758f2f15.png





「『初夜』ですからね……。
 今時のカップルは当然結婚前からこういう関係を結んでいるでしょうが、昔は初めて結ばれる大切な日だったと聞いています。
 古えの『初夜』のように、愛の手管を受け止めるだけにして貰えれば……と思います」
 大粒の水晶の雫と、最愛の人が零してしまった白い放埓の証しを舌で舐めては横笛を吹くように唇を移動させている。
 そのたびに湿った淫らな音が祐樹の唇と最愛の人の育ち切ったモノのどちらが立てているかも分からない。
 そして最愛の人の甘く熱い嬌声交じりの声を聞いて、先端分のくびれに痛くないギリギリのレベルで歯を挟んでそう告げた後に先端部分を舌全体で舐めた。
「あっ……悦っいっ……。先端も……、そして花園の凝った部分も……。
 真っ赤なルビーが炎に……包まれて……爆ぜて……いるようでっ……。
 ゆ……祐樹っ、ココも愛して……欲しっ」
 紅色に染まった指がルビーよりも煌めく尖りをじれったそうに弾いているのも物凄く綺麗でそして淫靡だった。紅色の指が緻密に動く度に隙間からルビーの熱さと硬さを持った妖艶な煌めきも零れているし。
「ワガママで貪婪な花嫁ですね……。しかし、そういう艶姿を見せて下さって有難うございます……」
 指で凝った場所をキュっと摘まむことに成功した。祐樹の真珠の飛沫で濡れそぼっているソコは当然ながらツルツルと滑って掴みにくかったので。
「ゆ……祐樹っ……神経が……剥き出しにされた……ようで、凄く悦っ……ぃっ……。
 ただ、ソコを愛される……とっ……」
 祐樹の指を心地よく弾く凝った場所は男性なら誰だって弱点だったが、今宵の最愛の人のソコは大きさを増している。
 祐樹とこういう関係になってから徐々に開花を遂げる花のように淫らな肢体になって行ってくれているのも確かだった。そして今夜はまたその開花が一際深まったような感じだった。
 そして祐樹の口から喉にかけて挿っている最愛の人のモノの様子で分かっていることを花のような唇で紡いでくれるのもとても嬉しいし淫らでいながら無垢さを感じさせる雰囲気だった。
 ツンと尖ったルビーの熱くて慎ましやかな粒の側面をギュッと掴んで捻った。
「悦っ……い……」
 祐樹の髪を掻きまわす指が物狂おしさを増している。
 その上、紅色の肢体が純白のシーツから大きく反って、祐樹の身体の方に寄せられている。
 祐樹の唇と喉の動きに連動して淫らで甘美な濡れた音が寝室に淫靡な花を咲かせたような錯覚を覚えた。
 そして、そろそろ絶頂が近いのか甘く蕩けた最愛の人の声がより一層高さを増している。
「ゆっ……祐樹っ……。そろそろっ……大きな……ルビーがっ……爆ぜそうでっ……。
 口を……離して……欲しっ……」
 最愛の人の魔法のような唇での愛撫には及ばないのも知っていたが、それでも充分感じてくれたことは純粋に嬉しかった。
 そして、何故口を離すようにと言ってくれたのかも分かってしまう。
 口の中で真珠の放埓を放たれた時の気持ち良さは最愛の人から聞いて知っていた。
 更に頬をすぼめて茎の部分をキュっと締め付けて、その上喉の奥まで挿れようと試みた。
 花園の中の凝った場所を摘まむ力を強くして、胸の尖りも側面部は旧式の機械に付いていたボタンを捻るようにしながら中指で先端部分を強く叩いた。
「あっ……もうっ……だめっ……。ゆ、祐樹っ……口を……離してっ……」
 弾けるのを必死で堪えているせいか、紅の肢体も強張っては震えている。
 嵐に散らされることを内心では期待しながらも必死に耐える大輪の花のような風情だった。
 「嫌です」と言う代わりに顔を上下に激しく動かした。
「ああっ……。ルビーが………爆ぜてっ……しまうっ」
 切羽詰まった声もルビー色に染まっているような気がした。
 その瞬間、祐樹の喉に真珠の迸りが勢い良く飛び散った。
 気管に入らないようにだけ気を付けて、その粘度のある放埓を飲み込んだ。
 一部飲み込めないモノが口の中に宿っていたが。
 すっかり濡れて乱れた純白のシーツに紅色の肢体が大輪の椿の花が落ちていくような感じで横たわっている。
「――祐樹……。決して美味なものではないだろう……?
 洗面所に行って、口の中を……洗い流して……欲しい……」
 熱く乱れた声が怜悧な艶やかさで寝室に愛の花を咲かせているようだった。
「他ならぬ聡のモノですからね。
 しかも生命の欠片とも言うべき液体ですし、そう思うと甘い味しかしないです……。
 聡だって、唇で愛して下さった後は美味しそうに飲んで下さっていますよね……。それと同じです……」
 激戦地帯の野戦病院とはきっとこんな感じだろうなと勝手に思ってしまうほど忙しかった救急救命室からの帰宅する途中で不意に劣情を催すこともある。疲れた時に時々こうなるのは男としては普通だろうが。
 そういう時に最愛の人は――神経も体力もすり減らす仕事をしているにも関わらず、祐樹の帰宅時間には目が覚めてしまうらしい。それも心から愛されているようで心が弾む――素晴らしく上手に喉の奥まで開いて祐樹の欲情を発散することだけを目標に愛してくれるのが常だった。
 その口の愛撫の時は必ず飲んでくれている。
「嬉しいが……。でも無理はして……欲しくない……かな……」
 長かった絶頂の残り香のように甘く薫る唇が熱い息と共に切れ切れの言葉を紡いでいる。
「無理なんてしていないですよ。
 聡のモノはとても甘いです。
 ああ、無理でない証拠に……」
 舌に飛び散っている真珠の雫の粘度をこの際使わせて貰おうと思った。
 舌を尖らせて一か所に集めると、最愛の人のルビーよりも妖艶で、そしてダイアモンドのような煌めきを放っている胸の尖りへ唇を近づけた。
 紅色の肢体には大粒の汗の雫が雨に濡れたように滴っているのもとても綺麗だった。それこそダイアモンドをまぶしたかのような煌めきに満ちていた。
「えっ……ゆ、祐樹っ……何をっ……」
 慌てた天使はきっとこんな声を出すのだろうなと思わせる神聖でいながら艶やかさだった。




--------------------------------------------------
二個のランキングに参加させて頂いています。
クリック(タップ)して頂けると更新のモチベーションが劇的にしかも爆発的に上がりますので、どうか宜しくお願い致します!!





にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村






小説(BL)ランキング




















最後まで読んで下さいまして誠に有難う御座います!!

暑い日にマスクをして外に出ると熱中症になりそうですよね。読者様も色々な面でお体ご自愛下さい。

    こうやま みか拝












↑  ↑
「心は闇に囚われる」小説家になろう版です。




↑   ↑

こちらでも「気分は下克上」更新しています。縦書きで読みたい方は是非ブックマークお願い致します。






腐女子の小説部屋 ライブドアブログ - にほんブログ村


PVアクセスランキング にほんブログ村