腐女子の小説部屋

創作BL小説を綴っています。ご理解の有る方【18歳以上】のみ歓迎致します

2019年10月

ショーから始まる恋もある 52(I8禁)





「可愛いお尻の穴がヒクヒク動いているのも、絶品だな……。

 それに、すっかり銜えることも覚えているし……指を挿れられると気持ち良いか?」

  ユキは健気にも先ほどより紅く染まった乳首をキュッと捻ったりイチゴを潰すような感じで押したりしながら生クリームのような甘い声を上げているのも愛らし過ぎた。

「んっ……それは、リョウの……アドバイスのお蔭だよ……。

 『尻の穴を開け』って言ってくれたでしょ?……お通じをする時……みたいに、さ。

 それまでは……本当にあんなモノが挿るなんて思っていなかったもん……。

 コツを教えてくれて本当に有難う。

 ――それにさ、ユリさんとかがお尻でも感じるって言ってたけど、本当なんだね……。

 そこ……そんなに弄ったら……また逝っちゃうっ……。

 やん、もう……ダメっ……シンの指……気持ち良すぎでっ……。

 イっくぅっ……」

  ユキの愛らしいモノからは何も出ていない。シーツの波の上で仰け反ってはいたものの。

 そしてユキの古風な感じのする整った顔が紅に染まって長い睫毛に涙の雫が宿っていて、そのメレダイアみたいな煌めきもとても綺麗だった。

 ドライで極めたらしいが、ただ、絶頂の時に白目になってしまうとオレ的には興醒めする。勝手な感想ではあったものの、何だか色気もないと常々思っていた。

 その点ユキは逝く時に目を閉じていて、しかも何だか極彩色の夢を見ているような表情を浮かべているのが常だった。

 そういう点もとても好ましい。

 ま、ワガママなのかもしれないが、そういう拘りというか減点対象は誰しも持っていると思いたい。

「シンっ……シンのおっきくて硬いので、中を擦ってっ……。そしたら……もっと気持ち良くなれるし、シンも感じてくれるんでしょ?僕ばっかりがイイって……いうのも、何か違うような……気がするしっ……」

 ユキの逝き顔は壮絶に色っぽい。そんな表情で強請られたらなけなしの理性など吹っ飛んでしまう。

 それにユキの穴の中は綺麗な紅色で物凄くそそる。

 まあ、この穴を使うのは初めてだからだろうが、こういう嗜好を持った人間はユリのように奔放な人間の方が多いので、オレが「そういう」出会いの場に行って意気投合した相手もホテルの灯りで見たら使い込んでいるのが分かる色だったし、そもそもこんなにじっくりとは見ない。手っ取り早く欲望を果たすことだけを考えて。

