腐女子の小説部屋

創作BL小説を綴っています。ご理解の有る方【18歳以上】のみ歓迎致します

2020年06月

心療内科医の寝室事情 12(I8禁)

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「あっ……イぃっ……強く出し挿れ……してっ……」
 奥まで強引に挿れると、甘く蕩けた声が一際高くなって、二人が繋がった証の音と共に寝室の空気を情欲の紅い色に染めていくような気がした。
「キュっと締め付けて来るのは……普段と同じですが……中、うねっていますよね?
 そんなに……良かったのですか?」
 奥まで衝いた後に、入り口近くまで出した。そして、腰を捻って「おもちゃ」が擦っていない場所だと思しきところを思いっきり衝いた。
 軋むベッドのリズムと同じタイミングで恋人の甘く高い声が悦楽の激しさを伝えてくれる。
「ああっ……すごいっ……イイっ……。
 もっ、ダメっ。おかしく……なりそっ……」
 前は触っていないのに、俺の動きに合わせてビクンビクンと跳ねているのも物凄くクル。
 恋人の可愛い中もうねりながら俺のモノをキュっと締め付けてくれている。
「一緒に、ね?」
 俺の腰使いが激しかったのか、乳首を挟んでいたクリップが片方外れて、ジンっていう感じに硬く尖ったピンクの粒ももぎたての果実よりも艶やかに光っている。
「ああっ……すごく……イイっ」
 震える両の脚が俺の腰に縋るように回されてさらに結合を深くしてくれるのも物凄く嬉しい。
 閉じられなくなった唇から甘い声を俺の突き上げに合わせて高く低く啼いているのも、白と透明な雫が宿った蕩けた顔も普段以上に艶やかで、見ているだけでイってしまいそうになる。
「逝きます……よ……」
 俺の律動に合わせて動く、細い眉根を寄せた紅色の顔が壮絶に色っぽかった。
「うん……オレもっ……もう……ダっ……」
 俺が恋人の身体の奥に放った瞬間に腹部にピシャリと熱い飛沫が放たれたのはほぼ同時だった。
「あっ……お前、ゴム着けてなかったのかよ……。洗い流すのも大変なんだぞ……」
 俺の萎えたモノをズルリと引き出したら、その動きに従って入り口からドロリと流れる感触で分かったのだろう。
 ただ、普段の俺の恋人ならばもっと早くに気付いたハズなので、おもちゃの威力というか効果は充分以上に有ったのだろうが。
 コトが終わったら甘い言葉でピロートークがしたいな……とも思うのだが、俺の恋人はそこまでロマンティストではない。
「あんっ……」
 クリップで挟んでいるままの乳首のおもちゃを強引に外した。
 俺の恋人は愛の行為の時だけはとても可愛くなるので、快楽で虜にするしかないだろうなと。
「ジンって感じで立っていますよ?
 普段よりももっと感じやすくなっているみたいですね……」
 二つの可憐な熱を持った小さな場所を五本の指で弾く。俺の指と指の間から見えている普段よりも紅い色が花の蕾のようでとても可憐でそして淫らだった。
「そこを……そんなふうに……弄られたら……お尻の……穴も、ジンジンと疼いてしまうっ……」
 そういう可愛いことを言って欲しかっただけに、何だか嬉しくなってしまう。
「じゃあ、これをご自分の手で挿れてみては如何でしょう?
 スイッチはココに有りますので、オンにしても良いですよ?
 予想以上に気に入って下さって嬉しいです。大人の『おもちゃ』をね」
 コトの最中に抜いたモノを恋人の細い指に握らせると、おずおずといった感じで手に取っている。
 そして、先ほどの律動のせいでベッドから落ちかかっていたシーツをもう片方の手で引き上げて下半身を覆っている。
 流石に大きく足を広げたり、自らの手でおもちゃを挿れるのを見せたりすることには抵抗が有ったのだろう。
「ソレ……気持ち良いですか?
 聞かなくても分かるのですが、一応聞いておきます……」
 シーツで下半身が隠されているものの、再び育ち切った俺の恋人のモノがシーツをピンと押し上げているし、しかもその上薄いシーツの最も天井に近い場所は先走りの水滴と思しき液体が滲んで透けている。
 何だか下手に隠されている方が想像力を刺激して物凄くイイ。
「気持ち、良いっ……何だかコレ……病みつきになりそう……」
 華奢な指がスイッチを入れたらしく、振動音がベッドの上に響いている。
「そんなに良いのですか?前もこんなにしとどに濡らしていますしね……。
 ――もしかして俺の息子じゃなくてこっちの方がイイとか……」
 シーツ越しに水滴を宿した箇所をピンと指で弾いた。今まではジンと尖っていた胸を弾いていたのだが。
「ああっ……イっ……。
 お前の指とか身体の方がイイに……決まってるだろっ……」
 可憐な紅色に染まった唇が甘く蕩けた声を紡いでいる。
 ただ、下半身は隠されているものの、おもちゃの振動音が高くなっているのも事実だった。それにシーツで一応は覆われた脚が更に広げられている上に、腰も高く掲げられている。
「そんな風には思えないのですが……。
 そうですね、良いことを思い付きました。俺が買って来る『おもちゃ』は医療品と同じく、殺菌済みのパッケージがなされていますよね?
 東京に行く度に買って来ますが、私が居ない時に使いたくなっても別に構わないのですが――独り寝の寂しさを紛らわせるにも絶好のアイテムでしょうから……」
 唆すような低い声で囁いた。



