扇のような睫毛が涙の雫を纏ってパッと開く感じは瑞々しい官能の残り香が匂い立っているような感じだった。
「良いのか?本当に……」
 無邪気な喜びめいた響きが加わった弾んだ声だ。そういう声をもっと聞いてみたい。
「ええ、聡がお望みなら。やっぱり冬ですかね。割と田舎にあるのですか?その旅館……」
 繋がりは解いているものの汗の雫に濡れた素肌を重ね合わせてキスを交わしながら感じる場所を羽毛の軽さで触れながら話すのも大好きな時間だった。
「奈良県の奥らしい。雪が割と降る地方らしくて……。しんしんと降りしきる雪を木の枠の窓から眺めて……囲炉裏の前で二人きりというのも良いな……」
 夢みるような表情を浮かべる最愛の人の端整な顔も艶やかな無垢さに満ちていた。
「そんなに雪が降る場所なのですか?」
 だったらタイヤをスタッドレスに交換しないといけないなと思いながら聞いてみた。
「大阪の高校生が防寒訓練などの遠足で来る場所らしい。稲刈りの終わった田んぼも雪に覆われていたな……番組では……」
 楽しそうに語る最愛の人の表情が活き活きとしている。
「誰も居ない場所なのでしたら雪合戦とか雪だるまを作れますね……」
 京都市内育ちだし、病弱なお母さましか居なかった最愛の人は雪合戦をしたことは多分ないだろうなと思った。そして京都市内は雪が降ることは有っても雪だるまを作れるほどの降雪量はない。
「えっ?雪合戦はテレビで観た覚えは有るがしたことはなくて……、一度してみたいと密かに思っていた。雪だるまも……」
 感嘆の溜め息といった感じの口調が生け花のように活き活きと弾んでいる。
「降雪量がどの程度あるか分からないので何とも言えないのですが、三センチ以上だったら雪だるまは作れますよ?大きさは少し心許ないですけれど……」
 あくまで祐樹の経験則に基づいて言ってみた。
「その程度は充分に有ったな……。靴が埋まるくらいの雪道だったので。まあ、その撮影の日がたまたま降雪量の多い時に重なったのかも知れないが……。それにしても……雪だるまと雪合戦……」
 幸せそうに反復する最愛の人の幸福そうな口調が祐樹にとってもなによりも愛おしい。
 テレビとかパンフレット撮影の時は最も見事な時を選んで撮るというのは聞いた覚えが有るし、桜の名所などでは開花日が気温などで前後することも良くあるらしくて「せっかく満開の桜を見に行ったのに、満開どころか全く咲いていなくて木だけ見て帰った」とナースが不満げに溢しているのを聞いた覚えが有る。
 ただ雪の場合は気温と降雪量をチェックしておけば大丈夫だろう。
「雪の日のデート、お連れしますよ。はい指切り」
 小指を差し出すと紅色の指が絡んで来た。激しい愛の行為も好きな人だが、こういう些細なスキンシップも大好きなことは知っている。愛の行為を終える段落として、そして次の約束を交わすための(ささ)やかな指の交わりだった。






