腐女子の小説部屋

創作BL小説を綴っています。ご理解の有る方【18歳以上】のみ歓迎致します

ショーから始まる恋もある 117




「ああ……んっ!小指だけじゃなくってさ……。もっと身体全部触ってよぉっ……。
 ほら、ココとかっ……」
 絡めた小指を上下にねっとりとした感じでスライドさせて、可憐に立ったピンク色の乳首を誇示するように胸を張っている扇情的な痴態とか、何も触っていないのに――薬のせいもあるのだろうが、ユキの若さだと一度達してもすぐに回復するのだろうユキの下腹部にも花の芯のようなモノが先端から雫をたくさん滴らせながら臨戦態勢に入っている。
 据え膳食わぬは……みたいなことは良く聞くが、据え膳どころか匠の技が冴え切ったホカホカと湯気が立った料理の銀の蓋がウエイターの手で開けられて「さあ、召し上がれ」という銀の鈴でも振られたような感じだった。
 オレ的にはユキの身体とか顔――もちろん好みのタイプではあったが――見事的中という感じではなくて、むしろユキの腹を括った時の潔さとか緊急事態になった時の賢さとか感情ではなくて理知的に行動する点の方こそユキの素晴らしい美点だと思っていた。
 ただ、二丁目の行きつけの「そういう」バーにふらりと入ってユキから誘いを掛けて来たとかだったらベッドを共にする程度の好みではあった。付き合うかどうかは身体の相性とか性格とかを見てから決めるだろうが。
 ただ、今のユキは薬で――しかもユキの意に反して摂取させられたのだから本意ではないだろう――そもそもユキの意識というか理性は薬でぶっ飛んでいる状態なのは分かっている。
 だから目の前のユキの身体が「さあ、召し上がれ」と言わんばかりに熟していたとしても手を出すわけにはいかない。
 ただ、ユキの痴態を見ているとオレの理性の糸がプツンと切れてしまいそうな気がしたのも確かだった。
 しかし、この薬で高められた状態で致してしまうのも新田先生からはキツく止められているし、オレが理性の糸を断ち切って最後までしてしまうとその快楽が身体に染み込んでしまうだろうことも容易に想像出来た。
 たかが――といっては何だかぶっちゃけそうだろう――小指を絡めただけで全身が紅色に染まってゆらゆらと花のように陽炎のように揺れている、しかも物欲しそうな感じだ。
 小指を絡めただけですら――なんでも手はどんな感触でも取り込み易い場所だと聞いたことがあるし、普段の生活でも熱いとか痛いとかを感じる点のようなものは背中とかよりもたくさん点在しているらしい――こんなになってしまうユキの身体のもっと弱いところを刺激すればオレの辛うじて保っている理性がそれこそ真夏の太陽に照らされた水のように蒸発してしまうような痴態を晒すことも想像に難くない。
 だから、心を鬼にして手錠と足かせを片方ずつ手ごろなラックに固定した。このような準備をしてくれたのは病院の救急車の運転手兼メンズナースで、彼には本当に感謝していた。
 オレ一人だといつユキが目覚めるかとか目を離したらヤバいと思って気もそぞろだったに違いないのだから。
 新田先生もオレ一人では――これが先生ご推薦の厚労省だったかの施設とか広尾の病院の豪華な座敷牢の中ならともかく、そういう設備もなければそもそもそんな用途で建築されたマンションでもないことくらいは新田先生ほど賢くなくても当然予想は付くだろう。
 だから単に運転者ではなくてナースの資格も持っている彼に頼んでくれたのだろうな……と思った。
「ああっ……気持ち……イイよぉっ」
 ユキが両の乳首をギュッと抓っては弾くという行為を繰り返している。
 その度ごとに床に投げ出した足の指が丸まっていたし、瑞々しい花の芯のようなユキの可憐なピンク色の欲情の象徴が弾けそうに震えていた。もちろん先端からはタラタラと雫を零していたし。
 ユキがギュッと抓っては弾いている乳首は真っ赤になってぷっくりと膨れていた。
 その様子も物凄くクルものが有ったが、ユキの割と長い手錠のチェーン(?)からは絶対に届かないところに佇んでいた。
 男の看護師がユキを見てくれている間に買ってきたコンビニの袋の中からカ〇リーメイトを取り出して、食欲など皆無だったが無理やりに胃に入れることにした。
 ただ、ビスケット状なので飲み物がなければ喉を詰まらせてしまいそうになって慌てて先ほどユキが飲んでいた飲み物の残りをペットボトルから直接飲んだ。
 何だか普段よりも体に浸透するような感じだったのも、栄養補助食品(だったと思う)のせいではなくて、自覚症状がないままにかなり緊張していたのだろう、精神が。
 今は精神力が勝っているような気がしたが、約二日間の長丁場だ。
 精神力もそうだが、体力もなるべく温存しておかなければならないなと思いながら、ユキが紅色の茎を親指と人差し指で輪っかを作って根元から先端部分まで扱いている。
 そして人差し指と薬指で二つの瑞々しい果実を擦り合わせていて、残った指は傘の部分をキュという感じで回している。先端部分から大粒の雫を零しているので、部屋の中には湿った音と微かな擦る音がこもっている。
「リョウさん……。ここにっ……挿れ……て」
 手錠をかけた方の指がユキの紅に染まったお尻の穴を開いている。
 その鮮やかなピンク色に理性がガラガラと音を立てて崩れていっているのを自覚した。