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最後まで読んで下さいまして誠に有難うございます。

親が亡くなると親戚とかが訳の分からないことを言って来たりでメンタルが削られます……。
小説更新も気分が変わって良いのですが、あいにくそこまで回復していないので(泣)不定期更新になります。
申し訳ないのですがご理解頂けたらと思います。

  こうやま みか拝



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気分は下剋上 健康診断 3

「え……?
 Aiセンターにはあまり入ったことがなくて、勝手が良く分かっていないのだが祐樹が一人になれるというか……二人きりになれる場所が有るのか……?」
 コーヒーの香り高い湯気を薄紅色に染まった滑らかな頬に当てているのも、そして無意識だろうが、ごく淡い紅色の唇を紅い舌が辿っているのも花よりも綺麗だった。
「常駐はしていないとはいえ、一応センター長ですから、個室が有ります。
 まあ、教授執務室に比べれば重厚感には欠けますが、貴方もご存知のように新築なので、機能的な感じの部屋になっています。
 まあ、貴方ほどのマメさはないので、CTやMRIの画像から推測されるレポートの類いなどがあちこち散らばっていますし、お世辞にも整頓された部屋ではないのですが……。
 ただ、鍵もキチンと付いていますし、完全に二人きりになれますよ。
 ご存知とは思いますがMRIやCTの場合、事故ると大変なことになりますので、その防護のためにも頑丈な作りになっている建物なので、防音もばっちりです。
 愛し合っている時にどんなに甘く溶けた声を出しても私以外の誰にも聞こえません。
 如何ですか?
 貴方の手術着での愛の行為などは出来ないと諦めていますが、せめてもの代わりに検診衣姿で……と強く願ってしまいますね」
 手術室は新館にある上に、手術スタッフも多いのは当たり前だ。しかも手術では――最愛の人の華麗で水が流れるように清々しさを感じる秀逸な手技ではほとんどなかったが――血や体液が飛び散ることもままあるので、消毒液とかシャワーは当たり前になっている。
 しかも、旧態依然の病院内ヒエラルキーのせいで教授職の最愛の人は個室のシャワーと更衣室だし、祐樹の場合は一介の医局員なので、皆と一緒のシャワールームとロッカーが並んだ更衣室だった。
 だから手術が終わって最愛の人が部屋を出て行ってからは手術着姿の彼を見ることは出来ない。
 まあ、その後スマホのラインで――以前はガラケーだったのでメールだったが――「昼食を一緒にどうだ?少しの時間でも一緒に居たいので」という、以前の素っ気なさがウソのような文面が祐樹のスマホに届くこともかなりの頻度で有ったが。
「誰も居ないなら、大歓迎だが……」
 満開の薔薇の艶やかさと瑞々しさを彷彿とさせる笑みが最愛の人の顔や雰囲気から漂って来て、お誘いして良かったと見ている祐樹までもが幸せになった。
「ついでと言ったら何ですが、貴方がいらっしゃる時間までに例のミイラの画像も撮っておきますよ。見解をざっくりで良いのでお聞かせ願えると幸いです」
 最愛の人は大空に向かって咲く凛とした大輪の薔薇のような感じに表情を改めた。
 二人で密会という「秘め事」を話している時はあんなにも艶っぽかったのに、話題を変えると即座に雰囲気が変わるのも外科医に相応しい精神の切り替えの早さゆえだろうが。
 そういう点も大好きだったが。
「私は唯物論者ではあるが、敢えて観念論者の視点に立てば、古代エジプト人がミイラにならなければ来世でも生きられないと信じていたから、現代の私達なら――まあ、亡くなってしまえば痛みなどは感じないというのはこの際置いておいて――絶対に嫌だろうと思われる内臓とか脳などを取り出されるのはむしろ本望だろうとは思う。
 ただ、約3千年前の人間があんな機械に入ったらさぞかし驚くだろうなとは思う。
 それにMRIはバケツをガンガン叩くような音がするだろう?
 ミイラは物質だからというのも置いておいて、物凄い恐怖だろうな……」
 想像力がさほど豊かでないと最愛の人本人は言っているが、祐樹的にはそんなことを考えたこともなかったので、そう言えばそうだなと納得してしまった。
「確かにそうですよね。ま、物質になってしまっているので当然思考とかは不可能ですが、もし、意識が有ったら恐怖そのものでしょうね。
 私にとっては、ご遺体と同じで解析するためのモノとしか思っていませんでしたが、そういう見方も有るのですね。
 というか、貴方はご自分で仰っていらっしゃった以上に想像力がおありなのではないでしょうか?」
 切れ長の目が驚いたように丸くなって無垢な光を宿しているのも綺麗だった。
「そうなのか?だったら、それは多分、想像力も豊富な祐樹と一緒に過ごした時間が長いので……その影響だろう?
 ほら、一緒に過ごす時間が多いほど思考パターンも似てくるとか心理学のレポートでも読んだことがあるので……」
 淡い薄紅色の唇が晴れやかな笑みの花を咲かせているのもとても綺麗だった。
「では、定時で仕事を切り上げてAiセンターの方にいらして下さいね。
 容態急変などの突発的なことが起こったら連絡をくださいね。
 まあ、私はその間、ミイラの画像を解析しておくことにします」
 病院の職員用の門が見えて来たのでそう言った。
「それは勿論。ただ、祐樹と違って私は放射線科の各種資格は持ち合わせていないのだが、良いのか?」
 少し心配そうな声でそう告げる最愛の人の白皙で
 医師免許さえ持っていれば診断は出来る。極端な話、森技官などは臨床経験皆無のペーパードライバーならぬペーパードクターだ。
 しかし、大学病院などの大きな病院に所属しようとすれば、各科には必要な資格が必要となる。祐樹もAiセンター長になる前提として画像診断専門医の資格を取った。
 まあ、勉強をするのもそれほど苦ではないし、同僚を見回しても要領は良い方だと思っている。その上、准教授に次ぐポジションなだけに役職手当が付くので、モチベーションアップにもなったし。