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気分は下剋上<秋休み>(I8禁)57

「ゆ……祐樹っ……()っいっ」
 甘く蕩けたやや高い声が紅色の唇から零れて部屋の湿度を高めていく。
 二つの尖りを根本から先端まで強く弾くと花園の凝った蕾がより強度を増して祐樹の最も敏感な部分に当たっている。人体の仕組みは当然良く知っているが、最愛の人との愛の交歓の時にどこもかしこも連動しているのだと実感する。
「奥までっ……迎え入れたいっ……のだがっ……、花園の中っ……痙攣しているっ……感じでっ……。それにっ……キュっと締まっていて……腰がっ……落とせないっ……」
 最愛の人の()れったそうな言葉が紅色の震える唇から紡ぎ出される。渇いた絶頂の時には花園の中が大きくうねる感じで引き絞られるのでそのせいだろう。
 祐樹もその最中(さなか)には同じことを感じていたので最愛の人がもどかしそうにしているのも良く分かった。紅葉の葉の上から薫る素肌に口づけた。
「花園部分にね。力を入れてください。脱力するのではなくて……押し出す感じの力です……。そうしたら上手く(はい)ります……」
 括約筋を開くコツを伝授しつつ先端部分の熱く厚いシルクの密着度を愉しんだ。こういう状態になっている時はなかなか()れ辛いのは祐樹も知っている。ただ、この熱く甘い痙攣に耐えて奥処まで入ると悦楽度も普段より高くなることも。最愛の人は祐樹の肩に縋って挿入を試みていたが、なかなか出来ないもどかしさからか紅色に染まった(まなじり)から涙がツーっと滴って紅色の滑らかな頬を流れていく。
「無理なようでしたら、愛の体勢を替えますが……?」
 奥処に祐樹の屹立がよほど欲しくて仕方ないのか、涙で濡れた紅色の怜悧で端整な顔が縦に振られた。その拍子に涙と汗の雫が空中に舞って煌めいては落ちていくのも壮絶に綺麗だったが。
「ベッドの(へり)に……手をついて……腰を上げてください……」
 一旦繋がりを解くと祐樹の欲情と愛情の象徴を追いかけるように真珠の雫が瑞々しく熟れた双丘の狭間から零れているのも圧巻だった。
 紅色のしなやかな肢体を反転する際に、ルビー色に煌めく胸の尖りと素肌に纏ったままの紅葉の紅さが一際印象的だったが。
 双丘が高く掲げられて、何だかご馳走が振る舞われる前の鈴の音が聞こえたような錯覚を覚えた。
「聡の……極上の花園、力を入れて下さいね」
 最愛の人の先端部分から水晶のお粒の雫がポトリポトリと煌めきながら落下するのも無垢さと妖艶さを醸し出していた。その様子を肩越しに見て、しどけなく開いた花園の門に灼熱の楔をあてがった。()れ辛いのは分かっていたので、勢いをつけて一気に奥まで蹂躙した。
「ああっ……ゆっ……祐樹っ……。()っ……」
 切れ切れに紡がれた小さな言葉は濡れた肌と肌がぶつかり合う音に精緻なアクセントをつけるように響いている。
 それに後ろから最愛の人を攻める形なので繋がった場所も丸見えだ。視覚と聴覚で愉しみ、触角は極上の花園の熱く厚いシルクの濡れた感触でヒタリと包み込まれて強い痙攣が快楽をいっそう高めてくれていた。
「ゆっ……祐樹っ……抜かないっ……でっ……」
 最愛の人の花園は無垢な魔性が宿っている。そんな場所に長く留まったら祐樹の(ほう)が長く()たない。奥処まで衝いた後に痙攣を弱めるように腰を回した。その後に一旦繋がりを解こうとしたら花びら達が慌てたように祐樹を強く弱く絡め取る伸縮を始めて堪らない。その動きに逆らって花園の門から出た。
 真珠の雫を宿した深紅に色づいた内壁が瑞々しい蠱惑に満ちているのも最高の眺めだったが。
「あっ……祐樹っ……開かれていく……感じが……堪らないっ……」
 再び挑むと濡れた肌の音が淫らな協奏曲を奏でている。そして最愛の人の悦楽の深さを物語るように切れ切れに響く声も熱さを増しているようだった。
「愛する聡の……極上の花園……。いつもよりも……大胆な動きで……私を天国に……(いざな)ってくださるようです……。とても素敵ですね……」
 大きく腰を動かすと、紅色の背中に宿った大粒の汗が空中へと飛び散っている。極上の花園の門も大きく開かれて祐樹を健気な感じで迎え入れている様子も扇情的かつ無心な様子だった。
 祐樹最愛の人はどんなに愛の行為に没頭していても無垢さを失わないのはきっと祐樹を迎え入れたい一心が勝っているからなのだろう。
「ああっ……祐樹っ……もうっ……」
 紅色の背中がピンと張っている。彼も絶頂が近いのだろう。若干華奢な腰を抱いていた祐樹は片手を離して胸の尖りを爪で弾いた後に、最愛の人の育ち切った欲情の象徴に触れた。
「ゆ……祐樹っ……。そこを触られたらっ……直ぐに……放ってしまいそうでっ……」
 切羽詰まった声が艶やかに響いている。祐樹の腰の動きで奏でる愛欲に濡れた協奏曲のアクセントとして。
「私も限界なので……。一緒に……」
 同時に極められるように一際(ひときわ)強く奥処を穿(うが)つ。
「ああっ……もうっ……」
 祐樹の手に真珠の迸りが放たれたのと最愛の人の奥処に祐樹が真珠の迸りをばら撒いたのはほぼ一緒だった。





