最愛の人の極上の花園は祐樹の丹精込めた愛の交歓を重ねたせいで魔性を秘めた場所に変化している。
祐樹も一晩きりとか数か月程度の「職業・住所を明かさない」恋人は居た。しかし、そういう人に「放出するのが早い」と言われたことは皆無だった。
最愛の人の極上の花園の中に包まれると心地良すぎて持久力がなくなるという密かな悩みがあったし、実際に衝く動きは少ないうちに奥処に真珠の放埓をばら撒いてしまうのが常だった。
だからそれほど動いていないにも関わらず、何時間も衝いたような内壁の紅さと淫らな収縮が目の前に晒されて魅入られたように凝視してしまう。真珠の雨に濡れた大輪の紅い薔薇の花が風を受けていて、しかも真珠の粒が内壁の紅さを纏って煌めいている。
「ゆ……祐樹っ……そんなに見られたら……。それに、凝った場所……触れて欲しっ……」
濡れた甘い声と共に花園の内部が切なそうな動きをしている。
「聡の花園が……とても綺麗だったのでつい……。ココでしすよね……」
中指で凝った場所の先端部分を強く弾いた。
「ああっ……ゆう……祐樹っ……悦っっ……」
凝った場所を強く押すと、更に腰が高く上がっていく。しかもシーツに押し付けられている上半身が揺らめいているのは固く尖った二つの尖りの甘い熱を逃がそうとしているのか、または逆に尖りに刺激を欲して動いているのかの二択だろう。何となく後者のように思えるが。
前に手を伸ばして確かめると育ち切った先端部分は濡れそぼっていたし。
「指だけで良いのですか……。もっと熱くて、大きい物で衝いた方が良いですか?」
凝った蕾を二本の指で挟んで先端部分を潰す勢いで押した。
「ああっ……ゆ……祐樹っ……頭の中でっ……紅い花火がっ……続けてっ……爆ぜてっ……いてっ……。快楽のっ……大波にっ……もみくちゃにされて……いるようでっ……」
純白のシーツの波の中を紅い素肌がヒクリヒクリと跳ねている。真珠の放埓をばら撒いた気配がないので乾いた絶頂が続いているのだろう。
「祐樹のっ……熱くてっ……確かなっ……大きさが……欲しっ……」
純白の枕を縋るように掴んだ紅色の長く細い指も悦楽に震えていてとても艶っぽい。
「良いですよ……どんな体勢で責められたいですか……」
祐樹の指で開いた花園の門から真珠の放埓が溢れ出ていて、紅色の滑らかな素肌に真珠の細い川を作っている。
硬く尖った蕾を更に強く摘まんで先端部分はスイッチを押す感じで愛した。その三本の指も熱くて厚いシルクが包み込んでは強く弱く伸縮してくれている。そんな動きを祐樹の最も敏感な場所で感じたいと切実に思った。
「んっ……具体的にはっ……。祐樹がっ……したいように……挿れてくれれば……それで……充分っ……満足だがっ……」
濡れて艶やかな声が切れ切れに響いて白いシーツに紅色の愛の花を咲かせているような感じだった。
「出来れば、聡のお顔が見ることの出来る形で交わりたいです……」
祐樹も最愛の人の艶やか過ぎる様子を見てとっくに反応している物を布から出しながらベッドから下りて絨毯の上に座った。
「こちらにいらして下さい。私の太ももの上に足を載せる形で……」
シーツの波から濡れた艶やかな肢体が急いたような感じですらりと床へと移動してきた。その仕草も艶やかな猫のような優雅さと気品に満ちている。あんなに感じていたのに、一連の流れは高貴なエレガントさしか感じない。
「肩でも首でも良いですので……手をついて支えてください。そして聡のしどけなく開いた花園の門を此処に当てて……」
祐樹の漲ったモノを指し示した。
「分かった……」
最愛の人の重さが祐樹の太ももの上に乗ってきた、それだけで充分心地よい。切羽詰まった感じで花園の門が祐樹の屹立に当てられて、淫らで無垢な音を立てて飲み込んで行く。
「ああっ……とてもっ……悦っ……」
汗の雫のせいで最愛の人の素肌には真っ赤な紅葉の葉が宿っているのも紅色の素肌を引き立ててくれている。先端部分に凝った部分が当たって更なる快楽を覚えた。
「奥処に迎え入れて下さっても良いですし、この凝った蕾の部分が先端部分で衝くような動きをなさっても構いませんよ……」
そう唆すように告げてから紅い耳朶を甘く噛んだ。同時にルビーの蠱惑に満ちた二つの尖りを爪で強く弾く。
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