腐女子の小説部屋

創作BL小説を綴っています。ご理解の有る方【18歳以上】のみ歓迎致します

2019年03月

気分は下剋上 学会準備編 244

 ニュースやドキュメンタリー番組とは異なって、凛然と座っている静謐な太陽のようなオーラに自分が選んだ限りなく黒に近い紺色のスーツや、派手すぎない赤のタイ、そして純白のシャツが祐樹の生命の躍動感を引き立ててくれていて、ただ黙って見惚れてしまう。
 アメリカの学会には――講演者に選ばれたことも、確かにそれ自体は大変名誉なことではあったが、世界の外科医といういわば同業者の集まりの中のみで評価されて一般社会には浸透しない類いのモノなのも事実だ――「上司としての列席」が叶わない。
 これがノーベル賞などの――といってもこちらの賞は研究者の独壇場と言った感があるので自分達のような立ち位置だと無理なのは分かっている――新聞の一面トップ記事に載るレベルになると話しは別で、病院長も快く許可を出しそうだ、この番組の出演を快諾したように。
 祐樹の生来の魂の輝きが夜空に浮かんだ、かがり火のように鮮烈さと吸引力に溢れている。惚れた弱みを差し引いたとしても第一印象で錚々たる世界レベルの外科医達の関心を惹くことは間違いないだろう。
 それに今日の祐樹は普段と同じく前髪を下ろしている上に伊達メガネもかけていない。いわゆる白人に東洋人種は若く見られてしまうというのは割と良く知られた事実だが、講演者の場合は当然、大人びて見える方が好ましい。そのために自分なりに考えた服装や髪形は――まだ完全ではないものの――予想以上に良く映えていて、息を殺して見惚れてしまった。
 前髪を上げてメガネをかければ更に祐樹の男らしく整った顔は知的な落ち着きを増すだろうと思うと先程とは異なった意味で心が躍った。
 祐樹の黒く輝く眼差しがやや不審そうに自分へと注がれていることに気付いて佇んでしまっていた場所から煌煌と照らされた場所へと向かった。
 このスタジオに来た密かな目的が無事に果たして――今の段階では祐樹にも内緒にしている――そして予想以上の効果を上げたことに内心で安堵と感嘆のため息を零しながら。
「お疲れ様でした。本日は番組に出て頂きまして有難うございました」
 女史がトレードマークになっている独特な髪型に結われた頭を下げてくれた。
「いえ、こちらこそこういう由緒ある番組にお声をお掛け頂き誠に光栄です」
 テレビカメラが回ったり強力な照明が当たったりしてはいたものの、女史の巧みな会話術のせいもあって和やかな雰囲気で会話のキャッチボールもスムーズに出来たような気がする。
 それに話は地震のことや救急救命医療の実情について、そしてついでのような感じのさり気なさで共著の本の営業だけしか話していない。
 まあ、この番組の場合、深夜の放送などに有りがちな論争に発展することや、プライベートなことを根掘り葉掘り聞かれることもないだろうと思っていたが、予想以上のマイルドさだった。
「スタジオで行うテレビ撮影というのは、特別な感じがしますね。
 このような晴れがましい場所に呼んで頂いて本当に有難う御座います」
 祐樹が女史とカメラの両方を意識した感じで軽く頭を下げていた。
「いえ、こちらこそ実りのあるお話を伺えることが出来てとても有意義な時間になりましたわ。
 ドーランを落としてから私の控室に寄って下されば嬉しいです。ささやかな食事も用意させて頂いていますので是非とも」
 カメラが回っていないのを確かめて女史がより親しみのある笑みを浮かべてくれた。
「はい。喜んで参上致します」
 高木氏からも女史が心臓バイパス術などに深い関心を持っているということは聞いていたので、番組の枠では話せなかったことを補足という感じで付け加えればいいのだろう。
「すみません……。不躾な質問に当たるかもしれませんが……」
 祐樹が珍しく当惑した笑みを浮かべた上に躊躇いがちに言葉を挟んで来た。
 不躾なこととは一体何だろう?と、一仕事を終えた安堵感に包まれながら疑問に思った。





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近親者の他界の件で、リアバタに拍車が掛かってしまいました。
毎日振り掛かる事務作業や身内のゴタゴタ……。
そのせいで、「ネット生活もう大丈夫だろう」と再開したにも関わらず、PCに向かう時間がなくて……。
楽しみにして下さっていた方(いらっしゃるのか?)とも思いますが、誠に申し訳ありません!!
今後もこのブログは不定期更新しか無理かと思います……

