「愛しています、聡だけを……。
それに、最近は医局などでも……、聡の大輪の花の……ような笑顔を拝見出来て……。
それはそれでとても嬉しいのですが。
大粒の汗の煌めきを纏った……瑞々しさと……艶やかな大輪の薔薇よりも綺麗な……、そして硬い……蕾から一気に……咲き誇る紅色の瑞々しい大輪の……薔薇に似たお顔を……拝見出来るのは……私だけだと思うと……よりいっそう……」
上り詰めた直後で息が整っていない祐樹の途切れ途切れの低く甘い声が鼓膜を紅色に染めていく。
「こんな顔は……祐樹にしか……見せない……これまでも……、そしてこれからも……。あっ……」
まだ熱く甘い呼吸が愛の交歓の余韻で途切れ途切れにしか出せないのは自分も同じで、それでも必死に愛の言葉を唇に載せていると胸の尖りを強く弾かれて背中が撓ってしまう。
「普段よりも……感じて下さって……いるようですね。
今、花園の中が私を……包み込んだまま……波のように……うねりました……。
もともと、熱く厚いシルクのように……私を包み込んで……下さっている、奇跡のような花園の持ち主で……いらっしゃいましたけれど、今の動きは精緻さと淫靡さが更に……深化した感じです。
これは、聡の愛が深まったから……でしょうか……」
愛の交歓の後の戯れめいた感じで汗の雫で重くなって、そして水溶性のジェルで上げていた前髪が先程の行為のせいで額に落ちたのを掻き上げながら祐樹が自分の瞳だけを見詰めている。
それだけのことなのに未だ繋がっている場所は妖しく熱くうねり出すのを自覚してしまって耳まで紅く染まった。
正真正銘の祐樹との自分にとっては嬉しい青天の霹靂とも思えた「初夜」の日から、祐樹は自分の「その」場所を褒めていてくれたような気がする。
記憶力にいささかの自信はあったものの、まさかの初夜、しかもいきなりのことだったので受け入れることだけに夢中で後のことはほぼ覚えていない。
それに祐樹は――今の認識と大幅に異なって――「一夜限り」の関係を好んでいるようにも思えたので経験に乏しいと分かると興を削ぐのではないかと、必死で慣れているふうを装っていたのも事実だった。
「祐樹に対する愛情は深まりこそすれ、その逆はないと断言出来るし……。
もう二度と会えないと思い込んでいたからアメリカで初体験を済ませた時に相手の男性からそちらについての言及はなかったので、祐樹の身体と心を心ゆくまで味わいたいという、私の精神が花園にも影響しているだけだろう。
多分――いや、そんなことは誓ってしないが――他の男性相手だと、今祐樹を包み込んでいる花びら達も反応が全く異なることは請け合いだな……。
私の心と身体は――少なくともプライベートで――祐樹の愛を、いや祐樹の愛『だけ』を希求している。祐樹『のみ』に開かれた花園だし、祐樹の愛情の証しを注がれたせいで開花を遂げているのだろう……。
そう思えば、これも共同作業だな……。サ……ではなくて……共著の本と同じように……」
サイン会はまだ話していない。今話しても良かったが、祐樹の灼熱の楔が花園の奥処まで拓いているし、その上花園は長い間の祐樹の丹精を待ち焦がれたような、そして物足りなさを如実に訴えていて、話をするよりも身体で愛のコミュニュケーションをしたい気持ちの方が勝っていた。
「聡がアメリカで『そういう』行為をなさった時にお相手の――いえ、責めている積りは毛頭ないです――言葉というか感想を以前伺った時には半信半疑でしたが、二人の夜を重ねるにつれて如実に開花を遂げる肢体を実際味わってみて、本当だと確信致しました。
胸の尖りもそれほど愛していないというのにルビーよりも紅く硬く尖っていますからね。
宝石店の店員さんすら見たことがないという、ビジョンブラッドよりも紅くて、そして濃い光を煌めかせていらっしゃいますから、水晶の汗と相俟って」
祐樹の器用な指が側面部を右回りと左回りで強めに愛の仕草を加える度ごとに花園の中ではヒクリヒクリを熱く厚いベルベットが伸縮しているし、確かに祐樹の愛情の象徴を波のように微細に動いている。
「ゆ……祐樹……、もう一度……愛して……欲しっ……」
身体の甘いうねりとか熱い熱を嬉しく持て余しながら震える唇でせがんだ。紅色の切なさを伴った背筋を奔る花火のような悦楽に全身を撓らせながら。
「聡がそう仰るということは明日の業務に差し支えがないと自己判断なさっているのですよね?