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最後まで読んで下さいまして誠に有難う御座います。
更新お休みして誠に申し訳ありません。実は去年亡くなった父のことを出身地の岡山の親戚(絶縁したのに)の耳にも入ってしまって「遺産を少しでも分けてくれんじゃろか?」と。
父の法定相続人は(当時存命だった)配偶者と私達子供でそれ以外は権利です。遺言書が有ったなら話は違って来ますが、それもなかったので。
そういうことを縷々説明しても「あんなに仲良かったのに」とか父が絶縁したのも忘れているらしく感情論でウダウダと……。
精神的に疲れ果ててブロク更新が出来ませんでした。。。
しかも、新しい原稿書く精神状態でもなかったので、ストックしてあったのを更新しました。
しかも、体調不良でして。
少し休んで体調が良くなったらいつものペースに戻りたいと思っていますが。。。
勝手を申してすみません。


   こうやま みか拝







気分は下剋上 学会準備編 408

 ただ、最愛の人は隣で何事もなかったように花のように微笑んでいたが。

「ああ、遠藤先生ですか……。『お得意』の人間ホルマリンは女性がいない、というか女性が敬遠しそうな居酒屋ででもお願いします。

 もちろん、ウチの医局などの名前で予約はおろか、関係者だとお店にバレないようにして頂きたいものですね。

 誉れ高い我が医局の名前に少しでも傷が付いたら大変ですので、そういう下品極まりない宴会芸をなさる時には個人名で予約して、勤務先なども店員さんに知られないようにしてください。

 個人的に芸を披露するのは止めませんが、香川教授も気になさっていましたけれど、厳密には法律に抵触する行為なのです、ね、教授」

 テーブルクロスに隠れて手を繋ぎっぱなしだったからか、それとも「初夜」のことを考えていたせいか分からないが、最愛の人は薄紅の頬に染まっていた、瑞々しくも華やかに。

 ただ、この場に居る人間のほとんどは酔いのために似たような顔色だったので、全く不自然ではなかったけれども

「そうですね。まあ、こんな席であまり申し上げたくないのですが――そして私も充分に酔いが回っています――酔って騒ぐなとは言いませんが店側の判断で警察を呼ばれるような真似は今後一切止めてください。

 さほどの罪にはならないとは思いますが、警察に連行された時点で病院長にも報告を上げないとならない規則がありまして。

 それに病院長の知るところとなれば私も庇い切れないので……。我が医局所属の先生方は私の足りないところを補ってくださる優秀な方ばかりなので、一人たりとも抜けて欲しくないのです。

 だから敢えて厳しいことを申し上げますが、病院長の知るところとなる事態だけは避けたいのです」

 桜色の唇からやや厳しい口調が紡がれていたがそれは遠藤先生のことを慮っているのも言外に分かってしまう。

 祐樹は最愛の人の指を力づけるように付け根まで絡め直して「分かっていますよ」という意味を込めてみた。伝わるかどうかは定かでなかったが。

「はい、このようなパーティに相応しくないことをしようとしてしまって誠に申し訳なく思っています。

 このようなことは二度とないように致しますので今後ともどうか宜しくお願い致します」

 深々と頭を下げる遠藤先生の広い額に汗が浮いているのは本当に反省しているからという理由もあるだろうが、それよりも祐樹最愛の人の手技を神のように崇めているからだろう。そして医局を放逐された場合は彼のライフワークでもある「香川教授の手技大全」とかいう論文の執筆までもが頓挫してしまうからだろうな……と思ってしまった。

「……黒木准教授にもご叱責を賜るという失態を犯してしまって……お手数をお掛けして申し訳なく忝く思っております。

 以後もお見捨てなきようにお願いいたします」

 准教授の席の前で深々と頭を下げている遠藤先生は心の底から反省している様子だった。黒木准教授は温和な笑みを浮かべて「気にしなくても良いですよ。これから気を付けてくだされば」と返事をしていた。