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気分は下剋上 公認カップル騒動 3

「美味しいです。英語を――大学入試の時に読まされたお堅い文章ではなくて、今習っている日常英語の方が顕著ですけれど――セックスの時に使う言葉と飲食をする時の言葉って物凄く似ていますよね。
 こうやって口づけを交わしながら甘い物――と言っても私レベルでは充分甘いのですが、この香ばしい香りとかしっとりとした甘さが際立つバター生地をお互いの口の中で分け合って食べているとアメリカ人だか英国人だかが性と食を同一視しているのが実感として分かります。日本語だと全然別物ですからね……」
 最愛の人はバターの香りを纏った吐息とルージュを塗ったような紅色の艶やかな唇に花よりも綺麗な笑みを浮かべていた。
「イギリス英語ではあまりそういう言い回しがないのでアメリカ英語が語源だろうな。
 まあ、イギリス英語の方がお上品な言葉ばかりが残っているので……。もしかしたら口語的な言い回しは有ったのかもしれないな……。
 正妻が愛人に寛容というのも割と珍しいのだろう?
 暇な時にテレビをつけながら家事をしている時だったかな?正妻が愛人のところに物凄く気合の入った服装とお化粧で乗り込んで『この泥棒猫!!』とか言って罵っているのは見た覚えがある。どっちが正解なのだろう……」
 祐樹最愛の人は心の底から不思議そうな表情を浮かべている。
 確かにこの人なら――と言っても正式なパートナー認定を貰うメリットも感じていないようだったが、もし乗り気ならば二人して役所に行っても良いなと思っていた。そんな契約(?)を結んでいたら「正妻」の立場のハズなので強気に出ても全然構わないポジションになると祐樹的には思うのが、強気に出るも何も何だか黙って身を引きそうで怖い――仕事にまつわることにはライバル心を持ってもいるし、自分に矜持を持っている。もちろん、実績に裏打ちされたものなので外科医なら誰しもが認める秀逸過ぎるメス捌きなことも間違いはない。しかしプライベートでは全くといって良いほど自信がないというのが痛しかゆしだと思ってしまう。
 恵まれた容姿は祐樹のストライクゾーンにドンピシャで的中してはいる。しかし、それを鼻にかけるタイプだとここまで好きにはなっていないと思う、我ながら勝手だとは思うが。
 そして、それほど世間のことにも人間にも興味がないのも一緒に過ごしていると分かってきた。まあ、最近は次期病院長候補として出馬の意向を固めてくれたこともあって同僚でもある教授とかその下の准教授、そして影の発言力が有るナース数人を観察していることは知っている。ただ、祐樹最愛の人はそういう「観察」も動物学者が対象動物を観るのと同様な視点のような気がする。だから、動物の内心までは人間には分からないのと同様に最愛の人は人間の気持ちにはある意味鈍感だとも。
「ああ、そのドラマは一応観ましたよ?ほら貴方が録画しておいてくださいましたから。
 最新版も出来ているそうですが、あいにくそっちは未だ観ていない……という点は一緒のハズなのでまたこうした休日のお家デートの時に一緒に観ましょうね。
 あの産婦人科医――今では訴訟リスクの方が多い上に激務かつ休みが取れないし、少子高齢化の時代なので子供が生まれるのも減っていますよね。だからあんなに儲からないと思います。
 ま、原作の頃は団塊の世代の出産ラッシュだったこととか、今よりも医師の権威が強かった時代ですのでああいう札束がバンバン出てくるような経営が出来たのだと思います。
 森技官の実家が笑えることに代々産婦人科だと聞いていますが、彼のお父様よりもお祖父様の方が正直儲かっていたと思います。
 ただ、ああいう金離れの良いお客というのは高確率で女性遊びも派手だったと思いますので、そういう意味で教授夫人になった産婦人科の令嬢もそういう女遊びが派手な父親を見て育ったのではないでしょうか?
 愛人を蛇蝎のように嫌う人も居れば、ガン無視をして過ごす女性も居るのでしょう。
 そういう『さばけた』家庭環境で育ったのでは?ほら『浮気は男の甲斐性だ』とか昔は言ったようですから。
 そういう意味では教授夫人になった産婦人科の院長令嬢はある意味賢いのだと思います。
 夫の真の意思を汲んで最後に会わせたいと判断したのでしょう。
 まあ、公認のパートナーになれば貴方だって『この泥棒猫』とか言う資格は持てますよ。
 あ、念のために言っておきますが、私は浮気なんて絶対にしないです。
 その点は貴方も信頼して頂けていますよね?」
 最愛の人は花よりも綺麗な笑みを咲かせた笑みを浮かべてくれた。涼しげな眼差しも深山に人知れず存在するような清浄な泉のような煌めきを放っている。何だか揺るぎのない瞳の落ち着いた光のような感じだった。
 祐樹最愛の人もかなり信じてくれるようになったな……とは思ったが、基本的に悲観的に物事を考えるタイプなので時々は言葉に出して伝えないといけないことも大切だろう。
「その点は信じている。
 しかし、祐樹が私以外の人と『そういう』関係になったとしたら……」
 室内着にしている薄いニットは襟ぐりが深くて、若干華奢な肩が微かに震えていた。
 その肩に安心させるように手を置いてトントンと叩いた。
「万が一にもないとは思いますが……。
 まあ、そうなった時には貴方の場合自分から身を引いてしまうタイプでしょう?
 そういう意味ではパートナーとして市とかに認定してもらう方が良いような気がしたのですが?」
 最愛の人を安心させるように緩い笑みを浮かべて湖水を彷彿とさせる涼しげな瞳を、だだじっと見つめた。