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本業(本趣味)はもちろんBLなのですが。

こちらでそういった作品を公開していきたいと思っています。




「下剋上」シリーズは一人称視点で書いていますので、他の人がどう考えているのかは想像するしかないのですが、こちらはそういう脇役がこんなことを考えているとか書いています。
今は、久米先生が医局に入れてハッピー!な話とかですね。

スマホで読んで頂ければと思います。その方が読み勝手が良いかと。

落ち着くまでは私ですら「いつ時間が空くか分からない」という過酷な(?)現実でして、ブログを更新していなくてもノベルバさんには投稿しているということもあります。
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       こうやま みか拝

気分は下剋上 学会準備編 243

「カメラ映りなどを確かめたり、ああ、お二人には関係のないことかもしれませんけれど――何しろ若い女性でも羨むようなお肌の色ですので、ね――ただ、私はこの通りの年齢なのでよりいっそう照明の当たり具合を気にしなくてはなりませんの」
 最近身につけた――遅すぎるのは自覚している――会話術では「そんなことはありませんよ」と言うべきなのかな……と思っていたら、先に祐樹が口を開いてくれた。
「そういう話は良く聞きますね。いえ、私などは主治医を務める患者さんが観ていらっしゃるワイドショーなどでしか存じませんが、名だたる美人の大物女優さんでも他のスタッフよりも先に照明係りと言うのですか?そういう人に挨拶にわざわざ自分から足を運ぶとか。
 照明の当たり方一つで全く違うらしいですね……お年とか肌の状態とかはあまり関係がないようですね。
 私共は、どう映っても構わない地味な職業ですが、この業界にいらっしゃる方、しかもずっと第一線で働かれている貴女ならば気になるのは当然だと思います」
 女史は、年を感じさせない控え目な華やかさで笑っていた。やはり、自分が言うよりも更に良い言葉の図書館のようなものが祐樹には備わっているのだとしみじみと思った。
 追い抜くのは一生涯かけても無理な気しかしないが、亀の歩み状態でも良いので少しでも近付きたいなとも。
「いえ、お二人ともお顔やスタイルはいわゆる二枚目俳優よりも上だと思いますわ。その上、お医者様としても名を馳せていらっしゃるのですから、天は二物も三物も与えた……ということかしら」
 全くのお世辞とも思えない女史の笑みと眼差しだった。祐樹は言うまでもなく、自分もそれなりに整っている顔をしているということは――普段は意識をしたことがないのも事実だったが――この頃ようやく自覚している。といっても、芸能人のように顔も重視される世界に生きているわけではなかったので、祐樹が好む外見に恵まれているだけで良かったが。ちなみに、俳優さんのような演技力は祐樹はともかく自分には皆無なのでこの世界に需要はないだろう、祐樹とは異なって。
「あのう……お話しを遮って申し訳ありませんが……カメラを拝見しに行って良いですか?」
 テレビ局らしい――ある意味当たり前だが――大きなカメラにも、確認用の小さな液晶画面と思しきものが付いていて、あれを見ればテレビ画面にどう映るのかが分かる仕組みなのだろうなと考えついた。
 祐樹は怪訝そうな表情を浮かべていたものの、特に制止はしなかったし、女史も微笑みながら頷いていることを良いことに、テレビに映らないであろう裏方の何やら機材がたくさん有ってその上コード状のモノがあちらこちらに、とぐろを巻いている場所に行こうとした。
「足元にはお気を付けになって下さいね」
 女史に笑みを返してから、裏方へと足を運ぼうとすると、さも当然のように祐樹も付いて来ようとした。
 それはそれで薔薇色の心が躍る動作ではあったものの、祐樹には女史と共に照明が当たっているところに居て欲しかった。内心確かめたいことが有ったので。
「田中先生は――あの地震の時の救急救命体制の実質的なリーダーでした。職階のせいで、私ばかりがクローズアップされてしまいましたが。
 なので、その時のリーダーとしての心構えとか、いざ自分の病院がそのような拠点にならざるを得ない状況になったら、先ずは何をすべきかとお話ししておいて下さい」
 我ながら下手かつ苦しい言い訳だと思ったが、祐樹がカメラに映るとどうなるのかを――特に今日の服装では――絶対に自分の目で確かめたかった。
 祐樹もゲストとして呼ばれたという身の上で、この場の女主人を一人きりにする失礼さに気付いたような笑みを浮かべて、女史の方へと向き直ってくれた。
 足元には色々な障害物、いや番組造りには必要なモノが散らばっていて、不注意な人や運動神経がイマイチという人には向かない感じだったが、自分は幸いにも両方とも恵まれている。
 先ほどの祐樹の話で照明係りさんの元に足を運ぶという美人女優さんは多分、長岡先生のように高くて細いヒールを履いていることくらいは自分でも容易に想像がつく。
 そういう人でもこの足場の悪い中歩くのだから――しかも、顔や身体はいわば商売道具なので自分の手のように傷を付けるわけには行かないだろうし――自分ならほぼ大丈夫だろう。
 現場の多数のスタッフさんは、今日のゲストだと分かった感じで挨拶をしてくるので、謙虚な感じの笑みを浮かべて歩んだ先に、カメラマンらしき人に声を掛けた。
 カメラにどう映るか、それは――それほど詳しくはないものの――テレビでも、そして動画でもそんなに変わりがないと考えていたので、是非ともこの目で確かめたい。
 確かめた上で調整が可能ならば、祐樹の真の晴れ舞台の時の参考になるだろうから。
 その程度しか、祐樹に対して今のところ協力出来ないので。
 このテレビ出演が、先程祐樹が言ったように共著の――二人の共同作業なのでそれはそれで薔薇色の細かい泡が心を弾ませてくれたが――営業という側面もある。しかし、自分にとっては、熱心な同業者なら必ず観る――直接か動画越しかは分からない。自分は残念ながら後者だったが――晴れの舞台の準備も自分の幸せ過ぎる義務だろう。
 そう思って、カメラマンの許可を得て小さな画面越しに女史と、そして祐樹を観て息を殺してしまった。