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気分は下剋上<秋休み>(I8禁止)56

 最愛の人の極上の花園は祐樹の丹精込めた愛の交歓を重ねたせいで魔性を秘めた場所に変化している。
 祐樹も一晩きりとか数か月程度の「職業・住所を明かさない」恋人は居た。しかし、そういう人に「放出するのが早い」と言われたことは皆無だった。
 最愛の人の極上の花園の中に包まれると心地良すぎて持久力がなくなるという密かな悩みがあったし、実際に衝く動きは少ないうちに奥処に真珠の放埓をばら撒いてしまうのが常だった。
 だからそれほど動いていないにも関わらず、何時間も衝いたような内壁の紅さと淫らな収縮が目の前に晒されて魅入られたように凝視してしまう。真珠の雨に濡れた大輪の紅い薔薇の花が風を受けていて、しかも真珠の粒が内壁の紅さを纏って煌めいている。
「ゆ……祐樹っ……そんなに見られたら……。それに、凝った場所……触れて欲しっ……」
 濡れた甘い声と共に花園の内部が切なそうな動きをしている。
「聡の花園が……とても綺麗だったのでつい……。ココでしすよね……」
 中指で凝った場所の先端部分を強く弾いた。
「ああっ……ゆう……祐樹っ……()っっ……」
 凝った場所を強く押すと、更に腰が高く上がっていく。しかもシーツに押し付けられている上半身が揺らめいているのは固く尖った二つの尖りの甘い熱を逃がそうとしているのか、または逆に尖りに刺激を欲して動いているのかの二択だろう。何となく後者のように思えるが。
 前に手を伸ばして確かめると育ち切った先端部分は濡れそぼっていたし。
「指だけで良いのですか……。もっと熱くて、大きい物で衝いた(ほう)が良いですか?」
 凝った蕾を二本の指で挟んで先端部分を潰す勢いで押した。
「ああっ……ゆ……祐樹っ……頭の中でっ……紅い花火がっ……続けてっ……爆ぜてっ……いてっ……。快楽のっ……大波にっ……もみくちゃにされて……いるようでっ……」
 純白のシーツの波の中を紅い素肌がヒクリヒクリと跳ねている。真珠の放埓をばら撒いた気配がないので乾いた絶頂が続いているのだろう。
「祐樹のっ……熱くてっ……確かなっ……大きさが……欲しっ……」
 純白の枕を縋るように掴んだ紅色の長く細い指も悦楽に震えていてとても艶っぽい。
「良いですよ……どんな体勢で責められたいですか……」
 祐樹の指で開いた花園の門から真珠の放埓が溢れ出ていて、紅色の滑らかな素肌に真珠の細い川を作っている。
 硬く尖った蕾を更に強く()まんで先端部分はスイッチを押す感じで愛した。その三本の指も熱くて厚いシルクが包み込んでは強く弱く伸縮してくれている。そんな動きを祐樹の最も敏感な場所で感じたいと切実に思った。
「んっ……具体的にはっ……。祐樹がっ……したいように……()れてくれれば……それで……充分っ……満足だがっ……」
 濡れて艶やかな声が切れ切れに響いて白いシーツに紅色の愛の花を咲かせているような感じだった。
「出来れば、聡のお顔が見ることの出来る形で交わりたいです……」
 祐樹も最愛の人の艶やか過ぎる様子を見てとっくに反応している物を布から出しながらベッドから下りて絨毯の上に座った。
「こちらにいらして下さい。私の太ももの上に足を載せる形で……」
 シーツの波から濡れた艶やかな肢体が急いたような感じですらりと床へと移動してきた。その仕草も艶やかな猫のような優雅さと気品に満ちている。あんなに感じていたのに、一連の流れは高貴なエレガントさしか感じない。
「肩でも首でも良いですので……手をついて支えてください。そして聡のしどけなく開いた花園の門を此処(ココ)に当てて……」
 祐樹の(みなぎ)ったモノを指し示した。
「分かった……」
 最愛の人の重さが祐樹の太ももの上に乗ってきた、それだけで充分心地よい。切羽詰まった感じで花園の門が祐樹の屹立に当てられて、淫らで無垢な音を立てて飲み込んで行く。
「ああっ……とてもっ……()っ……」
 汗の雫のせいで最愛の人の素肌には真っ赤な紅葉の葉が宿っているのも紅色の素肌を引き立ててくれている。先端部分に凝った部分が当たって更なる快楽を覚えた。
「奥処に迎え入れて下さっても良いですし、この凝った蕾の部分が先端部分で衝くような動きをなさっても構いませんよ……」
 そう(そそのか)すように告げてから紅い耳朶(じだ)を甘く噛んだ。同時にルビーの蠱惑に満ちた二つの尖りを爪で強く弾く。





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リアル生活多忙でして……。更新時間がまちまちで本当にすみません!!