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現在ノベルバ様で「下剋上」シリーズのスピンオフ作品を書いております。

もし、読みたいという方は是非!!
こちらでもお待ちしております。

https://novelba.com/publish/works/884955/episodes/9398607
↑ ↑

すみません!試したらノベルバ様のトップページにしか飛べなかったので、「こうやまみか」と検索して頂ければと思います!!

最近、アプリの不具合かノベルバ様から更新通知が来ないのです……。
基本的にこちらのブログを更新した日は何かしら更新しておりますので、読んで頂ければ幸いです。










最後まで読んで下さって有難うございます。

母が倒れてから早いものでもう一か月になりました。バタバタっと日が経った感じしかしませんが、心も体も疲れているようなので……更新はマチマチになります。申し訳ないですが何卒ご容赦・ご寛恕ください。

今日も多分一話だと思います。
         こうやま みか


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気分は下剋上 公認カップル騒動 2

「これ……ワイロというか袖の下です」
 以前は普通に座って同じ皿からそれぞれ好きな物を取って食べるのが「日常」だったが、そういう手作りというか恋人の余韻の残るモノが好な人なのも分かっているので、何とか口を割らそうとした。といっても警察とかがする「自供」みたいなものではなくてあくまで恋人達の睦言というか愛の時間に相応しい条件だと思うが。。
 最愛の人と出会う前の祐樹は手編みのマフラーとかそういう系の手間がかかってそうな物は「怨念とか情念がこもっていそうで嫌」だと思っていたが、生涯に亘って共にするパートナーになってくれる最愛の人の場合は全く別問題だ。
 手編みのマフラーを貰った時には心の底から嬉しかったし。完成度もそこいらのブランド品のお店に陳列されているのと変わらないクオリティだった。最愛の人は何だか恐る恐るといった感じで差し出してくれたが、あんなに完成度が高くなくても喜んで受け取っただろうし病院にも巻いていったと思う。
 ただ、久米先生とかは「そのマフラー素敵ですね。どこのブランドですか?色違いで買おうかなって思います」とか言ってくれたが。
 焼きティラミスの香ばしい香りと割と脆い――まあ、洋菓子でもフィナンシェとかと同じ分類に入るのだからクッキーみたいに硬い方が問題だろうが――生地を唇に挟んで一口だけ食べてから、最愛の人のやや薄い唇へと近づける。怜悧な印象を裏切らない引き締まった唇だが、二人きりでゆったりと過ごす休日なだけにほんのりと薄紅色に染まっているのも「祐樹にしか見せない」表情なのでそれはそれで嬉しい。
「焼きティラミスも美味しいですけれど、貴方の唇から味わうと天上の美味もかくや……といった感じですよね……」
 最愛の人の薄紅色の唇が紅を刷いたように綺麗に色付いている。
 しかも花の咲いたような笑みを浮かべているのも最高に綺麗だった。
 香ばしさとほんのり甘いキスを交わして二人で一つの焼き菓子を食べていると本当に愛されているのだな……と実感出来て嬉しい。
「祐樹の唇や歯で味付けされたのを食せただけで幸せだ」
――唾液ならともかく唇や歯に味などないことはこの際、言及しないことにしよう――
「充分過ぎるほどの賄賂を貰ったので、なんでも答える?いや、充分ではないかも……」
 賄賂は通じなかったかな?と内心で思っていると、最愛の人の頬が薄紅色に染まっている。