 最愛の人は何事もなかったかのようにワイングラスを優雅に傾けている。

 そして頬も「初夜」の期待からか、八重桜の妖艶さと咲き初めた染井吉野の初々しさを髣髴とさせる色に染まっていた。

 ただ、医局員が集う本格的な飲み会は――道後温泉での慰安旅行を含めても――二回目だったし、最愛の人のアルコールの強さを知っているのは個人的にも呑みに行く祐樹や柏木先生くらいだろうし。

 それにアルコールの作用はその日の体調によっても左右されるので、普段はあまり顔色に出ない人でもその日は珍しく酔ったということも充分あり得る。

例えば睡眠不足とか胃に何か入れてから呑むのと空っぽの場合では酔いの回り方もおのずから異なるとかは医師でなくても接待でお酒を飲む社会人なら皆知っているだろう。

だから最愛の人が「思いがけず」酔っているな……と柏木先生辺りが思っても――いや、奥さんに止められてはいたが、部屋の一角で懲りずに吞み続けている柏木先生にそんな細かい観察は不可能のような気がした。

「人間ホルマリンって何ですか……?」

 おずおずとアクアマリン姫が久米先生に聞いている。あの騒動が勃発したのは彼女がこのバーに合流する前のことだったので知らないのが当然だった。

 久米先生は飼い主とはぐれて途方に暮れた犬のような眼差しで縋るように祐樹を見てくる。

 指を絡めては強弱をつけて愛の言葉を手話のような雰囲気で語ってくれる最愛の人に縋られるのはむしろ本望だったが、久米先生にそんな目で見られても困るし、しかも岡田看護師に他意は全くなかったにしろ、微に入り細に穿って説明すると、それこそ祐樹がセクハラで病院長や看護部長とかに訴えられたら最悪だった。遠藤先生は、黒木准教授の機転で未遂に終わったので良いとして――まあ、岡田看護師の場合、祐樹のこともプラスの感情しか持っていないと思われるので大袈裟に騒がないだろうが――そんなリスクは負いたくない。

 久米先生は絶対に説明しないだろうし――そんな勇気というかアクアマリン姫に嫌われると、せっかくの悲願が叶って恋人、そして婚約間近にまで漕ぎつけられた人に振られたら次はない!!とまで思い詰めているのは知っている――どう言えばいいのか素早く考えを巡らした。

 最愛の人も絡めた指の力を弱くしていたのは、何とか祐樹に助け船を出したいと思ってくれているからだろう。

 ただ、彼の場合は――そこがものすごく愛おしいのだが――プライベートでも咄嗟のウソとか機転などを即座に利くようなタイプではない。

 だから祐樹が何とか穏便に答えを返すしかない。

 あ、良いアイデアが有ると思って唇を開いた。




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最後まで読んで下さいまして誠に有難うございます。

梅雨の季節というよりはなんだか夏本番といった天気ですね。
マスクをして外に行く際には熱中症にならないように気を付けています。
冷感マスクって本当に効くのかな?と買ってみようか悩み中の私です。

季節の変わり目でもありますので、読者様もくれぐれもご自愛ください。
   こうやま みか 拝


 