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気分は下剋上<秋休み>55

 部屋に入って二人きりになるや否やキスを交わしながら(おび)(ほど)いて床に落とした。
 紅色の素肌に紅葉の赤が映えてとても綺麗だった。それに普段よりも更に紅さを増して尖った二つの尖りが蠱惑的なルビーの煌めきを放っているのも最高にそそられる。
「ベッドで良いですか……?」
 こういう状況で「何が?」と聞くほど最愛の人も野暮ではない。紅色に染まった顔が優雅かつ艶やかに縦に動いた。指を付け根まで絡ませてベッドへと歩んでいく。
 最愛の人の唇で祐樹を愛してくれたお返しもしないといけないなと思ってしまう。取り敢えずは付け根まで絡めた指を強く握った。
 しなやかな肢体の奥の奥まで祐樹に暴かれるのも大好きな人だったけれども、こういう(ささ)やかで可愛らしいスキンシップも好んでいることは知っていたし。
「せっかくなので……秋らしい愛の交歓をしましょうね……」
 共にベッドに座った最愛の人の背後から松ぼっくりを掴んだまま尖りへと手を伸ばした。
 茶色くて無骨な感じのモノがルビーの蠱惑に満ちた煌めきを揺らしているのを見るだけで興奮してしまう。
「あっ……。ゆ……祐樹っ……。もう片方も……強く……()まんでっ……、愛して欲しっ……」
 若干細い肩越しに見る最愛の人の愛情と欲情の象徴は三分(さんぶ)ほど育っている。唇で愛してくれた時には腰も揺れていたのでもっと顕著に兆していただろうと思ったが、非常階段とはいえ人目に付きかねない場所を通って来たのでこの反応へとダウンしたのだろう。
 茶色い松ぼっくりに揺らされたルビーの蠱惑的な煌めきは茶色との対比のせいもあって一際無垢(むく)な妖艶さに満ちている。もう片方を祐樹の親指と人差し指で摘まんで苺を潰す感じでキュっと捻った。
「あっ……祐樹っ……()っい……。二つともっ……」
 先ほどよりも濡れた声が紅く染まってベッドのシーツに零れていくような錯覚を覚えた。
 それに半ばまで立ち上がった欲情の象徴が物欲しげにヒクヒクと動いているのも最高にクる眺めだった。
 胸の尖りが最高の硬度と熱さに育っているので、連動している花園の中の凝った場所も硬くなっているハズだし、極上の場所も祐樹を求めて淫らで切実な伸縮を繰り返しているだろう。
「うつ伏せになって……腰を高く上げてください……」
 この部屋では一回祐樹の真珠の放埓をばら撒いた花園の中は紅い花びらに真珠の粒が歩いたことで入り口付近まで零れているハズなので目でも確かめたい。
「それは構わないが……ただ……」
 振り返って祐樹を見る紅色に濡れた眼差しが不安そうな光を宿して揺れている。
「ただ……?何ですか……」
 最愛の人の懸念は分かっていたけれども、紅色に染まった唇から具体的に聞きたいと思ってしまう。
「松ぼっくりを……、()れるのは……どうしても……抵抗が……有って……」
 今はきっとしどけなく開いた花園の門は深紅の薔薇よりも紅いだろうし――何しろ先ほどまで祐樹の怒張で散々衝いた場所だった――其処(そこ)に茶色のモノで開きたいとは思ったが、愛する人の嫌がることは絶対にしたくない。
「分かりました。ではここに置いておきます……」
 ベッドボードに手ごろな空間が有ったのでそこに転がした。秋に相応しい愛の交歓に相応しい小道具だったが。そして瑞々しくも妖艶に煌めくルビーを愛したモノだけに祐樹の宝物(たからもの)として持って帰ろうと思っていたので無くしたくはない。
 安堵めいた響きが混ざった吐息を零しながら最愛の人は紅色の素肌を優雅かつ物憂げな動きで反転させている。その仕草にも魅入られてしまったが。
「これで……良いのか……?」白いシーツの上でうつ伏せになって熟れた白桃のような双丘を高く上げた艶やかな姿も一際(ひときわ)目を射る。シーツの白さを(くれない)で染めるような艶やかな素肌もとても綺麗だった。
「もう少し、足を開いて下さい……」
 そんなあられもない姿を見るとどうしても欲情に掠れた声になってしまう。
 紅い扇をハラリと開くような感じで足が開かれた。花園の門に祐樹がばら撒いた真珠の粒が宿っていて、もどかし気な伸縮を繰り返す動きで紅く染まっている様子も絶品だった。
「指を三本()れて、花園を暴いても構いませんか……?」
 先ほどの愛の交歓ですっかり花開いた場所なので、大丈夫だとは思ったが一応聞いてみた。言葉で最愛の人の劣情を煽るのは大好きだが、具体的な愛の行為で無理はさせたくないのも本音だったし。
「指で……凝った場所を……愛して欲しい……」
 強請るように背中が綺麗に反って祐樹の目の前に双丘が近づけられる。何だか高貴な猫が愛撫を欲しているような艶姿(あですがた)だった。白桃の双丘を割り拓いて、祐樹の人差し指から薬指までを花園の中にゆっくりと()れると背筋が更に反って紅色の若魚(わかうお)がシーツの波で泳いでいるような感じだ。
 人差し指と薬指でYの字を作って花園の中を見て、その無垢な妖艶さに眩暈がしそうなほど見入ってしまった。







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現在、仕事が忙しくて更新時間がバラバラに(( ;∀;)本当にすみません!!

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