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関西は桜の開花が遅れているようですが、、もう少しすれば桜の季節になるのかと思うと嬉しくなる今日この頃です。

       こうやま みか拝

気分は下剋上 学会準備編 242

 
「これは私の番組に出て下さった方、全員にお伺いしていることなのですけれども……。聞いて欲しくないというような話題はあるのかしらと思いまして。そういったことを事前にお伺いするのも重要な務めなものですから、どうかお気を悪くなさらないで下さると嬉しいですわ」
 祐樹と思わず顔を見合わせてしまった。一番に思いつくのが「恋人は居るのか」のようなプライベートな質問だった。それに関して「居ます」程度のことは――それこそ病院内でも――割と言っている、特に祐樹は。
 ただ、週刊誌の記者のように――彼らの狙いは誰でも知っているようなアイドルグループだったり俳優・女優さんだったりで、祐樹と自分はそのような人達の眼中にはないだろうが――この目の前の女性は聞いて来ないような気がする。
 自分は昼に放映されるということもあってそんなに観ていないが、ほぼご覧になるという祐樹のお母様の話によると――祐樹が夜勤の時を見計らって自宅の固定電話に電話を下さるのは相変わらずだ――結婚が決まった芸能人限定で「お二人の馴れ初めは?」などの話題を振るようなことは有ったようだが、祐樹のお母様曰く「その時期にあの番組に出るということは、そういうことを全国に言いたいという本人の希望が有るからで、その要望に応える意味で質問を振っているし、その芸能人が過去にスクープされた他の芸能人との恋愛などは完全になかったものとしてスルーして話すので、その分安心して番組で話せるのでしょうね」とのことだった。
 祐樹のお母様の話しを聞いていてなるほど!と思っていたが。
「いえ、特に思いつくことはないですね。教授も私も共著の本やそれにまつわる地震の話、そして災害時の医療従事者としての取り組みなどをメインに話すためにここに参ったわけですから。
 ここだけの話、本の営業――と申し上げるとあからさま過ぎるかも知れませんが、まぁ、婉曲な言い回しは職業柄慣れていないのも事実です――めいた感じでお誘いをお受けした次第です」
 女史は知的な笑みを目尻に浮かべている。その年なりのシワまでもが魅力の一部だった。
 そして祐樹は祐樹でプライベートなことは聞いて欲しくないと「婉曲に」言っているのが分かってつい笑みを深くしてしまう。そういう駆け引きが上手な点も大好きだ。
「そうですわね。確かにお医者様は遠回しな言い方はなさりませんわよね。
 特に駄目な話題というのもないという感じで宜しいかしら」
 祐樹がアイコンタクトを送ってきた。黒いスーツと赤を基調にしたネクタイが純白のワイシャツを引き立てていてつい目で追ってしまう。
「はい。その範囲であればお答え出来ることは全てお話し致します」