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気分は下剋上 公認カップル騒動 53

「私としたことが……。
 田中先生だけでなくて、香川教授もこのためだけにいらっしゃった時点で気付けば良かったです!!」
 森技官のデフォルトではないかと思っていた、皮肉めいた表情ではなくて、イタズラが見つかった子供が笑って誤魔化すような曖昧な笑みと慌てた様子がとても鮮烈な印象だった。
 まあ、滅多に拝めないからというシンプルな理由だったが。
「え?それって……」
 祐樹は色々と動いていたのでちらっとしか見ていないが、最愛の人が丹精込めて作っていた救急連絡先カードのラミネート加工済みのモノのようだった。
 スマホケースの中の、開けただけでは分からない隠しポケットめいたものの中にそれだけが入っていた。
 祐樹も救急救命室に意識不明の重体で搬送されて来た患者さんの身元を確かめるべくスマホをケースに入れている人の場合は念のために確かめるという習慣があったので、色々な種類のスマホケースは見て来た。
 まあ、そういう雑務は本来看護師の仕事なのだけれども救急救命室の鬼とも天使とも呼ばれる実質上のボスが杉田看護師なので、彼女の指示は絶対だ。だから手の空いている人間は医師や看護師といった大学病院のヒエラルキーとは別の次元でこき使われている。
 そんな経験を踏まえた祐樹が見ても一見分からない場所に有る隠しポケットの切れ目だったが、ファッションホテルのベッドで強力な睡眠導入剤だか眠剤だかで眠っている森技官のスマホケースを隅から隅まで見るだけの時間的な余裕は充分有っただろう。
 ただ、わざわざ自分達が取りに来るとか言った時点で森技官の頭の中には「探すべき物」として強く印象付けられているのだから、祐樹が散々聞いた時にも思い出しやすくなっていたハズなのにと半ば呆れてしまった。色々な意味で「頭の良い」と思っていた森技官がこんな初歩的なミスを仕出かすとは思ってもいなかったので。
「俺、いや私もこんなところに入れていたとは思っても居なくてですね。
 しかも、これはLGBTの権利を守る団体の事務所に仕事で赴いた時に『貴方も書いてみませんか?』とか言われて片手間に書いたモノでして。
 もっと重要なミッションが有ったので、すっかり失念していて。
 まあ、何にしろ言い訳にしかなりませんが。
 お手数をお掛けして申し訳なかったです」
 その事務所とやらではこういうカードの普及のためにラミネート加工が出来る機械が備え付けられていたに違いない。
 それはともかく森技官も一人称を言い間違えるくらいには反省と動揺をしているのだろう。
 まあ、祐樹だって他の重要なコトに気を取られている時、看護師から割とどうでも良い書類にサインを求められた時などは無意識に殴り書きをしているので、それと同じようなモノなのかも知れない。
 しげしげとそのカードを見ると――まあ、この流れだと当然だったが――この家の住所と電話番号しか書いていなかった。