「ああ……んっ。シンのおっきくて……熱いのが挿って……くる。

 すごくイイっ……」

 穴の中も良い感じに緩んでいる。ただ、遣い込んでいないからか、程よくきつくて窮屈なのも逆に良い。

「ユキの穴も最高に……いい……。感じるところは……人によっても違うので……イイとこが有ったら……教えてくれ……」

 中逝きの最中だからか、穴の中はヒクヒクと動いているのも最高だった。

 ユキの大体の感じる場所は分かっていたものの、もっとユキを感じさせてオレの色に染めてみたいと思ってしまう。

 そんなことを想ったのはユキが初めてだったが。

「んっ……イイっ……。けどっ……奥まで思いっきり……衝いて欲しいっ……。

 ああっ……そうっ……」

 大きくグラインドをさせて奥まで衝いた。ズチュンという音が寝室に響くのと当時にユキの声も一段と艶っぽく上擦っている。

「やっぱり……一番奥が、凄く感じるっ……シンも……感じてくれて……る?」

 ユキの艶やかに上擦った声に僅かに不安そうな彩りが加わった。

 オレがかつてベッドを共にして来た相手は、オレも含めて自分の快楽しか追っていなかった。

 ただ、ユキはそうではなくて、オレのことまで考えてくれるのが嬉しかった。

 しかも逝っている最中にも関わらず。

「ああ、ユキの中、凄くイイ……。締め付け具合も絶妙だ……」

 ベッドが軋む度にユキの声もどんどん甘くなっていく。

 そして、いつの間にかユキの華奢な足がオレの腰に回されて、足の力でも奥へと誘い込もうとしているのも最高に可愛くて、そしてとても淫らだった。

 それに乳首はイチゴを捻り潰す感じでユキの指が動いているのも。

「ああっ……んっ!!イク、逝っちゃうっ……」

 紅色に染まった顔が純白の枕の上で嫌々をするような感じで振られている。

 オレの腹部に当たったユキの息子から止め処なく透明な液体が流れているのもとても気持ちが良い。

「一番奥に……出されるのがイイか?」

 ユキは若いのでまだまだ大丈夫そうだったが、流石にオレはこれで限界っぽい。ショーを含めて何度もこなすのは。

 だからユキが最も感じる場所に出したかった。

「うん……。奥がっ……ああっ……もうダメっ!!逝っちゃいそっ!!」

 オレの腹部に熱くてどろりとした物が飛び散ったのを感じた瞬間にオレも禁を放った。

「ああっ……奥、熱くて気持ちイイっ……。お腹の中に、シンのがいっぱい……。あっ……もう一回イキそうでっ……」

 ふと悪戯心でユキの可愛い息子の根元を指で戒めた。

 中逝きだけをする身体にユキを育ててしまいたいという欲求が抑えきれなかった。

 「女性を抱けなくなる」というオレの言葉に「良いよ」と言ってくれたユキだったが、この際オレでなくてはならない身体にしたいと強く思ってしまったので。



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気分は下剋上 帰国編 11(I8禁)




 祐樹だって男なので――と言っても性的嗜好が少数派なことも痛いほど自覚しているが――男同士が絡み合っている動画を散々見て来た。最愛の人と付き合う前の話だが。

 こういう局部がアップされる体勢は「そういう」動画ではむしろありきたりな構図だったし、昔のように筋肉質で短髪の男二人が「そういう」行為をしている暑苦しいモノよりも「ジャニー○事務所の最終選考までは行きました」的な爽やかなイケメンが出ていることの方が多い。

 ただ、決定的に異なるのは、花園の門とかその奥の花のように綺麗な色だろう。

 そういう動画に出ることに抵抗がない人は祐樹の過去の経験則としても奔放過ぎる過去がある人だろうと容易に推測出来る。

 使い込み過ぎると色素沈着が起こってこんな鮮やかな紅色にはならないし、実際祐樹が見たモザイクなしのイケメンたちも濁ったピンク色なのはマシな方で、黒ずんでいるのが殆んどだった。

 ただ、最愛の人だって、祐樹限定とはいえ数はそれなりにこなしているし、割とハードな愛の行為も嬉々として受け入れてくれているので、色素沈着が起こってもおかしくないのだが、まるで初めてのような綺麗な色と形を保っているのも嬉しい限りだ。

 まあ、祐樹としかこういう行為はしていないので、数をこなして色素沈着が起こってもそれは祐樹の責任だから咎める積もりも皆無だったが。

 そんなことを思ってしげしげと見ていると、祐樹の視線に煽られたように門がさらに広げられるのも最高に愛おしい上に劣情を煽ってくる。

「ゆ……祐樹っ……、早く、来て欲しっ……」

 乾いた絶頂の波が後から後から押し寄せてくるのだろう、最愛の人のしなやかな紅色の肢体がシーツの上で紅い白魚のように跳ねているのも最高に綺麗だったし、目を瞑っている目蓋の中から涙が指に付けていてくれているダイアモンドの指輪よりも綺麗な煌めきを放っていた。

「差し上げますよ。存分に、堪能して下さい。

 舌を噛まないようにだけ、気を付けて下さいね。強く貫かれるのがご希望でしたよね。

 その通りに動きますので」

 祐樹の先端部分をしどけなく開いた門に当てると、最愛の人の足は祐樹の腰へと回された。そしてルビーよりも綺麗な煌めきを放つ二つの尖りも待ち焦がれたような紅さが際立っていた。