 祐樹が散々渋っていたドーランだったが、テレビに出演する人が全員使っているだけのことは有って、祐樹の肌が――何もつけなくても全く問題のない綺麗さと柔らかさの持ち主なのを自分が一番良く知っている――よりいっそうのきめ細やかな感じと溌剌とした雰囲気を醸し出していた。
 そんな祐樹を見ながら女史に最終確認めいた質問に答えた。
「承りました。ではスタジオを先に見ておいて頂いた方が良いかと思います」
 全く年齢を感じさせないツバメのように身を翻した女史は部屋の扉を開けてくれた。
 何だかこんな有名人にそんなことをさせるのはおこがましいような気もしたものの、厚意に甘えることにした。
 テレビ局の廊下は、記憶力も方向感覚も人並み以上に持ち合わせていると自負している自分でも迷いそうな廊下が入り組んでいる状態で、だからもう何百回も――いや百の桁ではないかも知れないが詳しいことは知らない――通い慣れた女史が案内してくれたのだろう。こういう人柄の良さがお茶の間の人達の支持を集めている理由かも知れない。
 彼女程度の知名度ならば、付き人とかスタッフなどに丸投げで任せても良いような些細な仕事のような気もする。テレビ局も芸能界のことも全く知らないので断定は避けたいが。
「ここがスタジオですの。こちらは、いつも以上に華やかで美しいですが……」
 女史は薄紫の胡蝶蘭で壁一面を滝のような風情になっている花の一部を愛おしそうに、大切そうに触っている。
 これは芸能界とも深い繋がりを持つ、長岡先生の婚約者の岩松氏が贈ってくれた花だということは知らされていた。
「そうですね。しかし、その蘭が描かれた白と銀のお召し物と帯にも良く映えて良いと思います」
 祐樹はまんざらお世辞ではなさそうな感じで女史の着物姿を褒めている。全く興味がないし知識も人並みしかない自分もそう思ったので、お茶の間でも――と言ってもこれは録画なので放映は後日だ――同じ評価だろう。
「教授の白と緑の翡翠を足して二で割ったような五月の若葉の色のスーツ姿にも良く似合うと思いますわ。そういう柔らかい色が本当にお似合いになりますわね。
 私の存じている中でも外科医の先生は多いのですが、皆様そういう色はお似合いになられないと思います。あ!ここだけのお話しということで……」
 女史は茶目っ気たっぷりの笑みを浮かべた唇に人差し指を垂直に指した。「黙っていてね」の意味だろうが、そういう少女めいた仕草の似合う「ある年齢」の人はそうそういないだろう。祐樹も「全く同感」といった感じで輝く瞳を自分に当ててくれるのも薔薇色の泡が心で弾けるほど嬉しい。
 少女と言えば、入院中の吉田百合香ちゃん程度しか長く接した経験はないが。
「はい。それはお約束致します」
 祐樹は珍しいおもちゃを見つけたような感じで、瞳を最大限に輝かせながら、花ではなくてカメラやマイク、そして何に使うのか分からない機具の数々を見回している。
「録画の時間まで何をするのですか?」
 そういえば、女史に導かれるままスタジオに――思っていたよりも雑然としていた、画面に映らない場所限定で――来てしまったが、祐樹の指摘通り録画予定時刻よりもかなり前だった。
 テレビ局という初めての場所なだけに今後祐樹と自分が何を要求されているのかサッパリ分からない。




