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「祐樹が、綺麗な花びらを用意してくれたので、出来ればベッドの上で」
 薄紅色に染まった指が祐樹の着衣を流れる水のような滑らかさと艶やかさで床へと落としていく様子も絶品だった。
「何だか、この部屋は高校とかの保健室を思い出しますね。薔薇は流石に用意されていませんが、ベッドの雰囲気とか古めかしさとか……」
 一糸纏わぬ姿になった祐樹は、最愛の人の清楚な桃色に尖っている場所を歯で甘く噛みながら、ベッドに押し倒した。
「祐樹は……保健室で……、こういうコトを……したことが……有るのか」
 強く噛んでは舌先で先端部分を突くと、艶やかな感じで声が上下に乱れるのも扇情的だった。
「まさか。ここのように、絶対に人が入ってこないという保証はないので、そんなリスキーなことは致しませんよ。
 腰の部分……。確かこの辺りでしたよね」
 先日の愛の交歓の時に肢体を固定するために掴んだ場所を、今度は愛の仕草の一環として強く掴んだ。
「そうだ……。祐樹の手は、どこを触られても……、とても悦いが……」
 シーツに散らした真紅の薔薇よりも艶やかさと瑞々しさが勝っている肢体を強く抱き締めた。
 人は入って来ない上に、鍵までかけている密室ではあったが、一応は職場という公的な場所という背徳感が悦楽の速度を加速しているのだろう。
 密着させた下半身が熱く育っている、お互いに。そして最愛の人が尖りを強く噛むごとにお互いの先端部分を濡らしている熱い水晶の雫が愛の協奏曲を奏でているのを五感で感じてしまう。聴覚と触覚だけでなく。
「祐樹は、私の肌を……悦ばせるのが……とても……上手だ……」
 甘く蕩けた小さな声が、蒼い薔薇のような言葉を紡いでくれる。
 最近はよりいっそう悦楽を具体的に表現してくれる最愛の人だったが、こういう無意識の殺し文句が上手い点は出会った時から変わっていないのも嬉しかった。
「それは、聡だからですよ。愛の交歓の時の……反応が、とても愛らしくて。……時には……可憐に、そして時には……淫靡に振る舞って……下さいますので。
 ちょうど、今の……二つの胸の尖りと……同じですね……。
 歯で愛している方は……薔薇よりも紅く染まって……いて。もう片方は、可憐な色です。
 聡も、ご自身の目で……確かめて、下さいませんか……」
 お互いの熱く滾った部分を擦り合わせる気持ち良さに、つい耽ってしまう。
「本当だ……。こんなにも……色が違うのだな……」
 まなじりを真紅に染めた最愛の人が目を瞠っている様子は、瞳が無垢で透明な光を放っている、そのギャップに眩暈がしそうになる。
 腰を掴んでいた手を離して、花びらを一枚取って最愛の人の先端部分から滴り落ちる熱い水晶の雫で濡らしてから綺麗な薄紅色の尖りへと滑らかな素肌を辿っていった。
 薄紅色の素肌が薔薇の花弁の色に変わって行くのを目で愉しみながら。
「この花弁と……同じ色に……聡の……指で。染めてみて……ください」
 真紅の艶やかな花弁と水晶の雫で唆す。
「分かった……。もう……片方の……指は?あっ……」
 祐樹の歯で上下に微細に動かされた上に舌全体で転がされた尖りが薔薇色の切ない声を上げている。
「胸の……尖りを、愛されると、切なく……疼く場所が、花園の……中にあるでしょう。
 そちらを弄って……いただくか。それとも、私のモノと二本まとめて、指で愛して下さるかのどちらが……良いですか?」
 胸の尖りを強く甘く噛むと、ベッドの上の肢体が紅色の弧を描く。その拍子にシーツの上の花弁もついでのように舞い落ちていくのも、とても綺麗だった。
「祐樹は……、どちらがよりいっそう感じて……くれる?」
 紅に染まった唇が健気な言葉を紡いで、ベッドの上の花弁よりも部屋の空気を艶やかに染めていくような錯覚を覚えてしまう。
「聡の……お好きな……方で……構わないです、よ……」
 祐樹の丹精込めた愛の行為で艶やかに咲き誇った花園の中に、一人遊びのように指を挿れているのも捨て難いが、今の状態では見えないという致命的な欠点があったし、それに何より愛の交歓は身体、いや魂まで使ったコミュニュケーションだ。
 だから、一方が押し付けるのではなくて、二人で決めた方がより気持ち良くなれる。
 それに、最愛の人の細く長い指が胸の尖りを摘まんで、祐樹の唇の動きとシンクロして動かしているだけで視覚が焼き切れそうなほど扇情的だったし。
 最愛の人の冷たい指が二つの熱い滾りを精緻な動きで掴んで、熱く濡れた音を響かせている。
「とても……、気持ちが悦いです……。直ぐに真珠の……迸りを……放ってしまうかも……」
 二人分の熱い水晶の雫で濡れた指が、祐樹の弱い場所を的確に狙ってくる。
 それに、胸の尖りを自ら慰めているような大胆で華麗な動きを目の当たりにしているので。
「私もだ……。一緒にっ……」
 幽かに上擦った甘い声が切なさを帯びて震えている、絶頂の直前の最愛の人の声は相変わらず慎ましげだったが。
「ああっ……」
 お互いの腹部に白い真珠の迸りを同時に放ちあった。



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<夏>後日談の教授視点をこちらのサイト様にちまちま投稿しています。
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何も考えていなさそうで、そして主体的に動かなかった彼ですが、何故そういう風に振る舞ったのかを綴っています。
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<夏>後日談では祐樹が考えてもいなかったことを実は森技官サイドでは企んでいますので。





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といってもそろそろネタもないため――そして時間も(泣)
ノベルバ様で「後日談」の森技官視点で書いています。


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また、本日も向こうの更新は済ませました!
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森技官は「夏」の事件でキーパーソンでしたが、割と簡単に人をこき使ったり、のびのびと振る舞ったりしていましたが、実際は彼もかなりの苦労をしています。その辺りのことを書いて行こうと思っています♪

こちらのブログと違って隙間時間に書いたら即公開していますので、更新時間がバラバラです!


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やっと!!このヤフーブログもFC2さんに引っ越しが出来ました!!
と言っても、当分はミラーブログに徹する積もりです。

やふーさんが指定した「移行先」などと比べてみて、その後の身の振り方を考えます←大袈裟
三月になって少し暖かくなりましたね~!!雨は雨でも優しい春の雨みたいな。

リアバタで更新時間のマチマチさと、一話しか更新出来ないことをお詫び致します。。
本日も読んで頂きましてありがとうございます。
     
  こうやま みか拝