「ああっ……ゆ……祐樹っ……。とてもっ……感じるっ……」

 奥まで一気に貫くと、濡れた肌の音と共に最愛の人の甘くて蕩けた声がシルクを切り裂くような艶やかさで部屋へと忍びやかに響いては溶けて行く。

 祐樹の腰に回された最愛の人の足が背中に紅いXの文字を形作っているのが肌感覚で分かる。

 ただ、乾いた絶頂とはいえ、頂上を極めている最中にそういう健気かつ淫らな脚の動きが出来るのも「深く繋がりたい」と想ってくれているからだろう。

「もっと、奥まで……衝いて欲しい……ですか……」

 祐樹が丹精を込めた最愛の人の花園はある意味淫らな凶器だ。挿っていると、熱く厚い濡れたベルベットに包み込まれているようで、しかもその布のような感触だけでも素晴らしいのに、薔薇の花弁のような感触が強く弱く動いて締め付けてくれるのだから直ぐに真珠の放埓が爆発してしまいそうになる。

 その衝動を必死に耐えているので――と言っても、最愛の人は早い・遅いを全く気にしてない点は助かっている――声も途切れがちになってしまう。

「ゆ……祐樹っ……奥処のもっと奥を――熱く濡らしてっ……欲しっ」

 腰に回された足の力が強くなる。

 そういう全身全霊で求めてくれる最愛の人の乱れた姿は艶やか過ぎて眩暈がしそうだった。

「ああっ……ゆ、祐樹、大きな波がっ……。それにっ……大きなルビーがっ……頭の中で……爆発っ……」

 祐樹の身体の動きに合わせて高く低く紡がれる艶っぽい声がぶれているのも情欲をそそってしまう。

「次の……一突きで……私も……逝きそうです……。もう少し腰を上げて下されば……もっと奥に行けるのですが……」

 最愛の人の祐樹の腰に回されていた足の強さが深まったのと同時に腰が高く掲げられた。

 乾いた絶頂の大波に翻弄されているハズなのに、祐樹の言葉はキチンと頭に届いている点も最高に愛おしい。

「ああっ……ゆ……祐樹っ……。私ももうっ……。悦いっ……

 奥まで……拓かれている感じがっ……堪らないっ……悦い、良すぎてっ。ああっ」

 祐樹が花園の奥処の奥へと真珠の飛沫を暴発させたのと、祐樹の腹部に当たっていた最愛の人のモノが熱い飛沫を撒き散らしたのはほぼ同時だった。

 濡れてくしゃくしゃになったシーツの上で抱き合って熱く乱れた呼吸の音を聞いている。 

 最愛の人の極上の花園の中も熱く奏でた愛の歌の余韻の旋律のように微かな動きで祐樹を包み込んでくれている。

「何だか、聡の花園の中に迎え入れられて、そして真珠の放埓を受け止めてくださったでしょう。

 いえ、迎えに来て下さっただけで満足ですが、それでも、こうして心ゆくまで愛の交歓をした後の方が日本に帰って来たという実感が持てます。

 聡の肢体が、私の帰るべき本当の場所なのでしょうね。改めて『ただ今戻りました』と言いたいです」

 唇を重ねた後にそう告げると、最愛の人の紅色に艶めいた顔が朝日に照らされたような笑顔を浮かべてくれた。

「お帰り、祐樹。私も祐樹の帰国を花園の奥処で確かめられて本当に嬉しい。

 無事に帰って来るだろうとは思っていたが、実際に祐樹の顔を見て、そしてこうして肌で確かめられたので、空港まで迎えに来て良かったと思う」

 汗で湿った前髪を優しく梳きながら、最愛の人の艶やかな満面の笑みを見ると本当に帰って来たのだと感慨を新たにする。

 最愛の人の元同僚のケンと会ったこととか、彼に良くして貰ったことなどを話したかったが、今は言葉を交わすよりも愛の交歓の後の甘やかな気怠さの残るしなやかな素肌を全身で感じていたい。

 話すのはまたの機会にしようと思いつつ、最愛の人が腕の中に居ることとか、花園の中で心地よく包まれていることの幸せを心ゆくまで味わおうと思った。

 

                                        <了>


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ショーから始まる恋もある 51(I5禁)





