7a4c93e0.jpg





「ゆ……祐樹っ……凝った……場所も……とても……悦いっ……。
 真っ赤な……ルビーが……炎に……包まれて、爆ぜ続けて……いる感じでっ……。
 ただっ……やはり……奥処まで……祐樹と……深く……繋がりたいし……奥処を……祐樹ので……衝いてっ……欲しっ……」
 切れ切れの声が熱く甘くベッドの上に快楽の紅い花びらを撒いたように落ちていく感じだった。
 後ろから抱きすくめた形の愛の体勢なので最愛の人の悦楽に濡れた顔とか、すっかりと育ち切って先端から大粒の雫を祐樹の身体の動きに従って零しているだろうモノは見えなかったが、その分想像力も掻き立てられて勝手に想像出来るという利点はあった。
 そんなことを考えているのはいつも以上に精緻な力で強く弱く祐樹を包み込んでくれている極上の花園の抗うコトの難しい妖しい動きから一瞬でも意識を逸らすためだった。
 奥処へとベルベットの熱くて厚い濡れた花びらが祐樹の灼熱の楔を誘う動きで妖艶に動いているのも最高に良かった。
 それに、先端部分で凝った場所を衝いているだけでもベルベットの濡れた場所で絶頂の極みの白い液をばら撒きそうになってしまっている。
 最愛の人はそういうコトを気にするタイプではないものの、先端部分だけとか、男として標準値以下に早いというのは情けない気がする。
 そういう男としての尊厳(?)を最愛の人が慮ってくれたわけではないだろうが――そもそもそういう「下世話」なコトを知っているかどうかすらナゾだ――奥までというリクエストは祐樹にとって歓迎すべきお誘いなのも事実だった。
「あっ……祐樹っ……。胸も……ジンジンと……熱くてっ……爆ぜるようなっ……感じがっ……」
 両手は胸の尖りに添えるように回していた。この愛の体勢を保持するという目的も有ったものの、普段以上に硬く可憐に尖ったルビーの粒を人差し指と中指で挟んで小刻みに動かしているのも事実だった。
「聡の……ルビーの尖りを……刺激すると、少し大きくなった……ココが、私のを……弾いて……下さって、とても気持ちが……悦いのです……。
 ただ、これ以上……乾いた……絶頂の……大波も……辛いでしょうかね……」
 ベッドの上では普段なら絶対に口に出さないようなコトでも薔薇色の唇が紡いでくれるのは知っていた。
 まあ、ベッドの上だけではなくて祐樹と身体を繋げた時というのが正解だったが。
 だから良い機会だと思って聞いてみることにした。
 と同時に会話することに神経を使うと祐樹の絶頂がほんの少しばかり遅くなるという姑息な思惑があったことも事実だったが。
「いや……達しかけるっ……寸前の……快感が、ずっと続く……ような……感触でっ……。
 一気に……駆け上っては……堕ちるという……爆発とは……また違った悦楽だ……な……。
 その……達しかけとっ……いうか……その快楽に……加わって、大きな……波や……小さな波が……背筋を、いや身体全体を……攫っていく感じも……あって……真っ赤な……深淵に……頭から……足の爪までが……飲み込まれて……いくようで、堪らなく……悦いっ……。けれど、やはり……祐樹が……私の……身体の……奥処に……熱い、真珠の……迸りを……感じて……私も……放つ方が……さらに……悦いのでっ……」
 乾いた絶頂は当然ながら祐樹は味わったことはない。
 ノーマルな男性だって自分が逝く快楽は当然知っているだろうが、女性が本当に絶頂を極めたか分からない上に、極めたとしてもその絶頂がどんなモノなのか体感出来ないのと同じようなモノだと思っている。
 だからそういう未知の悦楽を――祐樹が与えたものというか一緒に育んだものなのでより一層興味があった。それに最愛の人の肢体のことは全て知りたいと思うのは愛する者として当然のような気がする。
「そうですか……では、奥処まで……、一気に貫きます、ね。念のために……足の力は強くして……おいてください。
 ベッドから落ちることは……ないでしょうが……」
 そんなアクロバティックな愛の姿勢ではなかったが。
 ただ、そういう注意喚起をしていると、紅色に染まった細く長い首が祐樹の言葉を聞いて分かったという感じで優雅に縦に振られるのを見ているだけで達してしまいそうになった。
 元々先端部分だけでも充分な快楽を得ていたからだろうか。
 最愛の人の胸を両手で掴んだまま、繋がりを深めていった。
「ゆ……祐樹っ……強く……抉ってくれるのが……とてもっ……悦いっ」
 先ほどよりも高い声が繋がった部分から響く湿った音と響き合って寝室の空気を深紅の薔薇の色に変えていくような気がした。
 奥処まで一気に、しかも弾みを付けて貫くと紅の肢体が祐樹の手の拘束では支えきれないほど優雅に反っているのも物凄く綺麗だった。
 しかも花園の中は更に分厚いベルベットの濡れた感触で祐樹の灼熱の楔を強く弱く精妙な力で包み込んでくれている。
 それだけで奥処に放ちそうになってしまうが、必死に耐えた。
 やはり最愛の人と一緒に絶頂を迎えたいと思ってしまったので。
「もう一度……門まで……抜いてから、一気に貫くのが……良いですか?
 それとも、こうして……小刻みに奥処の全部を……確かめるような……動きが良いですか?」
 紅色に染まったしなやかな肢体が強張っている。最愛の人も絶頂が近いのだろう。
「大きく……強く……貫いて……欲しっ」
 散る寸前の大輪の花の風情で肢体を揺らしている最愛の人も物凄く綺麗でそして淫靡だった。
「承りました……。私も……そろそろ、限界なので……」
 そう告げてから引き抜いた。そして即座に腰を後ろに引いてからその余力を駆って深くまで繋がれるように衝き挿れた。
 二人の繋がった場所が熱くて甘い音を奏でている。肌と肌がぶつかる音とか最愛の人のより甘くなった声が切れ切れに響いて部屋の空気に悦楽の紅と銀の粉を撒いているような感じだった。
「あっ……祐樹っ……もうっ……」
 切羽詰まった甘い声が天国よりも心地よく響いている。
「私もです……。一緒にっ……」
 最奥に真珠の放埓を弾けさせたのと、最愛の人の強張った震えが起きたのはほぼ同時だった。



--------------------------------------------------
二個のランキングに参加させて頂いています。
クリック(タップ)して頂けると更新のモチベーションが劇的にそして爆発的に上がりますので、どうか宜しくお願い致します!!




にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村





小説(BL)ランキング



























最後まで読んで頂いて有難う御座います!
何とかノルマは達成出来ました(しかし、更新時間がばらばらという……)

まだまだ続きますが、読みに来て頂けると嬉しいです。

     こうやま みか拝



  ↑  ↑
こちらではこっそり直した上で投稿しています。ルビも打てるので嬉しいです。




小説家になろう版 「気分は~」1stシリーズ 一気読みにぞうぞ


腐女子の小説部屋 ライブドアブログ - にほんブログ村





PVアクセスランキング にほんブログ村