「時間が取れなくて――愛の行為の方がご無沙汰だっただろう?
 だから、私が白状する代わりに愛して欲しい、な」
 キスを終えてそう告げる最愛の人は食べてしまいたいほど愛おしい。
 自分でも満面の笑みを浮かべて「ええ、良いですよ?」と紅色に染まった耳朶に囁いた、取って置きの甘くて低い声で。
「パートナー制度は一応調べてみたが、メリットがあるのは病院くらいだろう?
 『披露宴』は既に済ましたし、その前だな、柏木先生の結婚式に行った時に誰も居ないホテルのチャペルで愛を誓ってくれただろう?だからそれで充分だし、金銭的なことは特に問題視していない。
 最も恐れる事態は祐樹に万が一のことが有った時なのだが、救急搬送される病院には――少なくとも京都とか大阪、そして東京一帯の大病院には厚労省繋がりの医師が必ず居るので――こっそり入れてくれると思う。
 それでなくとも森技官情報では婚姻届けを出していない内縁関係―-と法律用語で言うらしいが――だけの彼氏さんがあまりにもモンスターペイシェントらしくてカルテまで開示した例なども多いらしいし。
 私の場合は森技官の招聘が怪我の功名というか、第一線で働いている錚々たる医師と知り合いになったし、こっそり入れてくれると思う。
「大切な部下だから」と言ったら大丈夫だろうと思うのだが甘いか?」
 錚々たると言っても、あくまでも日本という狭い世界だが、確かに医師が許可すれば割となんでも聞いてくれるのも現状だった。
「最愛の人の考えが甘いとは思えないですね。貴方ならこっそり入れて貰える救急救命センターもたくさん有ると思いますので」
 しかも、最愛の人はそういう医師達の憧れの的なので――それはそうだろう、何しろ祐樹が厚労省に「悪い虫」が付かないように牽制も込めて付いて行っているので知っているが――厚労省御用達の日本一の最高学府の人間が多いが、それでも「香川教授の手技を毎日見ることが出来て本当に羨ましいです」と目を輝かせながら言われることは度々あった。
 確かに祐樹最愛の人なら本来は家族とその病院の医師や看護師しか立ち入れないところにも入ることが許されるような気がする。
 祐樹の母が間に合わなくても医師の裁量によって。
 その人望の厚さを忘れていた。
「それに、最新版の『白い巨〇』ではなくて、長いターム(?)で放映していたドラマでは、物分かりの良い正妻さんが、こっそり愛人を病室に入れていた。もう手の施しようもないステージ4のガンだったと分かった時点で『最後のお別れ』みたいに……。
 そういうのは別にパートナー制度を使わなくても出来ると思わないか?
 それに、祐樹は私がずっと以前に言っていた『形のないものは信じない』という言葉を気にしてくれているのだろうが、これだけ愛されているという実感とか魂が繋がっているような気分になれた今は『形のない』とも思わないし……」
 大輪の紅薔薇が咲くように微笑む最愛の人の唇に唇を重ねた。
 微かにコーヒーと焼きティラミスが香る口づけの味はどんなお酒よりも祐樹の心を酩酊させるような気がした。


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やはり、心身ともに疲れているようでしてPCに向かって小説を書こうと思いつつベッドに入ってしまいます。
もう少しで49日なのですが、することが山積みで……。

ブログ毎日更新したいのですが、誠に申し訳ありません!限界なんで寝ます。。。

              こうやま みか



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