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       こうやま みか拝

気分は下剋上 学会準備編 241

「最新の心臓バイパス術のお話や、バチスタ術などの専門的なことは、収録が終わったらお伺いする積りですけれども……、それはご迷惑ではないかしら?」
 落ち着いた感じの理知的な声が室内に軽やかに舞うようだった。それに高木氏からも「御歳が御年だけにそういうことに大変興味を持っていらっしゃって」と聞いていたので、充分想定内だし、時間も取ってある。
「はい。ゆ……、私や田中で分かることであれば何でもお答えいたします」
 隣に座っていた――そしてキッパリとした感じの黒色に見える濃紺のスーツと真っ白いカッターシャツや派手になり過ぎない赤いネクタイに身を包んで普段よりも更に自分の視線を惹きつけてやまない祐樹が耐え兼ねたような感じで身じろぎをした。
 女史は気付いてスルーしてくれたのか、それとも「ゆうき」の「ゆ」を聞き逃したのかは分からないが、耳も敏い祐樹は唇だけで可笑しそうに微笑んで自分だけを見ている。太陽のように輝く視線は相変わらずで、こんな公式な場所なのに、惚れ惚れと見てしまった、ごく一瞬、具体的には8秒程度。
「このご本を拝読して、ドキュメンタリー風に書いてある箇所と、心情部分は書き方も文体も全く異なるのですが、やはり共著というのはそういう意味なのかしら?」
 流石にクイズ番組でも名を馳せた女史だけに、細かい点まで気を配って読んで下さったのだなと感心してしまう。
「その点は、私からご説明致したいと思いますが、宜しいでしょうか……教授」
 先ほどもそうだったようにプライベートな時には祐樹の言うことに従う習慣ではあったものの――というより、自分がデートの企画立案が出来ないだけだが――公の場所では常に自分を立ててくれる祐樹の分別も薔薇色の幸せな気持ちがシャンパンの泡のように弾けてしまう。
「そちらは田中に任せたいと思いますが宜しいでしょうか?」
 最近は表情筋を無理なく動かすまでもなく、自然に笑みが浮かぶようになった顔で女史の方へと向き直った。
「それはもちろん構いません。あくまでもゲストはお二人ですもの」
 そう自分に告げた後に祐樹の方へと小首を傾げる仕草が無邪気な知的好奇心に満ちているような気がした。彼女だけがそうなのか、それともこの年の女性全般が当てはまるのかは、同じような年代の女性で、知っているのは祐樹のお母様だけなので母数が少なすぎて分からないけれども、祐樹が主治医を務めている吉田百合香ちゃんを想起させる。
 ただ、祐樹のお母様からはそういう仕草をしているのを見たことがない。ただ、この女史の番組を観るのが楽しみでもあり、習慣でもあると聞いているので女史のサイン入り色紙は喜んで貰えるだろう。それだけで充分幸せだった。
「教授はレポートや論文などの客観的かつ正確さが求められる文章に――ええ、もちろん英語や日本語両方です――熟練なさっていらっしゃいます。
 実際、今度私が参る国際学会には」
 女史が、その学会の名前と開催日時や場所をごく自然に口に出したのには内心で大変驚いたが、噂通りゲストに呼ぶ人間のことは調べるだけのことをありったけ調べたのだろう。
「はい、その学会です。その原稿も草稿段階は私が書いて、その後教授が添削して下さいました。お蔭様で素晴らしい出来に仕上がりました。もちろん、他の大学職員にも見て貰っていますが。
 話しを戻して申し訳ありませんが、共著のお話が出た時に役割分担はレポートが得意な教授にはそちら、そしてその時にどうお思いになったかを箇条書きにして頂いたものを僭越ながら私が書かせて貰いました。
 文体の相違はその点でしょうね」
 真剣かつ真摯に語る祐樹だったが、実際のところ心情部分は祐樹のフィクションなのを知っているだけに唇に自然と笑みが更に深くなった。
 祐樹が尤もらしいウソというか言い訳に長けているのは知っていたが、まさに面目躍如だなあと感心して聞き入ってしまう。
「なるほど……。つまりは、心情重視の小説などをお書きになるのは田中先生の方がお得意ということかしら……?」
 女史は自分とは異なった所で感心したような声を出している。
「そうとも申し上げられますね。ただ、私も100%フィクションの小説が書けるかは分かりません」
 祐樹なら書けそうだな……と思ってしまうのは惚れた弱みだけではないだろう。
「お医者様が書かれたリアルな医療モノとか推理小説とかも有りますでしょう?ああいうのならお書きになれるのじゃありませんか?」
 女史の傾げた首とか無邪気な好奇心に彩られた眼差しに祐樹は営業スマイルだと「自分」には分かる笑顔で返している。
「あいにくネタがないですね。それに私はAiセンター長を兼務しておりますが、あの切っ掛けになった……」
 女史はその医師兼作家の固有名詞を即座に言ったのも流石だった。同名映画にもなった本の名前などの枕詞がなくてその名前が出て来るとは噂以上の博識で、かつ祐樹や自分のように特定分野に特化していないのも凄いと思う。
「はい。そうです。ああいう『世間の認知度を広めたい』というような熱い情熱もあいにく持ち合わせておりませんので、僅かな休みの時間は好きな人や好きなことに使いたいのです。私には文章を綴るよりもそちらの方が大切なもので……」
 祐樹の唇の口角が片方上がった笑いを零している。両方なら皮肉な微笑だが、片方はウインクが出来ない時の自分への合図だと知っている。
 「好きな人やモノ」が自分を指すのだと思うと、先程よりも笑みが深くなってしまう。
 話しぶりなどで頭の回転がすこぶる速い女史に気付かれないかと内心ドキドキしながらも、薔薇色のシャンパンの泡が心を心地よく弾いている。
「そうなのですね。とても参考になりました。
 では、番組はそういうお話を中心に聞かせて頂くことになりますが、何かご要望とか……そして……」
 コホンと咳払いした女史だったが、それは生理現象ではなくて、何か言いにくいことを語る合図のような感じがした。