「ココってさ、年と共に出すのが遅くなるの?そして大きくなるのに時間が掛かるとか、も」

 ユキの無邪気な問いに思わず苦笑を浮かべてしまう。

 今のオレも情報収集を隠れ蓑にして、息子が臨戦態勢になるのを待っていたのも事実だったので。

「それは正しいな。オレだって高校生の時は抜かずの三発とか平気だったが、今では休みながらじゃないと息子がその気になってくれない……。

 硬さも、確かに年を取るとカチカチにならないし、当然出すのも遅くなる」

 ユキがオレの自慢の息子を指で優しく掴んで上下させてくれる。

「シンのは、こんなに大きいのにね。それに脈打っていて、触っているだけでお尻に欲しいと思っちゃうよ?

 ああ、ユリさんは『年寄りのねちっこくて長い愛撫が嫌い』と言っていた。何か、挿れてくれればそれで良いみたいな?

 いや、ユリさんの場合は挿れる方も好きだとか聞いたな。お互い挿れ合いっこするのもまた違った快感が有るとかで。

 だからジャニー○系タイプの男性――ほら、リョウと栞お姉様の隣に座っていた男性の連れなんてモロ好みだと思う。

 多分、商売というか金銭面抜きで『裸のお付き合い』をしたいタイプなんじゃないかなぁ。

 あのジャニ○ズ系青年に「プライベート」でも接触する可能性が有るわけか……と思って心の中にメモした。

 その青年の名前も住所も知らないが、彼を連れてきた有名な美容整形医院の院長先生の病院の――ちなみに全国の主要都市に医院を展開中だ――サイトは有るし、「病院」の連絡先は当然ながら記載してあるだろう。まあ、院長先生に繋いで貰えるかはナゾだが。

 そんなことを考えているとスマホが振動した。

「この感じだとラインだな……。お客さんから良く来るので見ても良いか?」

 勝手にスマホを弄るのはユキに悪いような気がしたので、一応聞いてみた。ユキの性格だと「いいよ」という返答しかないと思ったものの。

「うん、もちろん。それがリョウとしてのお仕事の一部なんでしょう?お客さんに来てもらえるように営業するというのも……。お仕事の邪魔なんてしないよ。

 僕はこうしてシンと一緒に住めるとか、一緒にご飯を食べるだけで充分幸せなんだもの。

 それだけで充分だよ」

 ユキの健気な言葉とは裏腹に先程まで二人して耽っていた行為の残り香を纏ったユキの身体は初々しい艶っぽさに満ちている。

 つい、紅色の乳首を五本の指を使って強く動かした。

 もう片方の手ではスマホを弄りながら。

「んっ……。シンっ……それ、イイっ!!もっと強くして。またジンジンして来た……。それにお尻の中もキュンって……。一番奥のトコも、何か波打っている感じだし……」

 お客さんからの「明日お店行くわね」とか「出勤は何時?」とかのライン――普段はスタンプではなくてオレの言葉で返すことが「心を掴む」コツだと知っていたが――最小限の言葉だけ返答して、後は手抜きのスタンプを押していく。

 まあ、彼女達には悪いが、店では手抜きしないように心を込めて接客しようと思いつつ。

 ユリが「年寄りが嫌い」と言っていたのは、多分使い過ぎて萎びた息子が臨戦態勢になるまでの時間稼ぎとか――信じている人間の多さにもビックリだが――「若い人の精を飲むと若返る」とかでしつこく肌をまさぐられるのが嫌なのかもしれない。

 ジャニー○系の青年が好きというのも、青年の場合はそんなにねちっこい愛撫は省略して勃ったイチモツをそもまま挿れようとするからだろう、若い体力に任せて。

 そして意外にも――オレの店のお客さんから「内緒よ、誰にも言わないでね」とか、多分皆に行っているに違いない武勇伝の中で、本当にその事務所所属している人気グループの三人とベッドを共にしたことがあるらしい。そして、あの爽やかで健全そうな笑顔とは裏腹に、息子は驚くほど大きいとか聞いたことも有る。

 そしてベッドの上では猛々しいほどの奮闘ぶりだとも。

 そう言えば、お店に連れて来られたジャニ○ズ系青年の息子も――そんなに見ていないが――なかなか立派だったように思う。

 ユリがガチで誘うとしたら、あの人かも知らない。

 そんなコトを考えながら、ユキの華奢な肩を掴んで唇を重ねた。

「乳首、そんなに疼くのか?だったら自分で摘まんでどういう動作が最も感じるか試してみたらどうだ?