だったら大歓迎です。繋がった場所がどんなに綺麗な紅色に、そして二度目ですので出入りを繰り返すと真珠の粒が滴り落ちていくかなども見られます。ここに鏡がないのは残念ですが……。
オ○クラのスイートルームにも大阪のホテルと同じくクローゼットの内部に姿見用の鏡が備え付けてあるでしょうし、普段よりも良い部屋を取るのでしたらクローゼット内部の鏡の大きさも期待できますね。
その『初夜』では聡の目でも確認して下さいね」
甘美な毒のような期待と羞恥心がせめぎ合うものの、祐樹に愛されている花園を自分の目で確かめたいという気持ちの方が勝った。
「分かった……。そうする……。
今度は、どのような愛の形で……あっ……んっ」
祐樹の灼熱の楔が一旦は解かれて、花園から溢れ出た真珠の粒がしどけなく開いた門から足の付け根から転がり落ちていくだけで鳥肌が立つほどの悦楽に身体が震える。
「後ろを向いて、膝でしなやかな肢体を支えて下さい。そして白桃のような双丘をご自分の手で開いて……」
祐樹の低く甘い声に思考が熱く麻痺したような感じで言われた通り床に低めに膝をついて、二つの谷――といっても女性のような丸みがないことは自覚していた。ただ祐樹も「女性らしさ」に対して一般的な男性が抱く性衝動は持ち合わせていないのは承知の上だったが――を開くと指に祐樹の放った真珠の白濁が滴っていく。
「熟した桃よりも綺麗ですね。あれはせいぜいが薄紅色なのに、聡の双丘は汗の雫も瑞々しい紅色に染まっていますし……。花園の中は濃い紅薔薇の花弁に真珠がしどけなく散らばっていて……。見るだけで私を天国に連れていってくださるほど素敵です。
それに花びらが台風の時の波のようにうねっているのは畏敬の念をも感じさせるほど綺麗です。
紅色の指……、それらを私の指だと思って……、もう少し奥まで挿れて下さいませんか。
普段よりも濃い花びらが、聡の細く長い指で開かれていくのも……、絶品です。
私だけが見ることの許された聖なる場所なので」
熱く低く唆すような感じの声に唯々諾々と従って――それに祐樹の視線は肌を焦がすような錯覚すら抱かされる――四本の指で大きく開いた。
「薔薇よりも紅い場所に真珠の雫がオレンジや紅い色に照り映えていて絶景ですね。
凝った蕾……寂しそうに震えているので、そちらも是非……」
自分が敢えて触れないようにしていた「最も」弱い場所だったが、この世と引き換えにしても良いと思い定めた祐樹の言葉には逆らえない。
「あっ……。ココはっ……。
尖りもさらに……熱くなっているっ……」
大きな花火が頭の中で弾けたような目くるめく悦楽に上体が床に凭れかかる。床の適度な冷たさと硬さに胸の尖りの先端が小さな花火のように背筋を弾く。それに、この蕾への刺激は前へとダイレクトに響くので、床に淫らな水彩画を描く、ごく小さいものの。
「そろそろ聡の天国よりも悦い花園の中を訪れても構いませんか」
祐樹の声も切羽詰まった響きを僅かに奏でている。ただ、一々許可を求めてくる点に祐樹の愛情の深さを感じ取って自然と涙が零れた、悦楽への期待からではなくて。
「ゆ……祐樹……来て欲しっ……」
祐樹を求める声は――多分祐樹よりも切羽詰まっているハズなのに――自分の声とは思えないほど甘くて紅い阿片の夢にいるかのような悠然さというか陶酔の中に揺蕩う感じしか奏でていないのが不思議だった。
「あっ……んっ……。もっと強くっ……。そして激しく貫いて……欲しっ」
声よりも花園が切羽詰まって渇きを癒して欲しかったのか、祐樹がゆうるりと挿って来た瞬間に欲望の赴くまま声を上げた。
祐樹の愛情の硬い灼熱を濡れた音を立てて迎え入れながら。
その淫らな水音に心も身体も朝露を宿した花のように濡れて、そして満たされていく。
それに、最近は医局などでも……、聡の大輪の花の……ような笑顔を拝見出来て……。
それはそれでとても嬉しいのですが。
大粒の汗の煌めきを纏った……瑞々しさと……艶やかな大輪の薔薇よりも綺麗な……、そして硬い……蕾から一気に……咲き誇る紅色の瑞々しい大輪の……薔薇に似たお顔を……拝見出来るのは……私だけだと思うと……よりいっそう……」