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気分は下剋上 学会準備編 240

「京都の書店でのサイン会が記録的な動員数でいらっしゃったとか」
 手慣れた様子で色紙の裏側にサインをして下さったのも、高木氏情報によれば「表側にサインをするほどの人間ではない」という謙虚さの現れなのだろう。殆んどの日本人が知っている女性であっても裏側に書くのだな……と感心して眺めていた。
「お蔭様で。何しろ地震の活性期に入ったという地震学会の報告もありますし、そういう意味でも興味を抱いて下さった方が多かったのではないかと思います」
 女史のテーブルには高木氏の依頼で予め送っておいた30冊の祐樹と自分のサイン入りの本が整然と積まれていた。
 この伝説的な番組ではあまり行われないようだったが「視聴者へのプレゼント企画」の要望が多すぎたせいで、そうなったと聞いている。
「お返しと申す積りはありませんが、私の本にもサインを頂けるかしら?」
 女史は読み込んだ跡が歴然と残っている共著本を大切そうに両手でこちらへと差し出してくれた。
 祐樹のお母様に送る女史のサイン入り色紙と共に有り難く受け取った。
「お名前をお書きしても宜しいでしょうか?」
 長年に亘って各界で活躍するゲストの話を聞き続けてきた女史への敬意を込めて、一応のお伺いを立てることにして、淡く微笑みながら自分が用意したペンを手に取った。
「お願いしても宜しいかしら」
 フランス風に表現すれば「ある年齢」の女史だったが、眼差しには無邪気な好奇心とか知的欲求が穏やかな光を放っている。
「このご本には心臓バイパス術の権威としての香川教授ではなくて、災害の際の救急救命としてのご活躍は正直意外に思いました。アメリカでのご活躍の頃からお名前だけは存じ上げておりましたのよ。
 ただ、大学病院は高度に細分化しているのが現状ですわよね。そして医療制度も年々変わってきている中で、専門外――と申したら失礼かもしれませんが、そういうことにも臨機応変に対処出来た、その秘訣のようなものをお伺いしても宜しいでしょうか」
 心臓バイパス術の最新の情報について聞かれると高木氏は伝えてくれていたが、それは番組の後なのだろう。あくまで祐樹と自分がこのテレビ番組のゲストとして呼ばれた主題は共著の本のことだったので。
「その点につきましては、二点あります。
 まず、大学病院は職階が基本です。こういう例えが適切かどうかは分からないのですが、軍隊のような感じです。病院長の下に各教授が居て、准教授と続きます。
 歴史を紐解くと、第二次世界大戦などの実際に戦闘行為が行われた場所では、隊長が命令を出す能力が無くなったら副隊長が代わりを務めます。
 あの地震の発生時は早朝でしたから当然病院長は自宅でしたし、そして救急救命専門の」
 博識を誇る女性らしく、頷きながら「北教授でしたかしら。国際的にも有名な……」と一般の人が知らない固有名詞を出してくる辺りも流石だった。
「そうです。北教授がいらっしゃれば当然指揮権は当然そちらになりますが、あいにく国際学会で日本にはおりませんでした。
 そして、教授職で病院に最も近くに住んでいたのが私でしたので、病院に駆けつけたわけです」
 実際は、あの地震が起こった直後は祐樹の安否確認しか頭になかった。ただ、祐樹が「それらしく」書いてくれた心情部分が本になっているので、本音を言うと辻褄が合わなくなることもあり、タテマエで押し通すしかないだろう。私情で駆けつけた病院だったが、結果としては医師としての職務を全うできたのだから良いだろうし。ただ、祐樹の安否が分からなかった時の炙るような焦燥感を思い出すと今も背筋が寒くなる思いだったが。
 もう一点ですが救急救命という、非常時にはとても役に立つものの、平時には無用のモノだと見做されがちな専門分野は、国立大学病院時代はともかくとして……」
 テレビカメラが回っていないとはいえ、迂闊な発言は慎むべきだろうと判断して柔らかい言葉を探してしまう。
「病院もコストカットの波に呑まれてしまっているということですね。
 そういったお話はお医者様から良く伺います。
 警察や消防などは、事件や火事が起こらなくても、普通の人間は税金泥棒などと言いませんが、お医者様の場合は『医は仁術』と申したら良いのかしら……。求める時には権利を声高に言われてしまうとか。
 その点、そちらの病院では香川教授の医局の外科医の先生――もちろん、こちらにおいでの田中先生も含めてですが――救急救命室に助っ人として派遣されていると伺っております。収益は心臓外科の方で黒字を出すことで補って、赤字部門でもある救急救命室の存続を陰ながら助けていたというわけですか……」
 女史は祐樹の方へと向き直っていた。ゲストとして二人が呼ばれていたので、平等に話しを聞く積もりなのだろう。
「そうですね。ただ、心臓バイパス術も日進月歩です。そして、先程のお話にもあったように細分化されている大学病院では、心臓なら心臓のことしか分からなくなります。しかし、バイパス術に使えるような未知の大動脈を探すという目的も持っておりますので、全身に及ぶ外傷などを扱える救急救命室はその点でも貴重です。もちろん、患者様の命を救うことが大前提ですが」
 祐樹の滑舌の良い明晰な声が活気を帯びて聞こえてくる。
「たゆまぬ向上心をお持ちなのですね。その点だけでもご立派ですわね。
 このサインして頂いた本を拝読して興味深く思った点がありますの。その件についてお伺いしても宜しいかしら」
 何度も読んでいる本というのは見たら分かる。そして先程から見ている限り女史の仕草というか物の扱い方は物凄く丁寧なので、自分に続いて祐樹がサインした本は――ハンコを持って来ていないのが心残りだった――自分が想像した以上の回数で読まれている可能性の方が高い。
 その女史の疑問とは一体何だろうなと思ってしまう。