 オレはユキの可愛いお尻の穴の中を見たいし、そして指でも、オレの息子でも衝いてみたいので……」

 そう言うと、ユキは健気さと無垢さを感じる動きで腰を浮かせて足をMの字に似た感じに広げてくれた。

 そして紅く染まった乳首を華奢な指で摘まんではグニュグニュと押し潰しては甘い声を上げているのも、無垢な淫らさに溢れていた。

 すっかり男を迎えることに慣れた――普通はこんな早く開花しないのも知っている――穴も薄紅色に染まっている。

「んっ……。そこはっ……ダメっ。そこを触られたら、またすぐ逝っちゃうんで……」

 ユキの薄紅色の指が乳首をキュッと摘まんでから前後左右に揺らしているのも、そしてその動きに合わせてMの字の真ん中の穴を開いて行くのも物凄く綺麗で淫らな眺めだった。

 オレの指が前立腺を刺激する度に、ユキの可憐な茎が立ち上がって雫を零しているのも。

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気分は下剋上 帰国編 10(I8禁)







「その艶やかで乱れた姿を海に見せるのも勿体ないです。

 私だけに見せて下さいね。

 もう少し、紅色の指で花園の門を開いて見せて下さい。私にしか見せないし許さない極上の場所が今、どんな色で咲いているのか物凄く気になります」

 取って置きの甘い声で唆すと白魚の紅い指が華麗かつ繊細に動いて閉ざされた場所を開花させていく。

 まだ本格的な愛の行為をしていないので――祐樹が指で少し弄っただけだった―咲きたての薄紅の薔薇の花弁の色が瑞々しさと、そして待ちかねたようにヒクリヒクリと動くのもとても綺麗な眺めだった。

 そしてその色よりも少し薄い紅色の指が自分で自分をこっそり慰めているような秘め事めいた背徳感も醸し出している。

「ゆ……祐樹っ……。早く……欲しっい……」

 ガラスに映る胸の尖りのルビーの色と同じような艶やかさの小さな声が散らされるのを待つ花のように熱く甘く震えているのも。

「まだ、咲きたてのピンクの薔薇の色ですね。可愛くお強請りされているように、動いているのも素敵です。

 ただ、先程のネクタイの薔薇とか、胸の尖りのルビーの色と同じ色に染めてみたいです。

 そちらの方がもっと綺麗ですし。

 聡の極上の花園の中で、私を天国に飛ばして下さい。飛行機よりも高くて、そして最高の高みへと。

 ああ、指はそのままにしておいて下さい。その方がよりいっそう興奮しますし、聡の快感も高まるでしょうから……」

 先端部分を当てると、最愛の人の極上の花園の門だけでなくて、しなやかな指までもが祐樹の愛情と欲情の象徴を的確かつ淫らな動きで誘導してくれるのも堪らなく良い。

「ああっ……。胸とっ……凝った場所を……同時にはっ……。

 先に逝って……天国に……極めてしまいそうっ……で……。あっ……」

 先程祐樹の指で弄っていた場所に狙いを定めて衝くと、艶やかな喘ぎ声が部屋に忍びやかに響いている。

 二人が繋がった場所も淫らで聖なる協奏曲を奏でていたし。

 祐樹だって奥処まで一気に貫いてしまいたいという衝動も有ったものの、最愛の人の極上の花園をゆっくりと堪能したかった。

 短い時間とはいえ、物理的に離れていたせいか、随分ご無沙汰したような気がしていたので、性急さよりも丹念な愛の交歓がしたかった。

「良いですよ。何度でも極めて下さい。そういう聡の淫らで淑やかな肢体全部が大好きです。

 いえ、身体だけでなくて、全てを愛しています」

 先端部分に当たっている凝った場所の弾むような弾力で祐樹を愛してくれているし、その上、指が茎の部分から二つの袋の部分まで繊細かつ大胆に動いてくれるのも愛おし過ぎて、ついつい小刻みの律動から大きく動きたくなってしまう。