「ああ、これを見て写メを撮るなり書き写すなりしたのでしょうね。緊急連絡先カードが悪用されるなんて世も末ですよね……。
 まあ、恋人の住所というか現住所というか……取り敢えずそこだけの被害で良かったのではないでしょうか?
 厚労省勤務の官僚様だとバレたら最悪週刊誌にネタを売られるとかになっていた可能性も有りますから。
 リスク回避としては良かったのではないでしょうか?」
 火遊びの相手に身バレしなくて良かったなと思ってしまう。
 まあ、祐樹は最愛の人を裏切るような真似をするくらいなら死んだ方がマシだと思ってはいる。だから現在同棲しているマンションの住所も電話番号も緊急連絡先に迷わずに書いたし祐樹に万が一のことが有れば駆け付けて来て欲しいと思った。
 しかし、森技官は国民にもウケの悪い官僚様、しかも数々の不祥事を起こした歴史を持っている厚労省勤務なので、ファッションホテルだかでコトを終えて眠っている写真などをスキャンダルが大好きな週刊誌に売りつけられたら大変なことになった可能性もあった。
 味見をしてみたくてつまみ食いをするという行動は――祐樹はしないがそれは最愛の人が居るからだったし、そんなに愛する人が出来る前ならば祐樹だって仕出かしていた可能性もある――そう褒められたコトではないが、森技官は少なくとも国民のために頑張って仕事をしている人なので「同性愛スキャンダル」などで出世の道が閉ざされることだけは祐樹的にも避けたいと思ってしまっている。
「いえ、リスクヘッジというほどの高尚なモノでもないのです。俺……いや私の勤務先とか滅多に、いや数年に一回くらいは渋々ながら足を運ぶ実家、そして祖父母の家などを全て記載してあるリストを託しているので、そういう緊急連絡先に即座に連絡してもらいたくてこの家の住所と電話番号を書いていただけなのです。
 まあ、昼間は誰も居ない家なのですが、留守電で事足りると思ったのです。ああ、今は田中先生のご尽力で電話も鳴らないようにして下さっていますが……」
 祐樹もなるほどなと頷いてしまった。
 血液が死ぬほど苦手な森技官の実家は、選りによって最も血液に縁が有る産婦人科クリニックだと聞いている。まあ、クリニックは実のお姉さんが継ぐらしいし、自宅とクリニックは別の場所らしいが。
 一人っ子の祐樹には分からない兄弟間の確執とかも有るのかもしれなかったし、家族には同性愛者だとカミングアウトしているかどうかまでは知らないが――いや、聞いていたかも知れないがどうでも良いことは即座に忘れないと脳の容量が足りなくなるのが人間だろうと思ってしまっている――「早く結婚しなさい」とかの攻撃が煩わしいだけなのかも知れないが。
「ああ、そういうリストが有るんですね。私達の場合は職場も同じですし交友関係は全て把握しているので大丈夫ですけれど」
 この際、祐樹が言うべきことを全て言ってしまおうと密かに決意した。こんなに神妙な森技官を目の当たりにした今が最大のチャンスだろうし。
 それに一応は官僚様なので、不祥事の時には物凄く平身低頭していても、ほとぼりが冷めたらいつものように悠然かつ高慢に振る舞うだろうことは想像に難くない。