上り詰めた直後で息が整っていない祐樹の途切れ途切れの低く甘い声が鼓膜を紅色に染めていく。
「こんな顔は……祐樹にしか……見せない……これまでも……、そしてこれからも……。あっ……」
まだ熱く甘い呼吸が愛の交歓の余韻で途切れ途切れにしか出せないのは自分も同じで、それでも必死に愛の言葉を唇に載せていると胸の尖りを強く弾かれて背中が撓ってしまう。
「普段よりも……感じて下さって……いるようですね。
今、花園の中が私を……包み込んだまま……波のように……うねりました……。
もともと、熱く厚いシルクのように……私を包み込んで……下さっている、奇跡のような花園の持ち主で……いらっしゃいましたけれど、今の動きは精緻さと淫靡さが更に……深化した感じです。
これは、聡の愛が深まったから……でしょうか……」
愛の交歓の後の戯れめいた感じで汗の雫で重くなって、そして水溶性のジェルで上げていた前髪が先程の行為のせいで額に落ちたのを掻き上げながら祐樹が自分の瞳だけを見詰めている。
それだけのことなのに未だ繋がっている場所は妖しく熱くうねり出すのを自覚してしまって耳まで紅く染まった。
正真正銘の祐樹との自分にとっては嬉しい青天の霹靂とも思えた「初夜」の日から、祐樹は自分の「その」場所を褒めていてくれたような気がする。
記憶力にいささかの自信はあったものの、まさかの初夜、しかもいきなりのことだったので受け入れることだけに夢中で後のことはほぼ覚えていない。
それに祐樹は――今の認識と大幅に異なって――「一夜限り」の関係を好んでいるようにも思えたので経験に乏しいと分かると興を削ぐのではないかと、必死で慣れているふうを装っていたのも事実だった。
「祐樹に対する愛情は深まりこそすれ、その逆はないと断言出来るし……。
もう二度と会えないと思い込んでいたからアメリカで初体験を済ませた時に相手の男性からそちらについての言及はなかったので、祐樹の身体と心を心ゆくまで味わいたいという、私の精神が花園にも影響しているだけだろう。
多分――いや、そんなことは誓ってしないが――他の男性相手だと、今祐樹を包み込んでいる花びら達も反応が全く異なることは請け合いだな……。
私の心と身体は――少なくともプライベートで――祐樹の愛を、いや祐樹の愛『だけ』を希求している。祐樹『のみ』に開かれた花園だし、祐樹の愛情の証しを注がれたせいで開花を遂げているのだろう……。
そう思えば、これも共同作業だな……。サ……ではなくて……共著の本と同じように……」
サイン会はまだ話していない。今話しても良かったが、祐樹の灼熱の楔が花園の奥処まで拓いているし、その上花園は長い間の祐樹の丹精を待ち焦がれたような、そして物足りなさを如実に訴えていて、話をするよりも身体で愛のコミュニュケーションをしたい気持ちの方が勝っていた。
「聡がアメリカで『そういう』行為をなさった時にお相手の――いえ、責めている積りは毛頭ないです――言葉というか感想を以前伺った時には半信半疑でしたが、二人の夜を重ねるにつれて如実に開花を遂げる肢体を実際味わってみて、本当だと確信致しました。
胸の尖りもそれほど愛していないというのにルビーよりも紅く硬く尖っていますからね。
宝石店の店員さんすら見たことがないという、ビジョンブラッドよりも紅くて、そして濃い光を煌めかせていらっしゃいますから、水晶の汗と相俟って」
祐樹の器用な指が側面部を右回りと左回りで強めに愛の仕草を加える度ごとに花園の中ではヒクリヒクリを熱く厚いベルベットが伸縮しているし、確かに祐樹の愛情の象徴を波のように微細に動いている。
「ゆ……祐樹……、もう一度……愛して……欲しっ……」
身体の甘いうねりとか熱い熱を嬉しく持て余しながら震える唇でせがんだ。紅色の切なさを伴った背筋を奔る花火のような悦楽に全身を撓らせながら。
「聡がそう仰るということは明日の業務に差し支えがないと自己判断なさっているのですよね?