「あっ……」

 ガラスに映った最愛の人の顔が甘やかな苦痛に耐えるような眉を寄せて、そして紅色を増した唇からシルクを裂くような小さな声が紡がれていたものの、ガラスに真珠の雫がばら撒かれることはなかった。

 そして祐樹の最も敏感な場所をヒタリと包み込んで強く、弱く動く花弁たちがよりいっそうの細かさで動いている。

「すごく……悦っ……頭の中で……ルビ―の首飾りが……次々と大きな爆発の……連鎖っ」

 先程よりも紅く染まった淫らな法悦の表情がガラスに映っている。そして、切れ長の目と紅色の唇から水晶の雫を零しながら。

 胸の尖りも先程よりも硬度と大きさを増して煌めいている。

 最愛の人の、祐樹の愛に馴れた身体は、胸と花園の凝った場所だけの愛撫で乾いた絶頂が訪れることもある。

 多分、今がそうなのだろう。先ほどから日本語が若干変だったのも、こみ上げてくる薔薇色に輝く快楽を何とか言葉にして祐樹に伝えたいと思ったからだろうと思うとその健気さも愛おしい。

「ベッドに移動しましょうか?その方が心置きなく動けますし、私が、ね。

 聡は乾いた絶頂の大波を充分味わって下さい」

 膝と腰を持って紅に染まって汗の雫に濡れた肢体をベッドへと恭しく運んだ。

 普段なら、最愛の人は祐樹の首とか肩に手を置いて祐樹の動作を助けてくれたが、今夜はそれどころではないようで、祐樹の腕の中でも紅色の肢体がヒクリヒクリと跳ねていた。

 ただ、職業柄意識のない患者さんをホールドすることも多かったし、その人の体重が162キロ――後で量った――というケースもあったのでその点は楽で、そしてプライベート限定では心躍る楽しい愛の作業だったが。

 純白のシーツの上に最愛の人を下ろして、「その時」の甘美な拷問に耐えているような綺麗な顔に見入りながらも、紅色の肢体とか血よりも紅いルビーの二つの煌めきや今にも爆発しそうな感じで震えている育ち切って引力に逆らっている場所などにも視線を落とす。

「ゆ……祐樹、来て……欲し……い」

 しなやかに引き締まった腕だけでなくて、足まで大きく開いて全身で求めてくれる最愛の人のしどけない姿は最高に綺麗で、そして淫らだった。

 震える紅色の足の裏をシーツに付けて大きく開いて門までを露わにした肢体、そしてその門の飾りのように水晶の雫が止め処なく零れている。その上、祐樹の存在した証拠のように花園の門の内部が紅を刷いたようによりいっそうの彩りで微細に動いているのも。


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ショーから始まる恋もある 50 



「ということはユリには親しいスタッフとか、面倒を良く見ている後輩のとかは居ない感じなのか?」

 ユキは紅色に染まった華奢な首を優雅に傾げている。

 実家の広大な屋敷の奥で、しかも「お嬢様育ち」の母親と育ったので、こういうおっとりとした、そして無垢な雰囲気を保ち続けていられたのだろうと思った。

 オレが知っている「そっちの業界」の下っ端はいかにも粗野で頭が悪そうな感じとか刺々しい雰囲気を漂わせていたので、何だか別世界の人のようだ。

 ただ、ユキの父親が跡目候補にしていたのは、ユキの見てくれではなくて頭の良さとか度胸が据わっている点だろうな、とも思う。

 そうでなければ重要な資金源のあの店に連れて行ったりはしないだろう。億単位のお金がイベントで集まるなんて、オレの店でもそうそうない。そして何より誰でも知っている大きな銀行の小切手を出せるということは――いかに弱みを握っているとはいえ――マネーロンダリング対策もバッチリのハズだ。

