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 いきなり挿れて強引に快楽の淵へと落としたい気持ちと、キチンと説明した後に納得づくで試してもらう二択だったが、俺はより深い快楽を得て貰おうと後者を選んだ。
 バイブの振動と前立腺を刺激する動きという、メーカーの開発員の確固たる意気込みを感じてしまう。
 どんな表情でこういう機械を作っているのかは定かでないが、それでも快楽の深淵にユーザーを迎え入れたいという意欲は物凄いのは、手の中で暴れている動作で分かった。
 そして、その動きを涙交じりの艶やかな瞳で見ている俺の恋人は生唾を飲み込んでいた、乳首への刺激で喘ぎ声と嬌声で閉じられなくなった唇からは銀の糸が絶え間なく流れている合間を縫って。
「こんな……動くのか……でも、良いからっ……オレの身体の……中に……挿れてっ!!」
 息も絶え絶えといった感じで懇願してくる俺の恋人は、反った背筋を宙に浮かしたままで、自分のすっかり育ち切ったモノの括れ部分をキュっと掴んでから強い力で下から上へと扱いている。
 一人でこの家に居る時のことは当然知らないが、俺の前で自らを慰めているのを見るのは初めてで――いや、プレイの一環として、ほぼ無理やりさせたことは有ったような気もするが、自分の意思でソコに手を伸ばすことはなかった――何だか淫らな蝶の羽化を見ているような気になる。
 ただ、この様子だと絶頂が近そうなので、腰を浮かせた時を見計らって片方の手で腰を掴んで固定しつつ桃の果実のようなお尻を割り割いた。
 待ち受けるように、大きく足を開いてくれている可愛くて可憐な恋人の咲き初めた梅の花の色のような口がしどけなくヒクヒクと動いている場所に、ピンク色の「おもちゃ」を誘われるように強引に挿れた。
「ああっ……!!イイっ……。もう、ダメっ……」
 華奢な指で擦っていた場所から白い液を弾かせるのと、俺が「おもちゃ」を全て埋め込んだのはほぼ同時だった。
 紅色に染まった指とか、腹部に白い液が滴り落ちるのも物凄くクるものがある。
 それに乳首にはクリップ、そしてお尻の穴からはコード状のモノが出ていて、その振動音が甘く熱い息と混じって寝室に響いている。
 ごくごく微かな音だったが、やけに大きく聞こえるのは俺が息を殺して恋人の痴態を見ているせいだろう。
「前立腺……こんなっ……細かい……動きでっ……執拗に、擦られたらっ。
 それに……オレの中も……左右に……大きく、抉られたらっ……。
 両方ともが……おかしくなりそうっ……って言うかっ……両方ともっ……スゴくて……。ああっ……んっ
 それにっ……中、物凄く……熱くてって……イイっ」
 先ほど精を放ったばかりだというのに、完全に重力に逆らったソコも一際大きくなってヒクヒクと震えている様子が淫らでいながら可憐だった。
「クリップに挟まれた乳首は如何ですか?」
 普段よりも甘く高い声が切れ切れに紡がれていて、機械の振動音と共に寝室の空気を妖艶さが際立つ薔薇色に染まっていくようだった。
「胸……?
 キュって、挟まれて……ジンジンっと……して、凄く……感じるっ……。
 もっと、強く……ならないのがっ……もどかしくてっ……
 それに、こっちもっ……熱くて焼け切れそうっ……」
 華奢な指が弾ける直前の育ち切ったモノの先端部分を左の掌で転がしている。その動きに合わせて淫らな湿った音が奏でられるのも物凄くそそる。
 右手は茎から二つの果実まで擦り下ろして、果実を挟むようにしながら手全体で揉んでいる。
「そういうあられもない痴態を余すところなく見せて下さるとは思いませんでした。
 感じるトコロを『おもちゃ』で刺激されると物凄い悦楽でしょう?
 だから、皆が夢中になるんです。
 分かって貰えましたか?」
 皆がしているかどうかまでは知らないが、さっきそう言い切った手前もあってそう言わざるを得なかった。
「んっ……。すごく……イイのでっ……分かるなっ……」
 白いシーツの波に紅色の足が攣ったようにピンと上がっては淫らな弧を描いて落ちていく。
 それに、指の動きもテンポの良い音楽を――といっても、そんな淫らな曲は実在しないだろうが――水音で奏でている。
 そんな恋人のあられもなく乱れた姿、しかも俺が居なくても乳首を挟んだりお尻の穴に「おもちゃ」を挿れたりするくらいは一人で出来るので、何だか一人寝の寂しさの余り、こっそりと一人遊びに耽っている様子をこっそりと眺めているような奇妙な背徳感までこみ上げて来て更に興奮の度合いが上がった。
 そのせいで、バスローブの下の俺の息子は臨戦態勢になってくれた、やっとのこと。
「コレを愛して下さい。この可憐で甘い声を零す唇か、それとも下の口どちらでも良いですよ?」
 可憐に、そして淫らに花開いた俺の恋人がどちらを選んでくれるのだろうかと内心で愉しみにしながら、露出した箇所を自分の手で見せつけるように扱いた。
「口で……するっ……。ベッドに、上がって……大きな……ソレを唇の中に……挿れてっ……」
 そちらを選択したということは、下の口に挿れて動き続けている「おもちゃ」の虜になっていたからだろう。
 確かに前立腺と奥とを同時に、しかもバラバラの動きで愛することは出来ないので、その気持ちも分かるような気がした。
 口で、というのは俺の恋人がそれほど好んでいない愛の技なのも知っていた。しかし、それでもこちらを選択したということは、お尻の穴で機械がもたらす強烈な快楽の虜になって仕舞っているからだろう。
 まあ、男の口の中が熱くて気持ちの良いことも知っていたので構わなかったし、その上口では俺の息子を感じて、下の口は「おもちゃ」で快楽を貪っている状態というのも……かなりクるシュチュエーションだ。
 二つの大切な穴が両方とも塞がれているというのは、初心な恋人にしては初めての体験だ。その未知の世界に足を踏み入れたら、どんなに淫らにそして清廉さも保ちつつ咲き誇るのか物凄く見たくなってしまって息が乱れるほどだった。


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綱渡り的な更新がしばらく続きますが、ご理解とご寛恕下されば幸いです。

  こうやま みか拝



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