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最後まで読んで下さいまして誠に有難う御座います。

やっと、会社の決算と株主総会(と言っても株主は実の弟と私だけですが)が終わって少しホッとしています。一応は亡き父が興した株式会社だったのですが(私は名ばかりの取締役でした)総会は書類上しかしていなかったので、あまり実務が分かっていない私と弟のために税理士さんが開いてくださいました。

まあ、その準備もあってバタバタしていたのですが、少しは落ち着いたので更新頑張ります。


     こうやま みか拝





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心療内科医の寝室事情 11 (I5禁)


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 紅色に染まった唇に俺の息子を近づけると、薔薇色の舌が出されて、先端部分を舌全体で弾くように愛された。
 その直接的な快感と、俺の息子を愛おしそうに紅い舌全体で辿っている姿の両方に脳が痺れるような気持ちになった。
「いつぞやのように、歯は立てないで下さいね……。そう、そのような舌の動きで、出来れば喉を開くような感じで……」
 汗に濡れた後ろ髪をそっと掴んで固定した。そして舌とか口の中の熱さと感触を確かめながら腰を落としていく。
 俺の恋人は呼吸が出来ずにいるせいか若干苦しそうだったが、俺の裏側の筋を尖らせた舌先で辿りつつ口腔へと挿れてくれた。
 しかも、普段は半分くらいしか許してくれない口の愛撫だったが、今夜は「おもちゃ」のせいか、それとも温熱ローションのお蔭か健気にも全部飲み込んでは顔を水平に動かしている。
「今日の舌技『は』、最高にイイです。水平だけではなくって……そう、上手です……」
 唇と舌そして喉の奥までを使って俺の息子を一途に愛してくれているだけでも嬉しいのに、下の口は「おもちゃ」が最も強い動きで甘くきつく苛んでいるのだろう。
 そして、手で弄っていた恋人のモノも絶頂の予感に震えているのだろう。
 その震えが口の中にまで伝わってとてもイイ。
「そろそろ……放ちます……。唇から出して……下さい」
 熱くゾクっとした感じが背筋をブルっと震わせる。もうそろそろ限界が近い。
 それに俺の恋人は口の中を俺の息子に、そして下の口はおもちゃで塞がれていて、紅色に染まった細い身体を純白のシーツの波の上で淫らに泳いでいるようだった。
「んっ!!」
 顔を離そうとした俺の恋人だったが、あいにくそれは間に合わず、滑らかな紅色の素肌やもっと濃い唇にまで白い液体が滴っている。
「熱い……な。
 でも……もっと……熱い場所を、お前ので……鎮めて欲しっ……」
 紅色の顔に付いた滴りを手の甲で拭いながらの「可愛くて淫らなおねだり」が愛おし過ぎて、頭がくらくらしそうだった。
「ああっ……」
 甘く乱れた声が寝室に愛の花を咲かしているようだった。綺麗に反った乳首にはクリップが挟まっていて普段の愛の行為の時よりも更に紅さを増してジンといった感じで尖っているのが隙間から見えて物凄くそそる。
 その乳首の赤い花に恋人の放った白い液体が混ざるような錯覚を抱いた。
「あっ……悦くって……なんか……凄っ」