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時間がない!とか言っていますが、ふとした気紛れにこのサイトさんに投稿しました!
いや、千字だったら楽かなぁ!!とか、ルビがふれる!!とかで……。
こちらのブログの方が優先なのですが、私の小説の書き方が「主人公視点」で固定されてしまっているのをどうにかしたくて……。
三人称視点に挑戦してみました!
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他、前ブログで連載していた「洋館の堕天使」も移しています。「作品一覧」をクリックかタップで見られますので、良かったら♪



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エブリスタ様に投稿してみて、痛感したのですがヤフーブログは「ルビが打てない!!」という仕様なのは仕方ないのです。しかし、このブログで連載中(現在は休止中です、すみません)の「蓮花の雫」はルビが打てないのは(個人的に)物凄く辛いので、全部エブリスタ様に持って行った上で、再開したいと思います。
楽しみにして下さっている方がいらっしゃるのかどうか分かりませんが、【蓮花の雫】のみ、続きはエブリスタ様単独で書きたいのでご了承とご理解を頂けたらと思います。
【追記】
取り敢えず、このブログで書いていた分を再掲という形でゆっくり移して行きます。
隙間時間に作業しています。エブリスタ様の方がやはり使い勝手も良いので(加筆修正も加えています)全ての記事を向こうに移した後はこちらのブログからは削除したいと考えて居ます。
https://estar.jp/_novel_view?w=25307809

良かったら覗いて下さいませ。

あと、BL小説以外も(ごく稀にですが……)書きたくなってしまうようになりました。
本業(本趣味)はもちろんBLなのですが。

こちらでそういった作品を公開していきたいと思っています。



こんなお話も投稿していますので、興味を持った方……いらっしゃるのか??はスマホで読んで頂ければ泣いて喜びます!!

興味が有る方は是非!スマホの方が読み易いので、オススメはスマホ経由です。
毎日更新目指しますので宜しければお立ち寄りください。

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