 つまり、「本業」――最近はオレオレ詐欺とかにも力を入れているらしいが、銀行口座を使った場合、被害者が警察に届ければ即座に口座が凍結される。

 しかし、あの店の口座は生きているので、そういう犯罪とかもちろん法律で禁止されている薬物の売買で得た金もあの店の口座を使うというわけだ。

 まあ、ユキには斬った張ったの世界は似合わないとも思うが、実際そういうことをするのは下っ端の鉄砲玉と昔から決まっている。

「そういえば、居ない感じ……。

 スタッフも家来のように扱っているのを見てびっくりした覚えがある。

 んとね、お父様にも『お誘い』をしているのを偶然見ちゃってビックリした」

 893の世界では法律が新しくなっても大金が動くらしい。そして最もお金が自由になるのは組長なので、ユリのターゲットになってもおかしくはないが、ユキのお母さんでもある正妻と、詩織莉さんのお母さんの愛人さんを大きな屋敷とはいえ、同じ屋根の下で暮らしていたらしいので「そっちの趣味」はなさそうだが。

 オレの店のスタッフも昔やんちゃが過ぎて少年院に入ってしまったという黒すぎる歴史を持っている人間が居る。そして同性ばかりが収容されている場所では「そういう」欲求が女性の代用品として同性に向けられることもあると聞いた覚えがある。

 考えたくないコトだが、ユキなどが少年院や刑務所の壁の中に入れられた場合は恰好のターゲットになってしまうだろう。

 ただ、そういうリスクのある「仕事」は組長とか若頭のような幹部は手を下さないとも聞いている。最近は「下っ端が勝手にした」という言い訳も通らない法律が出来たようだが、その対策として「組を抜けた」というひと手間掛けてから犯行に及ぶらしい。

 そして「そっち系」の世界で名前も顔も有名な人は刑務所に入ったことがないばかりか、前科・前歴もないという人の方が多いらしい。

 ただ、運悪くというか壁の中に入ってしまって「そっち」の味を覚えて来たという人間も居るらしいが。

 そして、今日の料亭風のゲイバーに来ていたのはそういう人間だろう。まあ、突っ込む側に回るタイプだろうし、それなら女性にだってそっちの穴は有る。しかし、自分の妻や情人・愛人などにもなかなか頼みづらいだろうな……とも思う。オレはそもそも女性に「そういう欲望」を感じないが、女性客の自慢めいた「恋バナ」を感心しているフリをしながら聞いたり「愛の営み」の具体的な相談を受けたりする。例えば「テン○」を使って自分ですると逝けるのに、彼氏との行為で一回も逝ったコトがないとか。

 あまりそういう下ネタ系の話を振ってくるお客さんが少ないのがオレの職業上の誇りだが、酔いが回ったり、失恋したヤケ酒を呑みつつ騒ぎたかったりが理由でで「そういう」話に発展することもある。

 それにオレの場合「女性客と深い関係にならない」というのが店で「伝説」になっているので、失恋した女性に「じゃあオレと付き合ってよ」という展開にならないのも彼女達の安心を買っているらしい。

 ユキのお父さんも確か前歴すらなかったような気がする。チラッと小耳に挟んだうろ覚えだが。

 だから「そっちの味」を知っているとは思えないし、単に金目当てのような気がするが。

 ただ、893とはいえユキのお父さんだ。こういう親密な仲になった今でも、その父さんの性的嗜好までは流石に聞けない。

「そういえばね……。年寄りは嫌いとか言ってたな。若くて、そして割とジャニーズ系イケメンで……。そしてココがね――――大きくて、そしてカチカチに硬いのが大好きだとか言っていた。

 僕が『お尻の穴にそんなおっきいの挿るの?』とか聞いたら、バカにしたような感じで『これだからバックバージンは』とか笑われた。

 コブラくらいの大きさが良いみたい。お年寄りが嫌いな理由も聞いたんだけど?」

 ユキは一瞬言葉を止めて、オレの顔を窺うような表情を浮かべた。

 二人きりで、しかも恋人同士になったばかりだ。

 それなのに、第三者の話をして良いのか迷っているような雰囲気だった。

「ユキがココを触ってくれるのも気持ち良い。

 お年寄りが嫌いというのは?」

 とりあえず、オレの息子が元気を取り戻すまでに、ユキから聞けるだけのことを聞きたかった。

 まあ、住む世界が違うので大丈夫だとは思ったが、ただ、嫌な予感がヒシヒシと募ってきていた。



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