 一際大きく紅の身体がシーツの上で反った。
「可愛いモノを弄っている手を放してみて下さい。
 小さな穴から白い蜜を噴き出す様子を、見せて欲しいです」
 蕩け切った甘い表情とか、身体が淫らに動いている間隔が短くなっている点とかで分かってしまう。
 絶頂が近いことが。
「わ……分かったっ……」
 華奢な紅色の両の手が顔を隠しているのは、流石に恥ずかしいのだろうか? 
 ただ、滑らかな紅の素肌には俺の放った白い液体で彩られているし、細い眉が甘く苦しそうな感じで寄せられているのも最高にそそる。
「ああっ……んっ……」
 スミレの花の清楚さに似合わない淫らな声が、おもちゃの振動音に交じってシーツの上に滴り落ちていくようだった。
 ただ、育ち切って先端部分がしとどに濡れた可愛い穴から白い飛沫が飛び散ることはなくて虚しく震えているだけだった。
 ただ、表情とか声は甘くて最高に乱れているのは分かった。
「もしかして、ドライで達ったのでしょうか?」
 前立腺だけを刺激して、しかも精神状態などのコンディションが良ければそういうコトも有ると聞いていた。
 ただ、俺の初心な恋人がそこまでの状態に堕ちてくれることはなかったので「おもちゃ」と温感ローションに嫉妬を覚えるくらいだった。まあ、買って来たのは紛れもなく俺自身だったから誉めてやりたいような複雑な気分になってしまったが。
「……なんか……寸止めの……良さっ……が……ずっと……続く……感じでっ……」
 紅色に染まった可憐な顔が極上の艶っぽさを浮かべているのを見ると背筋が震えるほど感じた。
 それに俺の放った白い粒と絶え間なく零れる涙が物凄く綺麗だったし。
「抜いて、良いですか?
 そろそろ中に挿りたいので……」
 スイッチをオフにすると、俺の恋人が駄々っ子めいた仕草で首を振っているのも物凄く綺麗で艶っぽかった。
 振動音が一つ減っただけのベッドの上で、華奢な身体が俺の方へと向けられる。紅色に染まった両足を大きく開いて、震える指が膝の裏を持って更に入り口を広げてくれる様子は絶景だった。
「今度はもっと振動の激しいモノを買ってきますね。
 こんなに気に入って頂けるとは思っていませんでしたが、コレではなくて、俺のをココで感じて下さい」
 おもちゃをツプリと外すと、紅色に濡れた入り口がヒクリと物欲しげに動いていて、その様子も物凄くそそる。
 清楚な色なのに、何だか貪婪な艶っぽさに満ちた動きが却って妖しく淫らな可愛さに満ちていた。おもちゃと桜色の入り口にローションの細い糸が虹のように掛かっている。
 そして、クリップから覗く乳首も何だか秘密めいた背徳感を醸し出していて物凄く興奮を煽ってくれる。







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最後まで読んで下さいまして本当に有難う御座います。
「公認カップル騒動」の話の中で、寝室のテーブルに置きっぱなしになっていた「おもちゃ」ですが、何故そんなところに置くようになったのかまでを書いていきたいと思っています。


何話続くかは未定ですが、最後までお付き合い下さると嬉しいです。


  こうやま みか拝




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