だったら大歓迎です。繋がった場所がどんなに綺麗な紅色に、そして二度目ですので出入りを繰り返すと真珠の粒が滴り落ちていくかなども見られます。ここに鏡がないのは残念ですが……。
オ○クラのスイートルームにも大阪のホテルと同じくクローゼットの内部に姿見用の鏡が備え付けてあるでしょうし、普段よりも良い部屋を取るのでしたらクローゼット内部の鏡の大きさも期待できますね。
その『初夜』では聡の目でも確認して下さいね」
甘美な毒のような期待と羞恥心がせめぎ合うものの、祐樹に愛されている花園を自分の目で確かめたいという気持ちの方が勝った。
「分かった……。そうする……。
今度は、どのような愛の形で……あっ……んっ」
祐樹の灼熱の楔が一旦は解かれて、花園から溢れ出た真珠の粒がしどけなく開いた門から足の付け根から転がり落ちていくだけで鳥肌が立つほどの悦楽に身体が震える。
「後ろを向いて、膝でしなやかな肢体を支えて下さい。そして白桃のような双丘をご自分の手で開いて……」
祐樹の低く甘い声に思考が熱く麻痺したような感じで言われた通り床に低めに膝をついて、二つの谷――といっても女性のような丸みがないことは自覚していた。ただ祐樹も「女性らしさ」に対して一般的な男性が抱く性衝動は持ち合わせていないのは承知の上だったが――を開くと指に祐樹の放った真珠の白濁が滴っていく。
「熟した桃よりも綺麗ですね。あれはせいぜいが薄紅色なのに、聡の双丘は汗の雫も瑞々しい紅色に染まっていますし……。花園の中は濃い紅薔薇の花弁に真珠がしどけなく散らばっていて……。見るだけで私を天国に連れていってくださるほど素敵です。
それに花びらが台風の時の波のようにうねっているのは畏敬の念をも感じさせるほど綺麗です。
紅色の指……、それらを私の指だと思って……、もう少し奥まで挿れて下さいませんか。
普段よりも濃い花びらが、聡の細く長い指で開かれていくのも……、絶品です。
私だけが見ることの許された聖なる場所なので」
熱く低く唆すような感じの声に唯々諾々と従って――それに祐樹の視線は肌を焦がすような錯覚すら抱かされる――四本の指で大きく開いた。
「薔薇よりも紅い場所に真珠の雫がオレンジや紅い色に照り映えていて絶景ですね。
凝った蕾……寂しそうに震えているので、そちらも是非……」
自分が敢えて触れないようにしていた「最も」弱い場所だったが、この世と引き換えにしても良いと思い定めた祐樹の言葉には逆らえない。
「あっ……。ココはっ……。
尖りもさらに……熱くなっているっ……」
大きな花火が頭の中で弾けたような目くるめく悦楽に上体が床に凭れかかる。床の適度な冷たさと硬さに胸の尖りの先端が小さな花火のように背筋を弾く。それに、この蕾への刺激は前へとダイレクトに響くので、床に淫らな水彩画を描く、ごく小さいものの。
「そろそろ聡の天国よりも悦い花園の中を訪れても構いませんか」
祐樹の声も切羽詰まった響きを僅かに奏でている。ただ、一々許可を求めてくる点に祐樹の愛情の深さを感じ取って自然と涙が零れた、悦楽への期待からではなくて。
「ゆ……祐樹……来て欲しっ……」
祐樹を求める声は――多分祐樹よりも切羽詰まっているハズなのに――自分の声とは思えないほど甘くて紅い阿片の夢にいるかのような悠然さというか陶酔の中に揺蕩う感じしか奏でていないのが不思議だった。
「あっ……んっ……。もっと強くっ……。そして激しく貫いて……欲しっ」
声よりも花園が切羽詰まって渇きを癒して欲しかったのか、祐樹がゆうるりと挿って来た瞬間に欲望の赴くまま声を上げた。
祐樹の愛情の硬い灼熱を濡れた音を立てて迎え入れながら。
その淫らな水音に心も身体も朝露を宿した花のように濡れて、そして満たされていく。
リアバタに拍車がかかってしまいまして、出来る時にしか更新出来ませんが倒れない程度には頑張りたいと思いますので何卒ご理解頂けますようにお願い致します。
【お詫び】
リアル生活が多忙を極めておりまして、不定期更新になります。
更新を気長にお待ち下さると幸いです。
本当に申し訳ありません。
【お詫び】
リアル生活が多忙を極めておりまして、不定期更新になります。
更新を気長にお待ち下さると幸いです。
本当に申し訳ありません。
こうやま みか拝