
「すみません……。少し……休ませて下さい……。
体力には自信が……有ったのですが、普段とは……違った意味で……神経を使ったり……高揚したりして……いたせいで……疲れたようです……」
不本意ながら認めないといけない現実に打ちのめされたので、そういうのもキチンと伝えなければならないだろう。
最愛の人も同じぐらい疲れたと思うのに、我が身の不甲斐なさが情けない。
せめてものお詫びを兼ねて胸の尖りを羽毛のように軽く撫でながら。
「気にしないで……良い。疲れているのは……仕方ないし、そういう場合は……休むべきだし……何なら……少し眠って……体力の……回復を……待った……方が……」
しなやかな紅の肢体が祐樹の指の動きに従って跳ねながらも、自らの快楽を押し殺してそう言ってくれる最愛の人の深い愛情が嬉しかった。
ただ、最愛の人はまだ乾いた絶頂の中に揺蕩っているようで、普段よりも甘く乱れた声だった。
「そうやって、優しく撫でられるのも……とても悦いっ……。けれども本当に無理はして欲しくない……な……」
ツンと尖って熱を持った粒はルビーよりも蠱惑的に煌めいていた。
「せめて、これくらいはさせて下さい……。触っていると、とても気持ちが良いので……。何だか……とても……癒されるようで……」
煌めきに誘われるように右の尖りに唇を寄せて挟み込んだ。硬く尖った慎ましやかな尖りを赤子のように吸った。
「えっ……ゆ……祐樹っ……。悦いけれどっ……本当に無理はっ……」
もう片方の尖りは先端部分を押しつぶすような勢いで愛しながら音を立てて吸うと何だか疲労が蒸発していくような気がした。
当然記憶はないものの、赤ん坊の時に母の乳首を吸っているような気持ちはきっとこんな感じだったのだろうな……と実感した。
全てを委ね切って安心できる相手とこうしてスキンシップを取ることがどんなに安らかな気持ちになるのかを再確認出来たような気がした。
祐樹が尖りを吸う音と甘くて普段よりも高い声が純白のシーツに滴り落ちるような気がした。
「いつも……みたいに……歯で……強く……噛まれるのも、物凄く悦いけれど……、祐樹の……柔らかな……唇で……吸われるのも……違った意味で……すごく悦いっ……。あっ……またっ……ルビー色の大きな波がっ……」
ヒクンと紅の肢体をシーツの上で跳ねさせた最愛の人の尖りを唇全体で横へと動かした。
硬く熱い感触が唇を強く弾くの気持ちいい。
「もう。大丈夫ですよ……。本格的な、愛の交歓を始めましょうか……。
熱烈に愛し合う二人の初夜に相応しく、ね」
乱れたシーツの上に辛うじて無事だった枕を最愛の人の腰の下へ敷いた。
「さあ、大きく足を開いて下さい。極上の花園から白い蜜が滴っている様子を私に見せて下さいませんか?
何も隠さない聡の全てが見たいです……。
綺麗な花の芯のようにピンと震えながら立って、先端から透明な雫を滴らせているのもとても綺麗で淫靡な眺めですが……」
紅色の耳朶を軽く噛んで唆すように告げると適度に筋肉の付いたしなやかな紅の足が花開く。
紅色の双丘を指で開けると、紅く染まった門が誘うような動きをしているのも絶品だった。指で広げると、紅い花びらに真珠の雫が点々と散っているのも蠱惑に満ちている。
祐樹に熱く見られていると肌が感じたのだろう、花びらがヒクリと動いて真珠が紅の色に照り映えている。そして花びらが祐樹の視線に煽られたように優雅かつ淫らに息づいている。
その動きに合わせて真珠の放埓の雫が紅い色に煌めいているのも最高の眺めだった。
そんな魅惑的なものを見て、祐樹の愛情と欲情の象徴が元気を取り戻すのはある意味当たり前だろう。
「ゆ……祐樹っ……。見ているだけではなくて……奥処まで……来て……欲しっ……」
嗚咽混じりの声が紅色に染まっていて、純白のシーツに紅い花を咲かせているような気がした。
最愛の人の重力に完全に逆らっている場所も大粒の水晶の雫を震えながら零しているのも。
「愛していますよ……、聡……。こういうふうに真珠の雫を散らした花園の中も、直接素肌で愛さずにいられないです」
先端を挿れて、先ほどの凝った場所を衝く。
「あ……ゆ……祐樹っ……悦いっ……けれど、もっと奥処を一気に貫いて欲しっ……。
切なそうな濡れた声が寝室を薔薇色に染めていく。
その甘く高い声と連動するように花園の中も妖しく動いて祐樹を奥に誘ってくれていたし。
「乾いた……絶頂が……ずっと続いて……悦いのだけれどもっ……。
こちらも弾けるように……して……欲しっ……」
最愛の人が普段は自分で触らないと誓ってくれた場所を我を忘れたような感じで紅色の細く長い指で上下に扱く様子も絶品だった。
「ああっ……ゆ……祐樹っ……」
勢いをつけて奥処まで貫くと二人の濡れた肌がぶつかって愛の協奏曲を奏でている。
「聡の……極上の……花園の中……すごくいいです……。
普段よりも……熱くて厚い濡れた……ベルベットがヒタリと……包み込んで下さっては、強く……弱くバラバラに……動いて下さって……それだけで……達してしまいそうに……なります……」
いったん門の辺りまで引き抜いた後に、奥処を目掛けて衝き挿れた、強い力で。
「ゆ……祐樹っ……、すごく……悦いっ……。
もっと奥まで……来て……欲しっ……」
最愛の人の足が祐樹の腰に回されて引き寄せるような動きをした。
腰は当然見えないが、肌の感触からして祐樹のウエストに紅い脚がエックスのように絡まっているのが分かって、ゾクリと身体が震えた。
ベッドが軋むたびに甘く高い声が寝室に花びらのように散っているような感じだった。
それに花園の中も精緻な愛の動きで祐樹を頂点へと上り詰めさせようとしてくれている。
「そろそろ……。聡の中で……放って良いですか……?」
極上の花園は祐樹にとっては魅惑的過ぎて直ぐに天国へと連れていかれそうになる。
「ゆ……祐樹っ……。私も……もうっ……」
切羽詰まった声が濃い紅に染まっている。
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